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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10054UU

有価証券報告書抜粋 株式会社ソフト99コーポレーション 研究開発活動 (2015年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループは多様化、高度化、精密化した顧客ニーズに対応していくため、ファインケミカル事業部門とポーラスマテリアル事業部門にて製品の研究開発を進めております。
当連結会計年度における各事業別の研究開発活動の状況及び研究開発費の金額は次のとおりであります。
なお、当連結会計年度の研究開発費の総額は、530百万円であります。
(ファインケミカル)
当事業における当連結会計年度の研究開発費は330百万円となっております。
主な研究成果は次のとおりであります。
(1)自動車ボディ・ガラス・車内用品
①極ワックス
(白の極)マイクロパウダーによる水アカ除去効果とハイグロスポリマーによる艶出し効果でクリア感のある艶に仕上がるハンネリタイプのワックスです。
(銀の極)ハイグロスポリマーとカルナバワックスによる艶出し効果でクリア感のある艶に仕上がる固形タイプのワックスです。
(黒の極)ハイグロスポリマーとカルナバワックスによる艶出し効果で深みのある艶に仕上がる固形タイプのワックスです。
②フクピカ12枚 4.0
コーティング施工車対応とすると共に従来のデザインを一新したボディ用ウエットシートです。
③ホイールダストブロッカー
疎水性ナノ微粒子によりブレーキダスト等の付着を防止する防汚ホイールコート剤です。
④ぬりぬりガラコ ハヤデキ
高反応性シリコーンと触媒の効果でガラスとの反応性が向上しました。施工時間を短縮しつつ、ぬりぬりガラコと同等の撥水性を付与します。
⑤ガラコワイパー パワー撥水雪用
冬季のブレード凍結による払拭不良に対応した雪用撥水付与型ワイパーです。エアロ設計で、浮き上がりやすい高速走行でも安定した性能を確保しました。
⑥メガシャキ芳香剤
ハウスウェルネスフーズ㈱のメガシャキとのコラボレーション製品です。メガシャキドリンクをミニチュア化したボトル型容器を採用。ボトルのボタンを押すとキャップ部が跳ね上がり、香りが車内に広がります。

(2)家庭用品
①メガネのくもり止め濃密ジェル
ジェルタイプのメガネのくもり止め剤。ジェルタイプにすることで液の飛び散りを防ぎ、濃厚成分が厚くレンズにつくことにより、耐久皮膜を実現しました。

(3)その他(業務用製品)
①BeCARX メッキモール用クリーナー&コート
アイオン㈱のPVA研磨スポンジと当社コーティング剤とのコラボレーション製品です。主に外車等に見られるアルミモール専用の研磨スポンジと反応性コーティング剤をセットにしたもので、アルミモールの白サビを除去し、コーティング剤で保護します。
当連結会計年度において、国内特許6件を出願しており、国内出願特許2件が登録になりました。

当事業の研究開発活動は合計13名で行っております。

(ポーラスマテリアル)
当事業における当連結会計年度の研究開発費は199百万円となっております。
主な研究成果は次のとおりであります。
(1)新規多孔質体
前期よりタッチパネル製造装置に採用されたオレフィン系多孔質体ピオラスローラーが、転写物の少なさを評価され、その用途を従来の洗浄、吸水用途から搬送用途へと用途を拡げており、さらなる要求を満たすべく商品の改良を続けています。また、新たに取り組んでいた工業用スワブ用部材については、材質2種類、直径2~5mmのサイズでの生産の目途がたち、2015年度より電子産業及び医療業界向けにサンプルワークを開始します。

(2)電池関連材料
大学と共同でPVA/フェノール多孔質体をベースとしたシームレス活性炭を、電気二重層キャパシタ用電極材料としての開発を進めており、その高電圧耐性が評価を受け、ユーザー評価でも一定の評価を得ました。そこで活性炭サンプルの作成を自社で行うべく、試験用の雰囲気式電気炉を導入し、炭化、賦活の条件検討を開始しています。また、機能のさらなる向上を目指した材料開発と並行して、他用途への求評も進めています。

(3)メディカル関連
開発を進めていたホルムアルデヒド溶出量低減品はサンプルワークを開始し、滅菌品についてはγ線及び電子線照射でのバリデーションを完了して要請に応えられる態勢が整っています。さらに、電子線照射時のホルムアルデヒド溶出の抑制法についての研究を続けています。また、医療用検査機器、器具の吸水材料としての展開も進めており、イムノクロマト法によるインフルエンザ検査用キットに採用されました。

(4)新規研磨材
ハードディスクの性能向上に向けて、MD(メモリーディスク)表面のさらなる精度向上が求められており、そのため各ユーザーからMD用研磨剤に対して新たな要望が出され、それに対応するための新製品開発を進め、ユーザー評価段階にあります。
また、今後伸長が期待されるサファイア基板等の硬質ディスク研磨用定盤の開発も進め、社外の評価機関による試験で実用レベルの研磨性能がある事を確認しました。今後は耐久性を含めた評価に入ると共に、さらなる改良を進めていきます。

(5)半導体向け洗浄部材
パーティクルの除去性能を向上したタイプが酸性条件下でのみ有効でありましたが、アルカリ性条件下でもその性能を発揮する新たなタイプを開発し、ユーザーからの評価も受け採用となりました。また、ワークとの接触をより均等にする事を目的としたタイプも開発し、ユーザーに求評しております。さらに、ユーザーの要請もあり、振れ精度の改善とブラシからの溶出パーティクルの低減に取り組んでいます。

(6)生活資材
生活資材用途では、「超吸水コースター」が昨年好評であった事を受け、スイム用セームで培ったプリント技術と、産業資材で培った高精度打ち抜き技術を応用した「和柄シリーズ」を上市しました。さらに、業務用としてユーザー限定商品への対応も始めました。
また、「汚れ落としシリーズ」には、業者向けに「車のモール磨き用」を、一般向けには「IH・ガラストップ用」「衛生陶器・タイル用」「金属鍋・フライパン用」の3種類を追加しました。
2016年度新商品用として、新たな付加価値をつける事を目標とした開発に取り組んでいます。

当連結会計年度において、国内外ともに特許の出願はありませんでした。また、国内出願特許2件、海外(米国)出願特許2件が登録になりました。

当事業の研究開発活動は合計19名で行っております。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01057] S10054UU)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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