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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100LLEZ (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 株式会社NexTone 沿革 (2021年3月期)


提出会社の経営指標等メニュー事業の内容


わが国では、1899年(1899年)に旧著作権法が制定されましたが、その後も音楽の分野では楽曲の無断演奏などが横行する状況が続いたため、1939年(1939年)に「著作権ニ関スル仲介業務ニ関スル法律」(著作権仲介業務法)が制定されました。この法律の目的は、著作権が正当に行使されるために国の指導監督の下で著作権の集中管理を行う団体を一分野一団体を原則として作ることにありました。
著作権仲介業務法が制定された年に、音楽の分野では「社団法人大日本音楽著作権協会」(現「一般社団法人日本音楽著作権協会」。以下「JASRAC」)が設立され、事業の許可を受けました。JASRACは、この法律の下で音楽分野の唯一の著作権管理団体として、以後その役割を一手に担ってきました。
その約60年後、2001年10月1日に「著作権等管理事業法」(2000年11月29日公布)が施行されると同時に「著作権仲介業務法」は廃止され、これによって「事業の許可制が登録制へ」、「使用料の認可制が届出制へ」と変わり、一分野一団体の原則がなくなり、広く民間に著作権管理業務に関する門戸が開放されました。これは、民間事業における規制緩和政策の一環でもありました。
当社の前身の一社である株式会社イーライセンス(現当社、以下「イーライセンス」)は、著作権等管理事業法の成立を前提に、2000年9月、東京都港区南麻布3丁目に、三野明洋(当社元取締役会長、2019年6月まで相談役)が設立したものです。
一方、当社の前身のもう一社である株式会社ジャパン・ライツ・クリアランス(以下「JRC」)は、2000年12月に、アーティストマネージメントオフィス11社の出資によって、当社の現代表取締役COOである荒川祐二が代表取締役となって設立されました。
両社は、以後約15年にわたり各々著作権管理事業を行っておりましたが、イーライセンスの代表取締役社長であった阿南雅浩(現当社代表取締役CEO)は、音楽著作権市場に健全な競争原理を導入するためには、市場No.2、No.3のイーライセンスとJRCが事業統合してJASRACの対抗軸となることが合理的と考え、JRCの代表取締役社長であった荒川祐二に合併を提案し、賛同を得ました。
そして、2016年2月に合併が実現し、商号を「株式会社NexTone」に変更するとともに、同年5月に本社を東京都渋谷区広尾1丁目に移転いたしました。
なお、2020年3月30日に東京証券取引所マザーズ市場に上場いたしました。

