有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1005RW7
株式会社大光 業績等の概要 (2015年5月期)
(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府による金融緩和及び財政政策を背景に円安・株高の傾向が定着し、企業収益や雇用・所得環境の改善等の動きが見られております。先行きに関しましては、海外景気の下振れによるリスクが残るものの、回復へ向かうことが期待されております。
当社グループの主要販売先である外食産業におきましては、消費増税の影響も和らぎ、景気回復による消費者マインドの改善が期待されるものの、消費者の節約志向・低価格志向は根強く、さらに為替の影響等による食品価格の上昇や物流費の高止まりなどにより、厳しい経営環境が継続しております。
このような環境のなか、当社グループでは業務用食品等の卸売事業である「外商事業」において、提案型営業を強化し取引先との深耕を進めたことに加え、前連結会計年度に獲得した新規得意先が寄与し、売上が伸長いたしました。また、業務用食品等の小売事業である「アミカ事業」において、新規店舗の開業や既存店舗のリニューアルを行うなど、来店客数の増加に向けた取り組みを進めてまいりました。
両事業におきましては、収益性の向上を図るため、当社プライベートブランド商品である「O!Marche
(オーマルシェ)」、「プロの選択」や業務用食品販売事業者の共同オリジナルブランド商品である「JFDA
(ジェフダ)」の販売強化と全社的な業務の効率化を継続して行ってまいりました。
さらに、水産品の卸売事業である「水産品事業」では、連結子会社である株式会社マリンデリカにおいて、商品ラインナップの強化を進めるとともに、営業力の強化に努め、新規得意先の開拓など販路の拡大に取り組んでまいりましたが、当連結会計年度に行われたナマコ取引に関して、売上高の取り消し等、決算を訂正しております。
この結果、当連結会計年度の売上高は498億84百万円(前期比8.5%増)、営業利益は5億65百万円(前期比227.3%増)、経常利益は5億56百万円(前期比226.6%増)、株式会社マリンデリカのナマコ取引に関する水産品事業関連損失1億円及び決算訂正関連費用52百万円、アミカ竹ノ塚店(東京都足立区)等の固定資産の減損損失81百万円等を特別損失に計上したこと、ナマコ取引に関する決算訂正及び貸倒引当金の計上等の業績に与えた影響を鑑み役員退職慰労引当金を一部返上し役員退職慰労引当金戻入額80百万円を特別利益に計上したこと等により、当期純利益は2億13百万円(前期は当期純損失1億44百万円)となりました。
なお、セグメントごとの販売実績は、次のとおりであります。
(外商事業)
当事業におきましては、商品提案会を実施するなど、既存得意先との深耕に努めるとともに、大手外食チェーンやホテル、レストランなど多様な外食産業に対する新規開拓に注力してまいりました。また、提案型営業を強化するため商品知識の向上に取り組むほか、業務の効率化による人件費の削減や物流費をはじめとした経費の抑制に取り組み、収益改善に努めてまいりました。
この結果、外商事業の売上高は308億27百万円(前期比9.8%増)となり、営業利益は81百万円(前期は営業損失95百万円)となりました。
(アミカ事業)
当事業におきましては、より快適にお買いものいただけるよう、2014年6月に尾張旭店(愛知県尾張旭市)をリニューアルオープンし、売場や取扱商品の見直しを行うとともに、同年9月に豊田店(愛知県豊田市)、同年11月に立川店(東京都立川市)、2015年4月に町田忠生店(東京都町田市)を新規オープンいたしました。新規店舗の開業に加え、それぞれの店舗において、地域ごとに販売施策、品揃えの充実化に注力したことにより、売上が伸長いたしました。
この結果、アミカ事業の売上高は169億33百万円(前期比6.1%増)となり、営業利益は12億97百万円(前期比14.0%増)となりました。
なお、当連結会計年度末の店舗数は、愛知県・岐阜県を中心として42店舗であります。
(水産品事業)
当事業におきましては、外商事業及びアミカ事業との連携を図り、当社グループの水産品ラインナップの強化を推進するとともに、営業体制の強化により、主力商品である貝類をはじめ様々な水産品の販売を展開し、国内外への販路拡大に努めてまいりました。
この結果、水産品事業の売上高は21億24百万円(前期比9.0%増)となり、営業損失は8百万円(前期は営業損
失46百万円)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは5百万円の支出となりました。これは、税金等調整前当期純利益4億21百万円、減価償却費4億67百万円の計上があったものの、たな卸資産の増加8億84百万円等によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは8百万円の支出となりました。これは、投資有価証券の売却6億17百万円の収入があったものの、有形固定資産の取得4億67百万円等の支出によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは5億34百万円の収入となりました。これは、長期借入金の返済22億4百万円の支出があったものの、短期借入金の純増額18億10百万円、長期借入れによる10億円等の収入によるものであります。
これらに換算差額を合わせた結果、現金及び現金同等物は前連結会計年度末に比べ5億21百万円増加し、10億35百万円となりました。
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府による金融緩和及び財政政策を背景に円安・株高の傾向が定着し、企業収益や雇用・所得環境の改善等の動きが見られております。先行きに関しましては、海外景気の下振れによるリスクが残るものの、回復へ向かうことが期待されております。
