有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10051QR
株式会社ソケッツ 事業の内容 (2015年3月期)
当社グループ(当社及び当社グループの関係会社)は、当社(株式会社ソケッツ)及び連結子会社の株式会社T.C.FACTORY(以下、「TCF」といいます)並びに持分法適用関連会社である株式会社CSマーケティング(以下、「CSM」といいます)の3社であります。
当社グループは、音楽、映像、書籍、人名等のデータベースを開発し、それらを活用したサービスを、主にスマートフォン及びPC向けにアプリケーションの開発と組み合わせたサービスの仕組み(サービスのプラットフォーム)とサービスの開発と提供を行っております。具体的には、音楽、映像、書籍等のメディア検索サービス、おすすめ紹介サービス及びストリーミング関連サービス等、モバイルを中心としたインターネットサービスやその仕組みの開発・運営を提供しております。
サービスライン別では、主に通信事業者及びEC取引事業者との協力関係のもと、ユーザーに対してメディア検索サービス、おすすめ紹介サービス、ストリーミングサービス及びデータベースの開発やサービス運営等を通じて提供する「B to B to C」モデルのメディアビジネスと、女性を中心としたユーザーに対して通信事業者の公式サイトを通じてモバイルサービスを提供する「B to C」モデルのコンテンツビジネスになります。いずれにおいても、作品の情報及びユーザーの利用履歴等のデータベースを活用したサービス提供に特徴があります。
それらのより詳しい内容は、以下のとおりとなっております。
なお、当社グループは単一セグメントとしていますので、サービスライン別に記載しております。
(1)メディアビジネスについて
当社グループのメディアビジネスにおける現在の主力サービスは、作品(音楽・映像・書籍等)に特化した携帯電話及びスマートフォン上でのメディア検索関連サービス、ストリーミング関連サービスであります。「メディア検索関連サービス」とは、音楽や映像、書籍等の作品を知る・探す・購入するために最適化された検索サービスを指し、一般の総合検索サービスに比べてその情報量は限られるものの、「作品情報中心」(提供する情報を、例えば音楽であればアーティスト名・曲名や楽曲ごとの音楽的な特徴や曲のテーマ性等の作品を特徴づけるデータに絞っていること)とした情報の詳細な整理により、ユーザーが音楽や映像、書籍等の購買やレコメンド(おすすめ)情報を、より分かりやすく、簡単にかつジャンル横断的に知ることを可能とします。また、ユーザーが興味を持った作品を購入するためのサイトに誘導し、結果として購入率が高まるという特徴があります。また、「ストリーミング関連サービス」とは、インターネットを活用した放送型サービスを指し、ユーザーの気分やシチュエーション等に合わせて選曲された曲を、いつでもどこでも聞くことができるLIFE’s radio(以下、「ライフズ」といいます)や、全国FMラジオをどの地域からもインターネット経由で聴くことができるサービス等を実現しております。
当社グループのメディア検索関連サービスは、現在、KDDI株式会社及び株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモに対して、ストリーミング関連サービスは、主にKDDI株式会社と協業にて提供しており、ユーザーに対しては両社を通じたサービスとして提供されています。
当社グループが現在提供している主なサービスには以下のものがあります。
これらのサービスは、主に、以下の要素で構成されています。
①サービスを実現するための携帯電話及びスマートフォン端末へのアプリケーションの開発
当社グループは、当該サービスに必要な携帯電話及びスマートフォン端末側での検索・通信・再生アプリケーション等のソフトウェアの開発を行っており、これらのアプリケーションを「メディアサービスアプリケーション(MSAP)」と総称しております。「メディアサービスアプリケーション」は、携帯電話及びスマートフォン上で音楽・映像等の作品を検索・再生・視聴するだけでなく、通信機能を活用して、検索・再生・視聴しながら多様な関連情報を取得することができます。
これに係る収入は、主に通信事業者やメディアサービス企業からの開発収入であり、アプリケーション開発に関する対価になります。案件毎に内容や規模に応じて決定します。なお、MSDBと連携するクライアントモジュールやUIモジュールについては、ライセンス収入となります。
②音楽や映像等の作品(コンテンツ)とユーザープロファイル(ユーザーの作品検索履歴等)に特化したデータベースの構築・運用