年月概要
2000年9月著作権管理事業を主たる目的とし、東京都港区南麻布3丁目にイーライセンス設立
2000年11月旧“著作権仲介業務法”を廃法とし、“著作権等管理事業法”が国会で成立
2000年12月著作権管理事業を主たる目的とし、JRC(資本金1,200万円、2016年2月1日付でイーライセンスと合併し消滅)設立
2001年9月イーライセンスが100%子会社として代表出版及び管理代行を目的とした音楽出版社、株式会社エムシージェイピー(以下「MCJP」)設立
2001年10月イーライセンスが“著作権等管理事業法”施行に伴い、民間管理事業者届出第1号として申請(受理No.01005)(音楽著作権における支分権「録音権等」及び利用形態「インタラクティブ配信」の管理に限定)
2001年10月JRCが“著作権等管理事業法”施行に伴い、著作権等管理事業者として届出(受理No.01011)
(音楽著作権における支分権「録音権等」及び利用形態「インタラクティブ配信」の管理に限定)
2002年4月複数管理事業者による著作権管理事業開始
2002年4月イーライセンスが一般社団法人日本レコード協会と録音権を中心とした包括契約締結
2003年4月MCJPが著作権と著作隣接権(原盤権)のワンストップサービス実施のため、DD(デジタルコンテンツディストリビューション)業務開始
2003年7月イーライセンスがネットワーク音楽著作権連絡協議会とインタラクティブ配信(ストリーム配信)に関する包括契約締結(管理事業者間の按分処理実施)
2005年4月イーライセンスが私的録音補償金について、JASRAC経由で徴収開始(2003年4月1日に遡及し適用)
2005年9月JRCがiTunes Music Store にて、日本人アーティスト・楽曲では初めてとなる「日本発全世界同時配信」のコーディネート及び配信業務を開始
2006年4月イーライセンスが複数管理事業開始後、民間管理事業者初の放送等新規支分権管理に参入
2006年7月DD業務をMCJPからイーライセンスに移管し、DD業務を本格稼働
2006年10月イーライセンスが日本放送協会及び日本民間放送連盟と放送に関する包括契約合意、放送/有線放送に関する利用許諾開始
2007年2月JRCが100%子会社として株式会社JRCラボラトリーズ(2016年2月のイーライセンスとJRC の合併により株式会社NexToneラボラトリーズに商号変更、2018年4月に当社が吸収合併)設立
2007年4月イーライセンスが出版権等・貸与権・業務用通信カラオケの管理開始
2009年7月イーライセンスが著作権等管理事業法に定める非一任管理(録音・出版の商品化利用及び広告目的利用)開始
2011年7月イーライセンスが100%子会社として株式会社イーライセンスシステムズ(現株式会社NexTone システムズ)設立
2012年1月イーライセンスがレンタル用包括ビデオグラムの利用許諾開始
2012年4月イーライセンスがキャスティング事業を開始
2012年10月イーライセンスがインタラクティブ配信(ゲーム)の利用許諾開始
2013年9月イーライセンスが主に東南アジアにおける著作権等管理事業を行うことを目的とするOne Asia Music Inc.(当初持株比率74.0%、2019年4月に保有株式の一部を譲渡し現在は10.0%に減少)を台湾・台北に設立
2014年4月イーライセンスが一般社団法人音楽電子事業協会と包括契約を締結し、業務用通信カラオケの利用許諾開始
2014年6月イーライセンスがYouTubeにおけるコンテンツマネージメントサービス(ユーザー投稿動画のマネタイズと監視パトロールサービス)を開始
2015年3月エイベックス・グループ・ホールディングス株式会社(現エイベックス株式会社、以下「エイベックス」)の100%子会社であるエイベックス・ミュージック・パブリッシング株式会社(以下「AMP)がイーライセンス発行済株式の16.8%を既存株主から取得し、エイベックスがイーライセンスを持分法適用関連会社化(2020年3月に所有株式を一部売却し、持分法適用の範囲から除外)
2015年9月AMPがイーライセンスの株式を追加取得し持株比率を34.4%とするとともに、JRCの発行済株式の46.6%を取得し、エイベックスがJRCを持分法適用関連会社化(2020年3月に所有株式を一部売却し、持分法適用の範囲から除外)
2016年2月イーライセンス(存続会社)とJRC(消滅会社)が合併、事業統合し株式会社NexTone発足
2016年5月本店所在地を東京都渋谷区広尾一丁目1番39号 恵比寿プライムスクエアタワー20Fに移転


年月概要
2017年4月当社で著作権管理を行っている著作物の「著作権使用料分配実績上位3作品」の著作者及び音楽出版社を表彰する「NexTone Award(ネクストーン・アワード)」を創設
(第1回"Gold Medal"受賞曲:スピッツ『渚』)
2017年4月著作権管理事業において「イーライセンス事業本部」「JRC事業本部」の二事業本部を「事業本部」に統合
2017年8月YouTubeにおける管理著作物の利用に関して「データエクスチェンジ機能に基づく利用許諾契約」を、世界中の著作権等管理事業者の中でも最初期のタイミングでGoogle社と締結
2018年4月100%子会社である株式会社NexToneラボラトリーズを吸収合併
2020年1月Google社と北米地域における著作権使用料徴収に関する利用許諾契約を締結
2020年3月東京証券取引所マザーズに株式を上場
2020年11月欧州の著作権管理事業者である Society of Authors, Composers and Publishers of Music(SACEM)、Society for the Administration of Mechanical Reproduction Rights of authors, composers, publishers, dubbing and subtitles author(SDRM)及びIMPEL Collective Management Limited (IMPEL)と、当社管理作品の海外利用における著作権使用料の徴収に関する徴収代行契約を締結
2020年12月著作権協会国際連合(CISAC)とClientRME契約を締結

(注)当事業年度末後、有価証券報告書提出日までに、以下の事象が発生しております。
・2021年4月 当社管理作品の海外地域における著作権使用料の徴収を開始

提出会社の経営指標等事業の内容


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E35562] S100LLEZ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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