共和レザー株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)

当企業グループは各種合成表皮材の単一セグメントで事業活動を展開しております。

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、消費税増税などによる消費の落ち込みがあったものの、その影響も次第に和らぎ、また、各種政策の効果、輸出や生産における持ち直しを背景に企業収益や雇用・所得環境に改善の動きがみられるなど、緩やかな回復傾向で推移しました。
このような状況のもと、当企業グループは、車両用製品の売上拡大により、連結売上高は451億2千6百万円と前期(420億4千2百万円)に比べ7.3%の増加となりました。
売上高を用途別にみますと、車両用につきましては、325億8千6百万円と前期(286億9千6百万円)に比べ13.6%の増加となりました。壁装用につきましては、44億7千3百万円と前期(49億8千5百万円)に比べ10.3%の減少、家具・履物・雑貨用につきましては、44億3千5百万円と前期(45億6千9百万円)に比べ2.9%の減少、産業資材用につきましては、36億3千万円と前期(37億9千万円)に比べ4.2%の減少となりました。
利益面につきましては、これまで実施してきた拡販の効果等により、連結経常利益は26億3千4百万円(前期連結経常利益 17億5千6百万円)、連結当期純利益につきましては繰延税金資産の計上の影響もあり35億3千8百万円(前期連結当期純利益 12億8千8百万円)となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ9億3千7百万円増加し、50億円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは42億3千6百万円の増加となりました。
これは主に税金等調整前当期純利益26億3千4百万円、減価償却費17億1百万円などによります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、27億2千2百万円の減少となりました。
これは主に投資有価証券の取得による支出36億2千7百万円などによります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、6億1千6百万円の減少となりました。
これは主に配当金の支払額4億6千4百万円などによります。