シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10058EF

有価証券報告書抜粋 株式会社アサヒペン 研究開発活動 (2015年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループは、「暮らしを彩り、住まいを守る」を基本コンセプトに、総合的な住宅メンテナンス用品メーカーとして、ユーザーのニーズを的確にとらえた様々な製品の研究開発を行っております。
研究開発にあたっては、安全性と環境保全を第一に、ユーザーが安心して便利に使用できる製品の開発に努めるとともに、当社グループ独自の特長のある製品の開発、競業他社と差別化した競争力のある製品づくりを目指しております。
同時に、最新の原材料情報の収集に努め、原材料の代替及び効率利用を推進するとともに、生産効率の改善にも注力するなど、昨今の円安に伴う原材料高騰によるコストアップ抑制にも努力しております。
当連結会計年度における研究開発費の総額は223,511千円であり、各事業部門の研究開発活動の状況及び研究開発費は次のとおりであります。

(1)塗料事業
家庭用塗料では、塗りやすさ、安全性、環境に配慮しながら、多様化するニーズに対応する製品の開発に取り組んでおります。
煩わしい下地処理のサビ落としをせずにサビの上から直接塗装できる塗料「油性高耐久アクリルトタン用」を2013年に発売して以来、多くのユーザーの支持をいただいていることから、素材に直接、短時間で楽に塗れるという同製品のコンセプトを引き継いだ塗料「油性高耐久鉄部用」を開発いたしました。この製品は、従来の鉄部用塗料に比べますと、サビの上から直接塗れるのは勿論のこと、優れた防錆力を持ち、さらに鉄部のほかトタン、ステンレス、アルミニウム、ガルバリウム鋼など多くの金属素材に下塗りなしで直接塗れるため、素材の確認で迷うことなく、用途範囲が大きく広がりました。耐久性を有する広範囲の金属塗装が一段と容易にできるようになりました。高耐久塗料シリーズが加わったことによって金属部用の塗料類が一層充実し、ユーザーの方々のニーズに適した塗料選択の幅を拡げることができました。
工業用塗料では、耐滑性を有する「ノンスリップ塗料」やソフトな触感が得られる「ソフトフィール塗料」など、当社が強みとするプラスチック素材用の塗料の開発を行うとともに、外観を損なわない薄膜タイプで省エネ効果の高い「窓ガラス用遮熱塗料」や医療器向け「メッキ面用金属部塗料」をはじめ、プラスチック以外の素材用の塗料開発にも取り組んでまいりました。
また、海外への事業展開も見据え、特定ユーザー向けに金属製内外装材の表面加工用塗料の開発を行い、現地で試験塗装を実施するなど、幅広い塗料開発を行っております。
当事業に係る研究開発費は177,526千円であります。

(2)DIY用品事業
ユーザーのライフスタイルに合った、安心・安全に使用していただける製品の開発に努めております。
ハウスケア用品では殆どのフローリング材に適応でき、耐温水性を有する「フローリング用高機能スーパーワックス」を開発いたしました。これまでのワックスは、各種表面加工されたフローリングの中には密着性に選択性があるため、塗布できないものがあることや、温水との接触でワックス皮膜が膨潤してハガレを生じることがありました。この製品では、特殊樹脂のブレンド技術を駆使して耐摩耗性や耐擦傷性等の既存性能を維持しつつ、各種フローリングに対する密着性と耐温水密着性を著しく向上させ、温水接触後の外観変化もなく、これまで塗布が難しかった洗面・脱衣所、台所などのフローリング材にも適応できるようになりました。これによりワックスシリーズが益々充実しました。
あわせて、環境への対応として、住宅用ワックスでは、現在「アレルゲン軽減」などに注力し、住居用洗剤では、洗浄力に加え、生分解性を意識した製品設計などに努めております。
インテリア用品につきましては、近年のリフォーム市場の拡大に伴い、壁面装飾市場が需要拡大傾向にあります。そこで、安全性、環境面に考慮しながら、簡単で、また貼りやすい壁面の装飾製品の開発に注力しております。また、賃借物件にも手軽に壁面の装飾ができるだけでなく、はがし易さも重視した開発を行っております。
当事業に係る研究開発費は45,985千円であります。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00909] S10058EF)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。