当社グループの主要販売先である外食産業におきましては、消費増税の影響も和らぎ、景気回復による消費者マインドの改善が期待されるものの、消費者の節約志向・低価格志向は根強く、さらに為替の影響等による食品価格の上昇や物流費の高止まりなどにより、厳しい経営環境が継続しております。
このような環境のなか、当社グループでは業務用食品等の卸売事業である「外商事業」において、提案型営業を強化し取引先との深耕を進めたことに加え、前連結会計年度に獲得した新規得意先が寄与し、売上が伸長いたしました。また、業務用食品等の小売事業である「アミカ事業」において、新規店舗の開業や既存店舗のリニューアルを行うなど、来店客数の増加に向けた取り組みを進めてまいりました。
両事業におきましては、収益性の向上を図るため、当社プライベートブランド商品である「O!Marche
(オーマルシェ)」、「プロの選択」や業務用食品販売事業者の共同オリジナルブランド商品である「JFDA
(ジェフダ)」の販売強化と全社的な業務の効率化を継続して行ってまいりました。
さらに、水産品の卸売事業である「水産品事業」では、連結子会社である株式会社マリンデリカにおいて、商品ラインナップの強化を進めるとともに、営業力の強化に努め、新規得意先の開拓など販路の拡大に取り組んでまいりましたが、当連結会計年度に行われたナマコ取引に関して、売上高の取り消し等、決算を訂正しております。
この結果、当連結会計年度の売上高は498億84百万円(前期比8.5%増)、営業利益は5億65百万円(前期比227.3%増)、経常利益は5億56百万円(前期比226.6%増)、株式会社マリンデリカのナマコ取引に関する水産品事業関連損失1億円及び決算訂正関連費用52百万円、アミカ竹ノ塚店(東京都足立区)等の固定資産の減損損失81百万円等を特別損失に計上したこと、ナマコ取引に関する決算訂正及び貸倒引当金の計上等の業績に与えた影響を鑑み役員退職慰労引当金を一部返上し役員退職慰労引当金戻入額80百万円を特別利益に計上したこと等により、当期純利益は2億13百万円(前期は当期純損失1億44百万円)となりました。
なお、セグメントごとの販売実績は、次のとおりであります。
セグメントの名称 | 第64期 (自 2013年6月1日 至 2014年5月31日) | 第65期 (自 2014年6月1日 至 2015年5月31日) | 増減 | |||
金額 | 構成比 | 金額 | 構成比 | 金額 | 増減率 | |
千円 | % | 千円 | % | 千円 | % | |
外商事業 | 28,075,047 | 61.1 | 30,827,872 | 61.8 | 2,752,825 | 9.8 |
アミカ事業 | 15,963,014 | 34.7 | 16,933,042 | 33.9 | 970,027 | 6.1 |
水産品事業 | 1,948,342 | 4.2 | 2,124,007 | 4.3 | 175,664 | 9.0 |
合計 | 45,986,404 | 100.0 | 49,884,922 | 100.0 | 3,898,517 | 8.5 |
(外商事業)
当事業におきましては、商品提案会を実施するなど、既存得意先との深耕に努めるとともに、大手外食チェーンやホテル、レストランなど多様な外食産業に対する新規開拓に注力してまいりました。また、提案型営業を強化するため商品知識の向上に取り組むほか、業務の効率化による人件費の削減や物流費をはじめとした経費の抑制に取り組み、収益改善に努めてまいりました。
この結果、外商事業の売上高は308億27百万円(前期比9.8%増)となり、営業利益は81百万円(前期は営業損失95百万円)となりました。
(アミカ事業)
当事業におきましては、より快適にお買いものいただけるよう、2014年6月に尾張旭店(愛知県尾張旭市)をリニューアルオープンし、売場や取扱商品の見直しを行うとともに、同年9月に豊田店(愛知県豊田市)、同年11月に立川店(東京都立川市)、2015年4月に町田忠生店(東京都町田市)を新規オープンいたしました。新規店舗の開業に加え、それぞれの店舗において、地域ごとに販売施策、品揃えの充実化に注力したことにより、売上が伸長いたしました。
この結果、アミカ事業の売上高は169億33百万円(前期比6.1%増)となり、営業利益は12億97百万円(前期比14.0%増)となりました。
なお、当連結会計年度末の店舗数は、愛知県・岐阜県を中心として42店舗であります。
(水産品事業)
当事業におきましては、外商事業及びアミカ事業との連携を図り、当社グループの水産品ラインナップの強化を推進するとともに、営業体制の強化により、主力商品である貝類をはじめ様々な水産品の販売を展開し、国内外への販路拡大に努めてまいりました。
この結果、水産品事業の売上高は21億24百万円(前期比9.0%増)となり、営業損失は8百万円(前期は営業損
失46百万円)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは5百万円の支出となりました。これは、税金等調整前当期純利益4億21百万円、減価償却費4億67百万円の計上があったものの、たな卸資産の増加8億84百万円等によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは8百万円の支出となりました。これは、投資有価証券の売却6億17百万円の収入があったものの、有形固定資産の取得4億67百万円等の支出によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは5億34百万円の収入となりました。これは、長期借入金の返済22億4百万円の支出があったものの、短期借入金の純増額18億10百万円、長期借入れによる10億円等の収入によるものであります。
これらに換算差額を合わせた結果、現金及び現金同等物は前連結会計年度末に比べ5億21百万円増加し、10億35百万円となりました。
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