当社グループでは、メディア検索サービス、おすすめ紹介サービス及びストリーミング関連サービスのためのデータベースの構築・運用を行っており、当該データベース及びその関連機能を総称して「メディアサービスデータベース」(MSDB)(注1)と呼称しています。MSDBには、ひとつの作品を様々な角度(要素)から検索したり、音楽・映像・書籍等のジャンル横断型レコメンド情報サービスが可能となるメタデータを蓄積しているほか、ユーザーの検索履歴及びその解析データをユーザープロファイルのデータベースとして蓄積しています。MSDBを利用することで、個々のユーザーに対する情報提供(検索結果、レコメンド情報等)を可能としています。
これに係る収入は、主に通信事業者やメディアサービス企業からのライセンス収入があります。
③データベースとストリーミングを活用して実現するサービスの提供・運用・保守
当社グループでは、上述のアプリケーションやデータベースを活用し、メディア検索やストリーミング関連を中心としたサービスの開発、運営・保守を行っております。このアプリケーション開発やサーバー等のインフラ開発、そしてデータベースの構築、サービスの開発・運営までを全て当社グループにて提供できる点に特徴があります。
これに係る収入は、通信事業者からの開発収入、運用・保守収入、利用者からの課金収入、視聴数等に応じて決定する広告収入などがあります。
(注1)「MSDB」(メディアサービスデータベース)
MSDBは、以下の要素にて構成されております。
1.音楽・映像・書籍等の作品(コンテンツ)のメタデータとして、特徴情報を当社独自に付与し、当社で独自ID(作品毎の固有識別コード)である「MSID」で整理した「統合コンテンツデータベース」
2.当社開発のアプリケーションやウェブブラウザを通じた検索機能やレコメンド機能、広告機能等を実現するための「機能モジュール群」
3.サービス利用履歴の蓄積・解析による「ユーザープロファイルデータベース」
以上によって構成された音楽・映像・書籍等の作品を検索やレコメンドなどでユーザーに紹介するサービスのためのサーバー側フレームワークの総称であり、当社のMSDBをライセンス提供することにより、通信事業者やメディアサービス企業は、サイトの魅力を向上させ、購買機会を増加させる効果があります。
4.APIの提供等、マルチサービス、マルチデバイスへの展開と、特定のサービスに依存しないための仕組みとしてサービス基盤であるコア部分とインターフェース側部分をより意識した構成となっております。
5.ユーザーが通信事業者等の提供するサービスを利用する際の、ユーザーと当社MSDBの関係をイメージ図にすると以下のようになります。
[ユーザーと当社MSDBの関係図]
[メディアビジネスにおける事業系統図]
(2)コンテンツビジネスについて
当社グループのコンテンツビジネスは、主に携帯電話及びスマートフォン向けのモバイルサービスの開発・提供等を行なっています。主なサービスとしては、20歳代~30歳代前半の女性ユーザーをメインターゲットとし有料にて提供しているモバイルサービス「デコガール」等があります。当社グループが提供する主なサービスは、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモのiモード・SPモード、KDDI株式会社のEZweb及びauスマートパス、ソフトバンクモバイル株式会社のYahoo!ケータイの有料公式コンテンツとして提供されています。ユーザーへの課金、情報料の回収代行は各通信事業者が行っており、当社グループは各通信事業者へ回収代行手数料を支払っております。
コンテンツビジネスにおける主要サービスの概要は以下のとおりとなっております。
※2015年5月末時点の料金を記載しております。
[コンテンツビジネスにおける事業系統図]
当社グループは、音楽、映像、書籍、人名等のデータベースを開発し、それらを活用したサービスを、主にスマートフォン及びPC向けにアプリケーションの開発と組み合わせたサービスの仕組み(サービスのプラットフォーム)とサービスの開発と提供を行っております。具体的には、音楽、映像、書籍等のメディア検索サービス、おすすめ紹介サービス及びストリーミング関連サービス等、モバイルを中心としたインターネットサービスやその仕組みの開発・運営を提供しております。
サービスライン別では、主に通信事業者及びEC取引事業者との協力関係のもと、ユーザーに対してメディア検索サービス、おすすめ紹介サービス、ストリーミングサービス及びデータベースの開発やサービス運営等を通じて提供する「B to B to C」モデルのメディアビジネスと、女性を中心としたユーザーに対して通信事業者の公式サイトを通じてモバイルサービスを提供する「B to C」モデルのコンテンツビジネスになります。いずれにおいても、作品の情報及びユーザーの利用履歴等のデータベースを活用したサービス提供に特徴があります。
