有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100P3MI (EDINETへの外部リンク)
株式会社テンダ 事業の内容 (2022年5月期)
当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、「人と社会を豊かにする」をミッションとし、「ITサービスで人と社会の価値を創造する」をビジョンとして、請負を中心にWebシステムやそれに関わるWebサイト(ホームページや商業目的として利用されるWebページ等の総称)/アプリケーションの開発・保守・運用、及びビジネスプロダクト(製品)の提供、ゲームコンテンツの企画・開発及び運用保守を主な事業として取り組んでおります。
当社グループは、当社、連結子会社(アイデアビューロー株式会社、大連天達科技有限公司)の計3社で構成されており、当社グループの事業における当社及び当社の関係会社の位置付け、セグメントとの関連は、次のとおりであります。
(1) ITソリューション事業
ITによる顧客企業の業務やワークフローの改善・改革をトータルにサポートし、顧客企業のワークスタイル変革を推進するためのシステム開発、保守、運営技術者支援に関するトータルサービスを提供しております。
具体的には、ECショップ、会員サイト、プロモーションサイトなど、顧客企業とお客様との重要な接点となるWebサイトの構築から、顧客企業のワークスタイル変革のための業務の自動化・効率化の開発、AI(Artificial Intelligence・人工知能)やRPA(Robotic Process Automation)(注1)といったデジタル技術を活用した顧客企業のサービスの再構築や、技術者派遣(経験豊富なITエンジニアと技術を求めている企業を最善にマッチングし、プロジェクト単位の技術支援、開発支援を行うサービス)を手掛けており、開発から保守・運営まで一気通貫で対応することが可能となっております。
当社グループは、2001年以降モバイル事業に取り組み、2022年5月末現在までに1,000件以上のシステム(Webサイト/アプリ)の開発実績に裏付けられた知見から従来の請負開発のみならず、多数の国内LAMP(注2)エンジニアを中心としたアジャイル型開発手法(注3)を積極的に取り入れております。さらに顧客企業の状況に応じて必要な人材を必要な期間だけ契約するラボ型開発(非常駐型準委任契約による開発)『テンダラボ』により、顧客企業のご要望に柔軟かつスピーディーに対応できるだけでなく、システムソリューションの提供に留まらない、仕組みから大きく変える業務改善を提案し、ワンストップで提供できることが強みです。また、顧客企業のニーズに合ったシステム開発に基づき、「Responsive Krei」(レスポンシブクレイ)(注4)、「Crawl Krei」(クロールクレイ)(注5)をはじめとした幅広い自社開発ソリューションを用意し、効率的な開発が可能であることも特徴となっております。
本サービスは主として顧客企業又は一次請け企業との請負契約により収益が発生しますが、開発だけでなく保守・運用サービスもセットで提供することにより、収益の安定化を図っております。また、顧客企業のリピート率は2022年5月末現在85%以上と、高いリピート率(注6)を達成しております。
なお、本サービスは当社が提供しておりますが、Webサイト構築と合わせて、紙カタログの作成をアイデアビューロー株式会社が提供しております。
(注1)ホワイトカラーの単純な定型作業(デスクワーク)を、AIなどの技術を用いて自動化する概念。
(注2)オープンソースソフトウェアの組み合わせを指し、具体的にはOSのLinux、WebサーバーのApache、データベースのMySQL、プログラミングのPerl、PHP、Pythonを指す。
(注3)仕様や設計の変更が当然あるという前提に立ち、初めから厳密な仕様は決めず、おおよその仕様だけで細かいイテレーション(反復)開発を開始し、小単位での「実装→テスト実行」を繰り返し、徐々に開発を進めていく手法。
(注4)「Responsive Krei」(レスポンシブクレイ)はWebサイトのコンテンツを構成するテキストや画像、デザイン・レイアウト情報(テンプレート)などを一元的に保存・管理するシステム。専門的な知識を必要とせず、直感操作でサイトを構築でき、Webサイトへのファーストアクセスに使用するスマートフォンに最適化されているだけでなく、タブレットやPC画面でも見ることができるレスポンシブWebデザインを採用し、100種類以上のデザインパターンを利用可能。
(注5)「Crawl Krei」(クロールクレイ)はインターネット上で公開されているWebサイトに掲載されている情報を、自動的に収集・加工(クローリング&スクレイピング)し、そのデータをお客様へ提供するサービス。収集できる対象(Webサイト/Webページ内の画像やPDFも可能)が豊富で、かつ期間や時間などの条件設定を行うことで、必要な情報を正しく抽出し、また抽出されたデータをお客様が使いやすいよう、 CSVやJSON形式などでも出力することが可能。
(注6)リピート率は、ITソリューション事業において2022年5月期に取引があった顧客企業のうち、2022年5月期において複数回の取引実績がある顧客企業をリピート企業として算定しております。
(2) ビジネスプロダクト事業
「ホワイトカラーの業務効率化」をコンセプトに、パソコン・スマートフォン等でのマニュアル自動作成が可能な「Dojo」(ドージョー)、「Dojoウェブマニュアル」、システム操作ナビゲーション「Dojoナビ」をはじめとした、AI(Artificial Intelligence・人工知能)やクラウドを活用したプロダクトなどの企画・開発・販売を行っております。
