有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004RBS
久光製薬株式会社 研究開発活動 (2015年2月期)
事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
〔医薬品事業〕
当社では、医薬品の外用剤の開発を中心に、医療現場のニーズに基づいた研究開発活動を展開しています。
国内医療用医薬品について、経皮吸収型持続性疼痛治療剤「フェントス®テープ(開発コード:HFT-290)」は、2014年6月20日に「慢性疼痛における鎮痛」の効能追加に関する承認を取得しました。経皮吸収型パーキンソン病治療剤HP-3000(一般名:ロピニロール塩酸塩)は、臨床第Ⅲ相試験を開始しました。またHP-3000は、特発性レストレスレッグス症候群治療の臨床第Ⅱ相試験を終了し、臨床第Ⅲ相試験の準備中です。経皮吸収型アレルギー性鼻炎治療剤HP-3060は、臨床第Ⅱ相試験を終了し、臨床第Ⅲ相試験の準備中です。
国内一般用医薬品については、有効性・安全性・使用感の向上を目的に、新商品の開発および既存商品の改良等を行っています。
米国医療用医薬品について、経皮吸収型エストラジオール製剤Minivelle®は、2014年9月23日に「閉経後骨粗鬆症の予防」の新用量に関する承認を取得しました。帯状疱疹後神経疼痛治療貼付剤HP-1010(一般名:リドカイン)およびアルツハイマー型認知症治療貼付剤HP-1030(一般名:リバスチグミン)は、ジェネリックの申請中です。経皮吸収型注意欠如・多動症治療剤ATS(一般名:d-アンフェタミン)は、臨床第Ⅲ相試験の準備中です。経皮吸収型統合失調症治療剤(開発コード:HP-3070)は、臨床第Ⅰ相試験を終了し、臨床第Ⅱ相試験の準備中です。
経皮吸収の可能性を広げるため、自社の基盤技術開発に加え、ノーベン社のTDDS(経皮吸収治療システム)技術を活用した医薬品開発、社外機関との共同開発など、商品化技術の向上を進めています。
〔その他〕
その他においては、一部研究開発活動を行っていますが、少額であり特に記載すべき事項はありません。
上記の結果、当連結会計年度の研究開発費の総額は、137億1千8百万円になりました。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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