シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004CWZ

有価証券報告書抜粋 アース製薬株式会社 対処すべき課題 (2014年12月期)


生産、受注及び販売の状況メニュー事業等のリスク


当社グループは「ベストクオリティで世界と共生」の基本理念のもと、「お客様目線」を原点にお客様が感じる不満や不便の解消を追求し、より独創的かつ高品質の製品・サービスを提供することを目指しております。これらを実現することで、安定した成長と着実な収益を両立し、「さらなる成長基盤の確立」に向けて次の課題に取り組んでまいります。

(1) 家庭用品事業の取組課題

[創造的・革新的な製品開発]

製品開発は当社グループの成長の根幹を成すものであり、これまで開発した独創的な製品は、多くのお客様にご支持いただき、当社グループの発展に貢献してまいりました。今後はこれらによって培われたノウハウに加えて、お客様の潜在的なニーズを迅速に具現化できる体制の整備を進め、さらに「お客様目線」に立った創造的かつ革新的な製品を開発することで、市場の創造・活性化を図ってまいります。

[グループシナジーの創出]

2012年に完全子会社化した㈱バスクリンとの間では、生産工程におけるノウハウの共有や資材調達の効率化、物流の一本化など既に一定のシナジーが生まれております。また当連結会計年度には白元アース㈱を設立し、㈱白元の事業を一部譲り受けましたが、同様にシナジーを最大限発揮できる体制の早期確立に努めてまいります。今後も、互いの知見を活用した製品開発を進めるとともに、営業活動においても連携を強化するなど、着実にシナジーを生み出し、グループ全体の発展、また日用品業界での存在感を高めることに努めてまいります。

[園芸用品の強化]

当社は、2010年に園芸用品分野へ進出し、2012年のガーデニング戦略本部設立を機に本格的に取り組んでまいりました。家庭用殺虫剤で培った強み・ノウハウを最大限に活かし、より“安心・安全・わかりやすく・使いやすい”をコンセプトとした『アースガーデン』シリーズの拡充により、新たなニーズを掘り起こし、市場の拡大と活性化を目指しております。今後は、園芸用品を殺虫剤、日用品に次ぐ当社「第3の柱」に据えるべく肥料など新たなカテゴリーに進出するとともに、お客様の“日常に根ざした園芸”をさらに訴求し、当カテゴリーでもNo.1を目指してまいります。

[海外販売の拡充]
今後の海外販売においては、「海外売上高100億円の早期達成」に向けて取り組んでまいります。現在も中国とタイを海外の重要拠点として活動しておりますが、さらに両国での販売体制の強化・製品開発体制の充実を図り、海外売上高を拡大させてまいります。
中国においては、天津阿斯化学有限公司、安速日用化学(蘇州)有限公司、白元アース㈱の子会社である白元家庭用品(深圳)有限公司の統括的販社として上海に管理有限公司を設立し、販売体制を強化してまいります。また、製品開発では、グループ間で連携を図り中国のニーズを捉えた製品を積極的に展開してまいります。
タイにおいては、主力の殺虫剤、芳香剤の市場シェアを高めるため、製品開発・販売体制をさらに強化し、売上の拡大に努めます。また、タイの現地法人を東南アジア地域における販売拠点と定め、カンボジア・ラオス・ミャンマー・ベトナムなど周辺諸国への展開を強化してまいります。

[コスト低減の推進]
ここ数年、原価低減に対する様々な取り組みが成果を上げる一方で、売上構成比の変化や為替変動の影響などにより、コストダウンで受けられる恩恵が想定を下回る状況が生じております。
この状況のなか、生産・資材調達面においては、日本で培った原価低減や生産効率向上のノウハウを海外工場に波及させ、大幅なコストダウンを実現しております。今後もグループ工場、外注先を含めて生産体制の最適化に努めるほか、生産工程や原材料調達先を適宜検討しながら、より効率的な生産体制の構築に努めてまいります。
製品開発の段階では、開発の原点である「お客様目線」のもと、効果や使用感について必要十分な品質を担保できる原材料や仕様の変更、環境保全の観点からはパッケージの簡素化などを通じたコストダウンを継続してまいります。
販売については、企業間の競争激化により一部では売上の伸長以上に販売経費がかさむ状況が生じております。今後、販売にかかる経費を分析・検証できる仕組みを構築し、販売コストの効率化を図ってまいります。また、売上・利益の双方に影響を及ぼす返品については、適正な時期での製品の納入・売場展開を通じて、さらなる返品率の改善と返品コストの削減に取り組んでまいります。

(2) 総合環境衛生事業の取組課題

[独創的な環境衛生サービスの提供]
総合環境衛生事業におきましては、食品、医薬品を中心に製品の「安全・安心」に対するお客様のニーズは高く、特に、食品関連業界での異物混入対策や食中毒予防対策は必須となっております。ますます高品質で迅速な衛生管理業務が求められる傾向のなか、お客様のニーズに速やかに対応できる社内体制やネットワークシステムの構築とともに人材の確保及び教育の強化を推進してまいります。
また、今秋に完成予定の彩都総合研究所(大阪府)の最大限の活用を目指し、事業の拡大に努めてまいります。

生産、受注及び販売の状況事業等のリスク


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01015] S1004CWZ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。