お客様の声を反映しご満足いただけるサービスを理想として、製品企画、製品開発、クオリティアシュアランス、デザイン、マーケティング、販売促進、プロモーション、カスタマーサポートを、すべて当社グループ内(当社及び大連天達科技有限公司)で行える体制を整えていることが特徴です。
なお、本サービスはソフトウェアの導入が中心ですが、操作指導やコンテンツ作成支援など必要に応じて保守・運用も含めた契約とすることで、導入後も収益を獲得できるモデルとなっております。
主な製品サービスは以下のとおりであります。
a. マニュアル自動作成ソフト「Dojo」
パソコン上のすべての操作を、自動でマニュアル化するマニュアルソリューションです。業務上のシステム操作・手順を、自動で操作対象画面・操作手順の説明文として自動作成し、電子文書媒体に出力します。2008年にリリース後、累計導入企業は2,900社以上となっており、2009年には公益財団法人りそな中小企業振興財団と日刊工業新聞社が主催し、経済産業省中小企業庁及び中小企業基盤整備機構が後援する「中小企業優秀新技術・新製品賞」にて「優秀賞」を受賞しております。
b. マニュアルナビゲーション「Dojoナビ」
「Dojo」の上位製品として2019年にリリースした、システムの操作手順を実画面上でナビゲーション表示する「わかりやすさ」を追求したマニュアルソリューションです。操作手順をリアルタイムに実画面上に表示する「ナビゲーション機能」と、実システムにメモが自由自在に貼れる「ふせん機能」で運用ルールの共有・浸透、早期習熟を支援します。
本製品につきましては、2019年8月7日に特許取得をしております。
また、2021年4月7日には、「中小企業優秀新技術・新製品賞」にて新設されたソフトウェア部門の最上位の賞である「中小企業基盤整備機構理事長賞」を受賞しております。
c. マルチデバイスマニュアル作成・管理システム「Dojoウェブマニュアル」
2021年にリリースした、スマートフォンやタブレットで簡単に現場マニュアルが作成・共有できるクラウドソリューションです。紙マニュアル削減や教育に効果的な動画マニュアル作成、属人化防止に向けた標準作業共有など幅広い分野で、業務効率化・DX推進が行えます。
(3) ゲームコンテンツ事業
2001年よりソーシャルゲーム(注1)をはじめとしたコンテンツの制作・運用を開始し、2014年からは蓄積された企画、開発、運用ノウハウを活かし、コンテンツプロバイダーとして自社ゲームの提供を行っております。本サービスは国内プラットフォーム運営事業者の運営するプラットフォーム上、又はプラットフォームを介してユーザーに無料で提供され、アイテムを購入する際に課金が行われる課金型のビジネスモデルを採用しております。自社所有ゲームをエンジン化(基本機能の共通化)し、ゲーム化権を獲得した有名IP(Intellectual Property・知的資産)を自社エンジンに載せることで、開発期間の短縮化、低コスト化(当社比)を実現するとともに、プラットフォーム運営のノウハウを活用した集客・売上の拡大や、ゲーム運営ノウハウを活用したゲームタイトルの長寿命化を図れていることが当社の強みとなっております。また、ゲーム化権を所有した法人から受託開発サービスとして、ソーシャルゲームからネイティブゲームまで、企画、開発、運営のトータルサポートも可能となっております。
主なゲームタイトルは以下のとおりであります。
① 自社タイトル
a. 「ヴァンパイア†ブラッド」(カードバトルRPG)(注2)
2012年よりサービスを開始したスマートフォン、フィーチャーフォン向けのソーシャルゲームです。2014年にORICON NEXT株式会社から著作物、及び著作権を譲り受け、自社タイトルとして配信を開始し、多数の有名ゲームプラットフォームでサービスを提供しております。自社タイトルとして配信を開始した翌年の2015年には、月間売上ランキング1位を獲得するプラットフォームもある人気ゲームです。
b. 「からくりサーカス~Larmes d'un Clown(ラームズ ダン クラウン)~」(カードバトルRPG)
2018年よりサービスを開始したスマートフォン向けのソーシャルゲームです。累計発行部数1,500万部を誇る人気少年漫画「からくりサーカス」の初となるソーシャルゲームです。2018年に放映開始されたアニメで再構築されたストーリーを再現しているカードRPGです。
② 受託開発、運用タイトル
a. 「宇宙戦艦ヤマト2202 遥かなる旅路」(カードバトルRPG)
2014年よりサービスを開始したスマートフォン、フィーチャーフォン向けのソーシャルゲームです。傑作アニメーション映画「宇宙戦艦ヤマト2199」をソーシャルゲーム化し、その後、最新作「宇宙戦艦ヤマト2202」の登場と共に、アップデートし「宇宙戦艦ヤマト2202 遙かなる旅路」としてリリースしたカードRPGです。
b. 「ろくでなしBLUES~激闘クロニクル~」(カードバトルRPG)
2017年よりサービスを開始したスマートフォン向けのソーシャルゲームです。人気少年漫画「ろくでなしBLUES(ブルース)」のソーシャルゲームです。ストーリーを忠実に再現したことで、原作ファンはもちろん、未読の方でも新たな出会いを楽しめるカードRPGです。
(注1)ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)をプラットフォームにしたゲームコンテンツの総称。
(注2)主にソーシャルゲームにおけるジャンルで、カードの収集や、カードを使用した対戦を行いながら
冒険するタイプのゲームの総称。
事業の系統図は、次のとおりであります。
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E36637] S100P3MI)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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