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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10056JQ

有価証券報告書抜粋 アニコム ホールディングス株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、日銀による大幅な金融緩和実施をはじめとする政府・日銀の財政・金融・成長戦略等により企業業績と雇用環境の改善が進むことで国内の消費マインド拡大へ期待が高まる一方、消費税率引き上げ等の影響により個人消費の回復は低調に推移し、未だ本格的な景気回復とは至らない状況です。また、海外では米国経済は堅調に推移し金融緩和縮小観測が大勢を占める一方、欧州をはじめとする諸外国では金融緩和が継続・拡大するなど、国・地域によって経済環境が不安定な状況となっております。
このようななか、当社グループの中核子会社であるアニコム損害保険株式会社(以下、「アニコム損保」)では、当年度の最重点施策である「損害率コントロールの強化」に向けた各種取組みに継続的に注力していることに加え、2014年6月から実施した保険料改定効果や、同年11月から販売を開始した限度日数付き新商品等により損害率の改善が進んだ結果、E/I損害率 注1)は前年同期比で2.3pt改善し、64.4%となりました。また、E/I損害率に既経過保険料ベース事業費率 注2)を足したコンバインド・レシオ(完全既経過ベース)についても、前年同期比で2.6pt改善し92.7%となり、利益構造の改善が進みました。
一方、保険引受収益の拡大に向けて、2つ目の重点施策である「新規契約獲得力の強化」に取組み、特にペットショップ代理店の営業強化を図ったほか「継続契約の獲得力強化」にも注力し、上述の保険料改定等を経た後も、安定的な新規契約の獲得と、高水準の継続率の維持を達成いたしました。これらの結果、当年度末の保有契約数は544,815件(前年度末から39,846件の増加・同7.9%増)となりました。
3つ目の重点施策である「新規事業へのリソース投入」については、アニコム パフェ株式会社が開発を進めているクラウド型カルテ管理システム「アニレセF」の販売強化に努めた結果、2015年3月末には全国で約350の動物病院に導入を完了しており、前身の「アニコムレセプター」と合計すると、約2,030の動物病院で同社のシステム採用いただいております。また、2014年4月から事業を開始した日本どうぶつ先進医療研究所株式会社においても、順調に収益を計上しております。
以上の結果、当社グループにおける連結成績は次のとおりとなりました。
保険引受収益21,733百万円(前連結会計年度比20.2%増)、資産運用収益522百万円(同381.9%増)などを合計した経常収益は22,638百万円(同23.3%増)となりました。一方、保険引受費用15,920百万円(同18.4%増)、営業費及び一般管理費4,905百万円(同23.2%増)等を合計した経常費用は21,387百万円(同21.3%増)となりました。この結果、経常利益は1,250百万円(同70.7%増)となり、これに、特別損益、法人税及び住民税等などを加減した当期純利益は829百万円(同85.1%増)となりました。
注1)E/I損害率:発生ベースでの損害率。
(正味支払保険金+支払備金増減額+損害調査費)÷既経過保険料 にて算出。
注2)既経過保険料ベース事業費率:発生ベースの保険料(既経過保険料)に対する発生ベースの事業費率
損保事業費÷既経過保険料にて算出

各セグメントの業績は下記のとおりであります。

損害保険事業
アニコム損害保険株式会社では、2014年度の重点施策として、損害率のコントロール強化を図る一方、新規契約獲得力の強化を推進いたしました。この結果、ペットショップ代理店チャネルを中心に、保有契約件数の増加により正味収入保険料が増加し、経常収益は22,300百万円(前連結会計年度比22.5%増)となりました。その一方で保険引受費用についても増加したことから、経常費用は20,933百万円(同19.1%増)となり、経常利益は1,366百万円(同115.9%増)となりました。

その他の事業
① 動物病院支援事業
動物病院向けカルテ管理システムの開発・販売・保守を手掛けるアニコム パフェ株式会社においては、従来のカルテ管理システム(商品名:アニコムレセプター)の後継・最新版として開発・販売を続けているクラウド型カルテ管理システム(商品名:アニレセF)を展開しております。その結果、当事業の経常収益は127百万円(前連結会計年度比9.9%増)となりました。

② 保険代理店事業
アニコム フロンティア株式会社において、保険代理店として、企業が保有する物件(工場・ビル・支店・営業所等)の契約獲得や動物病院・ペットショップの経営者への営業活動に注力しており、当事業の経常収益は12百万円(前連結会計年度比5.9%減)となりました。

③ 小動物先進医療・研究事業
当連結会計年度から、日本どうぶつ先進医療研究所株式会社において、主に犬猫の心臓病に対する内科治療及び外科手術を行っており、当事業の経常収益は160百万円となりました。

④ その他事業
アニコム パフェ株式会社において、ペット関連の専門学校に対するオリジナル講座の提供や、ペットを失った悲しみ(ペットロス)から回復するための支援を行うWEBサイト「アニコム メモリアル」の運営等に取組むほか、ペットショップでペットを迎えた飼育者からの、ペットの健康に関する電話相談を24時間365日サポートする「anicom24」のサービス等、新規事業分野の拡充による新たな収益源確保を図ってまいりました。その結果、当事業の経常収益は37百万円(前連結会計年度比41.6%増)となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末より265百万円増加し、1,567百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益の計上、保険契約増加に伴う責任準備金の増加等により、前連結会計年度に比べ1,084百万円増加し、3,094百万円の収入となりました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、2,963百万円の支出となりました。有価証券の売却・償還資金を含め、有価証券の入れ替え等の投資を実施した結果、前連結会計年度に比べ支出は911百万円増加いたしました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、新株予約権の行使などにより135百万円の収入となり、前連結会計年度に比べ75百万円の増加となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E24073] S10056JQ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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