それらのより詳しい内容は、以下のとおりとなっております。
なお、当社グループは単一セグメントとしていますので、サービスライン別に記載しております。
(1)メディアビジネスについて
当社グループのメディアビジネスにおける現在の主力サービスは、作品(音楽・映像・書籍等)に特化した携帯電話及びスマートフォン上でのメディア検索関連サービス、ストリーミング関連サービスであります。「メディア検索関連サービス」とは、音楽や映像、書籍等の作品を知る・探す・購入するために最適化された検索サービスを指し、一般の総合検索サービスに比べてその情報量は限られるものの、「作品情報中心」(提供する情報を、例えば音楽であればアーティスト名・曲名や楽曲ごとの音楽的な特徴や曲のテーマ性等の作品を特徴づけるデータに絞っていること)とした情報の詳細な整理により、ユーザーが音楽や映像、書籍等の購買やレコメンド(おすすめ)情報を、より分かりやすく、簡単にかつジャンル横断的に知ることを可能とします。また、ユーザーが興味を持った作品を購入するためのサイトに誘導し、結果として購入率が高まるという特徴があります。また、「ストリーミング関連サービス」とは、インターネットを活用した放送型サービスを指し、ユーザーの気分やシチュエーション等に合わせて選曲された曲を、いつでもどこでも聞くことができるLIFE’s radio(以下、「ライフズ」といいます)や、全国FMラジオをどの地域からもインターネット経由で聴くことができるサービス等を実現しております。
当社グループのメディア検索関連サービスは、現在、KDDI株式会社及び株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモに対して、ストリーミング関連サービスは、主にKDDI株式会社と協業にて提供しており、ユーザーに対しては両社を通じたサービスとして提供されています。
当社グループが現在提供している主なサービスには以下のものがあります。
主要サービス (サービス開始年月) | 内容 |
音楽検索サービス (2006年1月) | 音楽作品を対象とした音楽専門検索サービスです。アーティスト、曲名、歌詞のみならず、ユーザーの気分、曲調、イメージ、楽器、声質、奏法等独自で定義した作品メタデータ(作品に付随する情報や特徴づけ)を活用したフリーワードでの検索機能とデジタルコンテンツへの簡単な購入導線が特徴です。また、アプリケーションによる音声データの取り込み等携帯電話及びスマートフォンの内部機能を利用した検索機能等を実現しています。 |
書籍検索サービス (2008年10月) | 電子書籍及び一般書籍を対象とした専門検索サービスです。独自で定義している作品のキーワードなどの特徴情報やシリーズ情報といったメタデータを活用した検索機能等を実現しています。 |
メディア商品の ナビゲーションサービス (2010年10月) | ECサイトなどを対象としたナビゲーションサービスです。音楽・CD、ゲーム、本・書籍及びDVD・ブルーレイ等のパッケージコンテンツを中心に独自で定義している特徴情報によって、横断的に検索し、関連性を重視したおすすめ商品をナビゲート(紹介)します。ユーザーが指定したメディア商品に対して、音楽・映像・書籍をまたがるメディアミックスで商品の繋がりが表現できるところに特徴があります。 |
ストリーミング 音楽放送サービス (2011年1月) | インターネットを活用した放送型サービスです。地域に制限されることなくFMラジオ放送が全国どこでも楽しめ、また、ライブ配信等の音楽映像チャンネルなど楽しむことができるストリーミングプラットフォームサービスです。現在、通信会社との協業により提供しています。また、自社サービスとして、ライフズを2013年6月に開始し、ユーザーの気分やシチュエーション等に合わせて選曲された曲を、いつでもどこでも聞くことができるストリーミング型のラジオサービスです。 |
①サービスを実現するための携帯電話及びスマートフォン端末へのアプリケーションの開発
当社グループは、当該サービスに必要な携帯電話及びスマートフォン端末側での検索・通信・再生アプリケーション等のソフトウェアの開発を行っており、これらのアプリケーションを「メディアサービスアプリケーション(MSAP)」と総称しております。「メディアサービスアプリケーション」は、携帯電話及びスマートフォン上で音楽・映像等の作品を検索・再生・視聴するだけでなく、通信機能を活用して、検索・再生・視聴しながら多様な関連情報を取得することができます。
これに係る収入は、主に通信事業者やメディアサービス企業からの開発収入であり、アプリケーション開発に関する対価になります。案件毎に内容や規模に応じて決定します。なお、MSDBと連携するクライアントモジュールやUIモジュールについては、ライセンス収入となります。
