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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100722K

有価証券報告書抜粋 北興化学工業株式会社 業績等の概要 (2015年11月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、円安による企業収益の改善や堅調な設備投資に支えられ、前年度に引き続き緩やかな回復基調で推移しました。しかしながら、個人消費の回復が遅れていることに加え、中国経済の減速傾向が鮮明となったことから、景気回復の足取りは鈍いものとなっています。米国における金融緩和政策からの転換の影響も懸念されており、景気の先行きは全般的に不透明感を増してきています。
国内農業につきましては、農業従事者の高齢化と後継者不足、耕作放棄地の増加などの構造的課題を抱えております。政府は昨年3月に農政の中長期ビジョンとして新たな「食料・農業・農村基本計画」を策定し、諸課題の解決と農業の成長産業化に向けた施策に順次着手しているところです。さらに、懸案であったTPP(環太平洋経済連携協定)交渉が大筋合意したことを受け、政府は「攻めの農林水産業への転換」と「経営安定・安定供給のための備え」を進めていくこととしています。
このような状況のもと、当社グループは、農薬事業においては新製品の普及拡販、ファインケミカル事業においては新規受注の獲得を目指して、販売活動を強化してまいりましたが、当連結会計年度における当社グループの売上高は、ほぼ前年並みの422億5千1百万円(前年同期比1億6千5百万円の減少、同0.4%減)となりました。
利益面では海外販売の増加および円安効果などにより、営業利益は27億7千9百万円(前年同期比7億9千5百万円の増加、同40.1%増)、経常利益は29億5千6百万円(前年同期比11億6千6百万円の増加、同65.1%増)となりました。なお、当期純利益は東京・日本橋室町の再開発事業による本社移転補償金の特別利益計上などもあり19億円(前年同期比9億3百万円の増加、同90.5%増)となりました。

報告セグメント別の概況は以下のとおりです。

〔農薬事業〕
農薬製品は、国内販売において新規水稲用除草剤が伸長し、海外販売において受注が増加しましたが、子会社における家庭園芸用農薬の販売減少により、減収となりました。この結果、本セグメントの売上高は286億7千9百万円(前年同期比1億5千7百万円の減少、同0.5%減)、一方、営業利益は海外販売の増加および円安効果などにより、11億円(前年同期比2億8千8百万円の増加、同35.5%増)となりました。

〔ファインケミカル事業〕
ファインケミカル製品の販売は、主要分野の樹脂添加剤や医農薬中間体が減少しましたが、その他の受託品が好調に推移したことから、若干の増収となりました。この結果、本セグメントの売上高は135億3千8百万円(前年同期比2千9百万円の増加、同0.2%増)、営業利益は16億6千3百万円(前年同期比5億1百万円の増加、同43.1%増)となりました。

(2)キャッシュ・フロー
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、11億8千9百万円の収入超過(前期は33億3千6百万円の収入超過)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益の増加によるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、8億1千6百万円の支出超過(前期は10億9千6百万円の支出超過)となりました。これは主に、有形固定資産の取得によるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、3億7千2百万円の支出超過(前期は19億3百万円の支出超過)となりました。これは主に、短期借入金の減少によるものです。

(現金及び現金同等物の期末残高)
当連結会計年度の現金及び現金同等物の期末残高は期首残高より3千5百万円増加し、16億1千2百万円となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


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