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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004CWZ

有価証券報告書抜粋 アース製薬株式会社 研究開発活動 (2014年12月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


当社グループは「ベストクオリティで世界と共生」を基本理念に、めまぐるしく変わる市場環境と消費者志向に対応すべく、常に「お客様目線」に立ってニーズを発掘する姿勢、提供のタイミングを逃さない開発スピードを念頭におき、クオリティの高い安全な高付加価値製品の創造と衛生管理サービス提供業務の研究開発活動を行っております。
当連結会計年度における当社グループの研究開発費は22億27百万円でありました。
報告セグメント別の研究開発活動は以下のとおりであります。

(1) 家庭用品事業

① 基本方針
当事業では、お客様の生活空間の質の向上を目的に、基礎的な研究を充実させ、戦略的なテーマを選定し、独創的で高品質な製品を他社に先駆けて発売することを目指しております。
この方針のもと、お客様や小売店様からの要望、市場動向、技術動向などに関する情報の入手・調査・分析を行い、技術の向上を通じて、市場が求める製品開発や品質改善に取り組んでおります。

② 殺虫剤にかかる研究
ハエ・蚊・ゴキブリ・ダニ・ノミ・マダニ・シラミなど健康被害を及ぼす衛生害虫(医薬品・医薬部外品など)やアリ・ハチ・ムカデなどの不快害虫の駆除を目的とした家庭用殺虫剤の研究開発を行っております。近年の傾向として、対象害虫に特化した専用の殺虫剤や、忌避・予防、あるいは殺虫成分を含まない製品、さらには使用時の香りも重視した製品の需要が高まっており、これらお客様ニーズの多様化にも応えるべく取り組んでおります。
当連結会計年度の主な研究成果は以下のとおりであります。
長期間使用のニーズを受けて、1プッシュで蚊を落とす『おすだけノーマットクリアタイプ』に240回分を、成長を続ける吊下げ型虫よけ『バポナ虫よけネットW』、『バポナ玄関用虫よけネットW』にそれぞれ1年用を発売しました。
また、香りに対するニーズの高まりにより、蚊取線香から『アース渦巻香 ラベンダーの香り』を追加、吊下げ型虫よけには、『バポナ虫よけネットW バラの香り240日用』、『バポナ玄関用虫よけネットW バラの香り240日用』を発売しました。
さらには、殺虫成分を使用せずマイナス85度の超冷撃効果により害虫を駆除できる『凍らすジェット冷凍殺虫300ml』、ムカデの喫食性を研究して生まれた毒餌剤『ムカデコロリ顆粒タイプ』、『ムカデコロリ容器タイプ』を発売しました。

③ 日用品にかかる研究

お客様の健康、居間・浴室・トイレ・キッチンなどの居住空間の質の向上に役立つ製品の提供を目指し、口腔衛生用品・入浴剤・芳香剤・衣類用防虫剤・除菌洗浄剤・ネズミ駆除剤・育毛剤などの研究開発を行っております。
当連結会計年度の主な研究成果は以下のとおりであります。
入浴剤では、ご好評を頂いている温素に「モール泉」をイメージした『温素 琥珀の湯』、「硫黄の湯」をイメージした『温素 白華の湯』を追加発売しました。㈱バスクリンの「きき湯」シリーズからは、汗ばむ季節にぬる湯であたためる『きき湯 冷泉炭酸湯 スパリラックス』、『きき湯 冷泉炭酸湯 スパリフレッシュ』を追加発売し、また、塗ってシャワーで流すだけでニオイの元を殺菌する『バスクリン 洗えるクールシャワー 250ml』、『バスクリン 洗えるクールシャワー さらさら肌250ml』を発売しました。
米びつ用防虫剤では、食品由来成分でどんな米びつにも使いやすく、カビも防げるお米の防虫剤『お米の虫よけ新鮮米』を発売しました。
また、浴室用防カビ剤としてアースレッドのくん煙システムと有効成分イソプロピルメチルフェノールの付着力&浸透力で浴室にひそむカビをすみずみまで除菌する『アースレッドお風呂の防カビ剤』を発売しました。


④ 園芸用品にかかる研究
家庭用殺虫剤で培ってきた技術やノウハウを活かし、“より安心に”、“より安全に”、“よりわかりやすく”、“より使いやすい”を基本理念に、園芸愛好家の方から初心者の方まで幅広くご使用いただける園芸用品の研究開発を行っております。
当連結会計年度の主な研究成果は以下のとおりであります。
特定防除資材では、発生前にスプレーすることでアブラムシ・ハダニ・うどんこ病などを予防する『やさいをまもる 病気と虫の予防スプレー』、『はなをまもる 病気と虫の予防スプレー』を発売しました。
虫よけ剤では、お庭に一気に拡がる5連縦長ワイド噴射で、蚊に刺されない空間をつくる『ヤブ蚊のいない庭をつくるスプレー』を発売しました。また、スプレーするだけで服の上から咬まれたりまとわりつく虫を防ぎ、園芸作業時に最適な紫外線カット効果とひんやり感をプラスした『服の上からサラテクト ガーデンミスト』を発売しました。
除草剤では、ご好評を頂いている食品由来成分でつくられた『おうちの草コロリ』シリーズに、立ったままでも狭い隙間にらくらくスプレーできるエアゾールタイプの『おうちの草コロリ らくらくスプレー』と、業界初のジョウロヘッド採用で広い範囲の雑草に撒きやすい『おうちの草コロリ ジョウロヘッド』を発売しました。

当連結会計年度における家庭用品事業の研究開発費は20億60百万円となりました。

(2) 総合環境衛生事業

① 検査・検定にかかる研究

当事業では、契約先からの各種検査・分析や異物検定要請に正確かつ迅速に対処するために、東日本(千葉県鎌ケ谷市)と西日本(大阪府大東市)にそれぞれ総合分析センターを設置しております。
それぞれの分析センターでは、契約先の製造環境(施設・設備、機械・器具、空調、使用水、作業員)や原料・製品などの微生物検査、DNAを利用した同定、昆虫・毛髪・微生物など有機物及び石やガラスなどの無機物の異物検定、塵埃や水質などの環境測定など、検査・分析機関として各種検査手法の精度アップ及びDNAレベルでの精度も視野に入れた、迅速な検査技法に関する研究を主として行っております。

② 施工・調査等にかかる研究
調査技術・調査機器・施工技術などの研究開発は、開発部、学術部、技術部と総合分析センターが相互に連携を取りながら行っております。また、効果的・効率的な危害物質の制御の施工に関する技術につきましては、可能な限り化学合成薬剤の使用量を控えることを目的とした独自開発に加え、公的機関及び大学、民間企業との共同研究開発も含めて取り組んでおります。

③ 今後の方針
ここ最近、異物混入に関する事件・事故が相次ぎ、検査同定依頼や対策に対するニーズが増しております。契約先の顧客満足度を向上させるためには、検査精度の充実及び危害物質による汚染や異物混入を防止するための技術開発が重要となります。ISO17025(試験所及び校正機関に関する一般要求事項を規程した国際標準規格)の維持と更なる精度管理の強化、産官学との連携の強化、及び分析機器や社内システムのレベルアップについて更なる推進を図ってまいります。
また、大阪府茨木市に建設中である「彩都総合研究所」は年内には完成予定であり、新技術の開発、より精度の高い分析や教育研修ができる施設として準備をしてまいります。

当連結会計年度における総合環境衛生事業の研究開発費は1億66百万円でありました。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01015] S1004CWZ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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