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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1005ZLC

有価証券報告書抜粋 株式会社ボルテージ 業績等の概要 (2015年6月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、各種財政・金融政策を背景に、企業収益は総じて改善傾向にあり、緩やかな回復基調が続いております。また、個人消費は、雇用・所得環境の改善傾向が続くなかで、持ち直しの兆しがみられました。
モバイルビジネスを取り巻く環境は、スマートフォン契約比率(注1)は、2014年12月に構成比52.3%となっております(注2)。モバイルゲーム市場については、2014年における国内ゲームアプリ市場規模は、前年比18%増の7,154億円(注3)となりました。成長率の鈍化はみられるものの、OS系PF(注4)向けのアプリを中心に今後も拡大していく見通しとなっています。
このような環境のもと、当社グループは、「恋愛と戦いのドラマ」をテーマとしたコンテンツ作りを追求しつづけるとともに、日本語版恋愛ドラマアプリのノウハウを英語版恋愛ドラマアプリ・サスペンスアプリへ展開し、ドラマアプリ市場を拡大していくことで、さらなる収益拡大に努めてまいりました。

売上は、日本語版恋愛ドラマアプリのF2P(注5)は、前期比でソーシャル専業PF(注6)向けが大幅に減少しましたが、逆にOS系PF向けが大幅に増加しました。P2P(注7)は、前期比でキャリア公式PF(注8)向けが大幅に減少しましたが、OS系PF向けが増加しました。全体としては、前期比で若干減少し、8,900,134千円となりました。
英語版恋愛ドラマアプリは、L1ON(注9)が順調に推移し、前期比で大幅に増加しました。US REAL(注10)は新規タイトルのリリース遅延等により減少しました。全体としては、前期比で大幅に増加し、1,493,350千円となりました。
サスペンスアプリは、前期比で増加しましたが、期初の計画を大幅に下回り、206,087千円となりました。
費用は、OS系PF向け売上の増加による販売手数料の増加、増員による人件費の増加、OS系タイトルの増加等に伴う制作外注費の増加、オフィス増床による賃料の増加等がありました。一方、広告宣伝費については、費用投下の回収基準を厳格化したうえで、CMによる回収機能の強化等に取り組むことで、効率的に使用し、前期比で減少しました。
以上の結果、当連結会計年度における売上高は10,599,572千円(前期比5.1%増)、営業利益は467,355千円(前期比24.2%減)、経常利益は485,439千円(前期比24.9%減)、当期純利益は232,546千円(前期比20.3%減)となりました。

主な取り組みは、以下の通りであります。

(日本語版恋愛ドラマアプリ)
F2Pは、新規タイトル「天下統一恋の乱 Love Ballad」「鏡の中のプリンセス Love Palace」が好調に立ち上がりました。また、既存タイトル「ルームシェア素顔のカレ Love Days」等も好調に推移しました。集客は、2015年1月に「ルームシェア素顔のカレ Love Days」、4月に「天下統一恋の乱 Love Ballad」のテレビCMを出稿し、計画を上回る効果が得られました。
P2Pは、新規タイトル「偽りの君とスキャンダル」「大人の初恋、はじめます」が順調に立ち上がりました。また、既存タイトル「上司と秘密の2LDK」「特別捜査★密着24時」等も好調に推移しました。集客は、2014年8月及び2015年1月に「上司と秘密の2LDK」のテレビCMを出稿し、計画を上回る効果が得られました。

(英語版恋愛ドラマアプリ)
L1ONは、新規タイトル「Sleepless Cinderella: PARTY(注11)」「Star-Crossed Myth(注12)」「Sakura Amidst Chaos(注13)」が好調に立ち上がりました。また、既存タイトル「My Forged Wedding: PARTY(注14)」「Kissed by the Baddest Bidder(注15)」等も好調に推移しました。集客は、モバイル広告等の出稿拡大に伴い、広告効果の低下がみられましたが、回収基準を厳格化したことにより効果が改善し、回収効率が大幅に向上しました。
US REALは、新規タイトル「Queen's Gambit」を投入しました。また、F2P新規タイトルの制作に取り組みました。
DRAGON(注16)は、シリーズ初のタイトル「Labyrinths of Astoria」の制作に取り組みました。
(サスペンスアプリ)
新規タイトル「ゴシップライター ~消えたアイドルを救え!~」は、課金率等が想定を大幅に下回りました。また、既存タイトル「新・生存率0%! 地下鉄からの脱出」は、2014年8月に出稿したテレビCMで新規ユーザーを大量に獲得しましたが、長期継続率等が想定を大幅に下回りました。これらにより、売上は、期初の計画を大幅に下回る結果となりました。投入した2アプリの結果に対する要因分析を踏まえ、コンセプトを見直した収集・育成要素を含む新規タイトルの制作に取り組みました。

(注)1.スマートフォン契約比率:スマートフォンとフィーチャーフォンを合わせた端末総契約数に占めるスマートフォンの割合
2.出所:株式会社MM総研「2014年国内携帯電話端末出荷概況」 2015年2月3日発表
3.出所:「ファミ通ゲーム白書2015」
4.OS系PF:App Store、Google Play等のアプリマーケット
5.F2P:Free-to-Playの略称。基本プレイ無料・アイテム課金制のコンテンツ
6.ソーシャル専業PF:GREE、Mobage、mixi、Ameba等のSNS PF
7.P2P:Pay-to-Playの略称。ストーリー単位の個別課金制のコンテンツ
8.キャリア公式PF:NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルが運営するサイト
9.L10N:北米市場向けアニメ絵であり、日本語版恋愛ドラマアプリを翻訳したコンテンツ。Localizationを意味する省略表記
10.US REAL:北米市場向けリアル絵のコンテンツ(旧:USオリジナル)
11.邦題:「眠らぬ街のシンデレラ」 12.邦題:「恋してしまった星の王子」
13.邦題:「天下統一恋の乱」 14.邦題:「誓いのキスは突然に」
15.邦題:「スイートルームで悪戯なキス」
16.DRAGON:北米市場向けアニメ絵であり、北米市場向けに作ったコンテンツ。北米向けにアレンジされたドラゴンロール寿司に由来。対ユーザー呼称AmeMix(アメミックス)

(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して380,620千円減少し、1,820,557千円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。

① 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動によるキャッシュ・フローは、法人税等の支払495,905千円等による資金の支出があったものの、税金等調整前当期純利益485,162千円、ソフトウェア償却費204,479千円、減価償却費及びその他の償却費166,440千円等があったことにより、424,526千円の資金を得る結果(前年同期は894,480千円の資金を得る結果)となりました。

② 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フローは、コンテンツシステム開発等に伴う無形固定資産の取得による支出409,131千円、PCやサーバー等の有形固定資産の取得による支出256,247千円及び敷金の差入による支出56,195千円等により、763,514千円の資金を支出する結果(前年同期は414,077千円の資金を支出する結果)となりました。

③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フローは、株式の発行による収入6,468千円があったものの、配当金の支払96,601千円があったことにより、90,132千円の資金を支出する結果(前年同期は74,505千円の資金を支出する結果)となりました。


従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E24392] S1005ZLC)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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