②音楽や映像等の作品(コンテンツ)とユーザープロファイル(ユーザーの作品検索履歴等)に特化したデータベースの構築・運用
当社グループでは、メディア検索サービス、おすすめ紹介サービス及びストリーミング関連サービスのためのデータベースの構築・運用を行っており、当該データベース及びその関連機能を総称して「メディアサービスデータベース」(MSDB)(注1)と呼称しています。MSDBには、ひとつの作品を様々な角度(要素)から検索したり、音楽・映像・書籍等のジャンル横断型レコメンド情報サービスが可能となるメタデータを蓄積しているほか、ユーザーの検索履歴及びその解析データをユーザープロファイルのデータベースとして蓄積しています。MSDBを利用することで、個々のユーザーに対する情報提供(検索結果、レコメンド情報等)を可能としています。
これに係る収入は、主に通信事業者やメディアサービス企業からのライセンス収入があります。
③データベースとストリーミングを活用して実現するサービスの提供・運用・保守
当社グループでは、上述のアプリケーションやデータベースを活用し、メディア検索やストリーミング関連を中心としたサービスの開発、運営・保守を行っております。このアプリケーション開発やサーバー等のインフラ開発、そしてデータベースの構築、サービスの開発・運営までを全て当社グループにて提供できる点に特徴があります。
これに係る収入は、通信事業者からの開発収入、運用・保守収入、利用者からの課金収入、視聴数等に応じて決定する広告収入などがあります。
(注1)「MSDB」(メディアサービスデータベース)
MSDBは、以下の要素にて構成されております。
1.音楽・映像・書籍等の作品(コンテンツ)のメタデータとして、特徴情報を当社独自に付与し、当社で独自ID(作品毎の固有識別コード)である「MSID」で整理した「統合コンテンツデータベース」
2.当社開発のアプリケーションやウェブブラウザを通じた検索機能やレコメンド機能、広告機能等を実現するための「機能モジュール群」
3.サービス利用履歴の蓄積・解析による「ユーザープロファイルデータベース」
以上によって構成された音楽・映像・書籍等の作品を検索やレコメンドなどでユーザーに紹介するサービスのためのサーバー側フレームワークの総称であり、当社のMSDBをライセンス提供することにより、通信事業者やメディアサービス企業は、サイトの魅力を向上させ、購買機会を増加させる効果があります。
4.APIの提供等、マルチサービス、マルチデバイスへの展開と、特定のサービスに依存しないための仕組みとしてサービス基盤であるコア部分とインターフェース側部分をより意識した構成となっております。
5.ユーザーが通信事業者等の提供するサービスを利用する際の、ユーザーと当社MSDBの関係をイメージ図にすると以下のようになります。
[ユーザーと当社MSDBの関係図]
[メディアビジネスにおける事業系統図]
(2)コンテンツビジネスについて
当社グループのコンテンツビジネスは、主に携帯電話及びスマートフォン向けのモバイルサービスの開発・提供等を行なっています。主なサービスとしては、20歳代~30歳代前半の女性ユーザーをメインターゲットとし有料にて提供しているモバイルサービス「デコガール」等があります。当社グループが提供する主なサービスは、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモのiモード・SPモード、KDDI株式会社のEZweb及びauスマートパス、ソフトバンクモバイル株式会社のYahoo!ケータイの有料公式コンテンツとして提供されています。ユーザーへの課金、情報料の回収代行は各通信事業者が行っており、当社グループは各通信事業者へ回収代行手数料を支払っております。
コンテンツビジネスにおける主要サービスの概要は以下のとおりとなっております。
サービス名(サービス開始年月) | 内容 | 料金(税抜) |
デコガール (2005年10月) | メール素材の提供 | 月額200円 |
デコガールBOOKS (2007年8月) | 電子書籍の提供 | 1コンテンツ20円~700円 |
[コンテンツビジネスにおける事業系統図]
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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E22461] S10051QR)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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