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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100558R

有価証券報告書抜粋 日本特殊塗料株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、年度前半は消費税率引き上げの影響等により落ち込みが見られましたが、その後の原油価格の下落や円安を背景に企業業績の改善が見られ、緩やかながら回復基調となりました。一方、円安による輸入コストの増加や新興国経済の下振れリスクなど、企業を取り巻く経営環境は依然として先行き不透明感が残る状況になっております。
このような状況のもと、当社グループでは、市場・顧客ニーズに適応した製品開発と新規顧客の開拓など販売活動を強化するとともに、生産能力の増強、原価改善、生産性の向上など収益改善に取り組んでまいりました。
これらの結果、当連結会計年度における売上高は、自動車製品関連事業は国内外の受注が堅調に伸びた一方、塗料関連事業は需要が減少したことで395億7千万円(前期比0.5%増)となりました。
損益面につきましては、原材料価格の下落やコスト削減による原価改善等により営業利益は16億2千9百万円(前期比25.0%増)、経常利益は円安や持分法による投資利益の増加で40億3千6百万円(前期比21.3%増)、当期純利益は30億2千9百万円(前期比11.7%増)となりました。

前年同期との比較については、以下のとおりとなっております。

売上高
(百万円)
営業利益
(百万円)
経常利益
(百万円)
当期純利益
(百万円)
当連結会計年度39,5701,6294,0363,029
前連結会計年度39,3911,3033,3282,712
増減率(%)0.5 %25.0 %21.3 %11.7 %


セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
① 塗料関連事業
当セグメントの業績につきましては、消費税率引き上げに伴う消費の落ち込みや年度前半での天候不順の影響を受け、売上高は前年同期を下回りました。
品種別売上高につきましては、建築・構築物用塗料では、床用塗料は塗り替え需要増により前期比2.9%増加しましたが、防水用塗料は前期比1.3%減少、屋根用塗料は前期比18.6%減少しました。
航空機用塗料は、機体塗り替え需要の下支えにより前期比15.7%と大きく増加しました。一方、工事売上の集合住宅大規模改修工事は、消費税増税の駆け込み需要反動減の影響を受け前期比30.5%と大きく減少しました。
この結果、当セグメントの売上高は146億7千万円(前期比12.8%減)、セグメント利益は4億8千8百万円(前期比29.7%減)となりました。

② 自動車製品関連事業
当セグメントの業績につきましては、乗用車生産台数が堅調に推移したことから国内外での受注増加により、売上高は前年同期を上回り、利益面でも大きく改善しました。
品種別売上高につきましては、制振材は前期比2.9%、防錆塗料は前期比6.5%、吸・遮音材は前期比11.8%とそれぞれ増加しました。また、その他売上についても原材料輸出、金型売上等により前期比22.7%増加しました。
この結果、当セグメントの売上高は248億8千3百万円(前期比10.4%増)、セグメント利益は11億3千3百万円(前期比87.9%増)となりました。


③ その他
保険代理業の売上高は1千6百万円(前期比19.0%増)、セグメント利益は7百万円(前期比42.3%増)となりました。

(注)各セグメントの売上高は、セグメント間の内部売上高消去後の数値を記載しております。

(2) キャッシュ・フロ-の状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ9千2百万円減少し、46億1千7百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金は、31億2千6百万円の収入(前期比5千4百万円の減少)となりました。この主な要因は、減価償却費16億7千6百万円、仕入債務の減少5億5千7百万円、利息及び配当金の受取額15億7百万円、法人税等の支払額9億1千5百万円によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金は、26億5千1百万円の支出(前期比7億7千4百万円の増加)となりました。この主な要因は、有形固定資産の取得による支出21億6千7百万円、関係会社株式の取得による支出2億6千2百万円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金は、6億8千6百万円の支出(前期比2億1千万円の増加)となりました。この主な要因は、長期借入れによる収入9億8千1百万円、長期借入金の返済による支出13億5千2百万円、配当金の支払額2億6千4百万円によるものです。

当社グループのキャッシュ・フロ-指標のトレンドは下記のとおりであります。
2013年3月期2014年3月期2015年3月期
自己資本比率(%)53.453.656.2
時価ベ-スの自己資本比率(%)21.928.231.9
キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)2.71.51.4
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)21.945.645.6

自己資本比率=自己資本/総資産
時価ベ-スの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャシュ・フロ-
インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャシュ・フロ-/利払い
(注)1 各指標は、いずれも連結ベ-スの財務数値により算出しております。
2 株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。
3 キャッシュ・フロ-は、連結キャッシュ・フロ-計算書の営業キャッシュ・フロ-を使用しております。
4 有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。また、利払いにつきましては、連結キャッシュ・フロ-計算書の利息の支払額を使用しております。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00900] S100558R)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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