シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004CWZ

有価証券報告書抜粋 アース製薬株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2014年12月期)


研究開発活動メニュー株式の総数等


(1) 重要な会計方針及び見積り

当社グループの連結財務諸表は、わが国において、一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されています。この連結財務諸表の作成にあたりましては、決算日における財政状態、経営成績に影響を与えるような見積りや予測が必要となりますが、これらの会計処理については会計監査諸法規をもとに、過去の実績や状況に応じ合理的と考えられる基準により見積り及び判断を行っております。

(2) 当連結会計年度の経営成績の分析

① 売上高
当連結会計年度における売上高は、前連結会計年度より101億20百万円(7.5%)増加し1,458億58百万円となりました。
セグメント別に見ると、「家庭用品事業」の売上高は、前連結会計年度より105億43百万円(8.6%)増加し1,331億25百万円となりました。増収の主な要因は、殺虫剤部門では8月下旬のデング熱発生による需要の急増や返品の減少、日用品部門では口腔衛生用品の堅調な推移、入浴剤、その他日用品における新製品寄与、また、白元アース㈱の新規連結に伴い、4ヵ月分(9月~12月)の業績を連結に取り込んだことなどが挙げられます。
「総合環境衛生事業」の売上高は、前連結会計年度より7億90百万円(4.3%)増加し191億29百万円となりました。増収の主な要因は、食に対する「安全・安心」意識の高まりを受け、主要な契約形態である年間契約について、件数・保有金額ともに増加したことなどが挙げられます。
(単位:百万円)
前連結会計年度当連結会計年度増減額増減率
家庭用品事業122,582133,12510,5438.6%
総合環境衛生事業18,33819,1297904.3%
(調整額)△5,183△6,396△1,213
合計135,737145,85810,1207.5%


② 営業利益及び経常利益
当連結会計年度における営業利益は、前連結会計年度より6億3百万円(11.1%)減少し48億43百万円となりました。
セグメント別に見ると、「家庭用品事業」のセグメント利益(営業利益)は、前連結会計年度より96百万円(2.5%)減少し38億41百万円となりました。これは、民事再生手続きを申し立てた㈱白元の事業を譲り受けた白元アース㈱の業績(営業損失15億93百万円)を連結に取り込んだことによるものであり、白元アース㈱を連結したことによる影響を除くと順調に推移しております。
「総合環境衛生事業」のセグメント利益(営業利益)は、前連結会計年度より54百万円(3.7%)増加し15億29百万円となりました。これは、増収に伴い売上総利益が増加したことで、今後の展開拡大を図るための増員・人材育成等にかかる費用を吸収したことなどによるものです。
営業外収益は、前連結会計年度より1億75百万円増加し12億65百万円となりました。これは主に、為替差益が2億50百万円増加したことによるものです。
営業外費用は、前連結会計年度より20百万円増加し87百万円となりました。これは、減価償却費を9百万円計上したほか、たな卸資産廃棄損が7百万円増加したことなどによるものです。
以上の結果、経常利益は前連結会計年度より4億48百万円(6.9%)減少し60億20百万円となりました。

③ 当期純利益
当連結会計年度における当期純利益は、前連結会計年度より12億80百万円(42.9%)減少し17億5百万円となりました。
これは、経常利益の減少に加え、前期に計上したタイの洪水被害に伴う受取保険金がなくなり特別利益が2億12百万円減少したこと、固定資産除却損や減損損失の増加、厚生年金基金脱退損失の計上などにより特別損失が4億19百万円増加したこと、法人税等が1億77百万円、少数株主利益が21百万円増加したことなどによるものです。


(3) 財政状態の分析

① 資産の部
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産の残高は、前連結会計年度末より68億23百万円増加し562億55百万円となりました。これは、㈱白元の事業を譲り受けたことも影響し、売上債権が16億43百万円、たな卸資産が53億63百万円増加したことなどによるものです。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産の残高は、前連結会計年度末より89億77百万円増加し453億43百万円となりました。これは、主に㈱白元の事業を譲り受けたことで、建物及び構築物が19億75百万円、土地が20億10百万円増加したこと、建設仮勘定が7億39百万円増加したこと、退職給付に係る資産を28億55百万円計上したことなどによるものです。

② 負債の部
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債の残高は、前連結会計年度末より90億38百万円増加し413億9百万円となりました。これは、㈱白元の事業を譲り受けたこともあり、仕入債務が57億33百万円増加したこと、短期借入金が9億10百万円、1年内返済予定の長期借入金が7億97百万円増加したこと、未払金が9億21百万円増加したことなどによるものです。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債の残高は、前連結会計年度末より55億88百万円増加し107億8百万円となりました。これは、長期借入金が41億80百万円、繰延税金負債が10億41百万円増加したことなどによるものです。

③ 純資産の部
当連結会計年度末における純資産の残高は、前連結会計年度末より11億74百万円増加し495億80百万円となりました。これは、為替換算調整勘定が4億24百万円増加したこと、退職給付に係る調整累計額を7億82百万円を計上したことなどによるものです。

(4) キャッシュ・フローの状況の分析

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)の残高は、前連結会計年度末に比べて4億17百万円減少し、124億26百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、増加した資金は63億80百万円となりました。これは、税金等調整前当期純利益55億67百万円、のれん償却額17億65百万円を計上したことなどによるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、減少した資金は104億22百万円となりました。これは、有形固定資産の取得による支出25億89百万円、事業譲受による支出76億89百万円があったことなどによるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、増加した資金は34億89百万円となりました。これは、長期借入金による増加が49億78百万円ありましたが、配当金の支払額が21億20百万円あったことなどによるものです。

研究開発活動株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01015] S1004CWZ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。