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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004FXO

有価証券報告書抜粋 株式会社セルシス 業績等の概要 (2014年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績

当期の経営成績
携帯端末市場の中心がスマートフォンへと急速に移行していく中で、当社グループは積極的に事業構造改革を進めており、コスト削減と利益率の向上を目指す一方で、戦略投資事業における投資の成果であるクリエイターサポート事業の強化及びUI/UX(ユーアイ/ユーエックス)事業の市場拡大を進めております。
当連結会計年度においては、各事業セグメントにおいて、継続的に販売活動の強化を推進するとともに、前連結会計年度に実施した事業構造改革の成果による人件費の圧縮や減価償却費の軽減が、売上原価及び販売管理費の圧縮に貢献しております。これらの施策の結果、クリエイターサポート事業が黒字化いたしました。
また、UI/UX事業における関西地域の事業基盤の拡大を目的とした株式会社エイチアイ関西を孫会社化、「デザインエンジニアリング」の推進強化を目的とした株式会社U'eyes Designを孫会社化等、M&Aを活用した積極的な事業拡大施策を展開した結果、UI/UX事業の赤字幅が大幅に縮小しております。
その結果、当社グループの当連結会計年度の売上高は3,826,206千円(前年同期比3.8%増)、営業利益は99,713千円(前連結会計年度は69,093千円の営業損失)となりました。
また、経常損益につきましては、支払利息11,280千円を計上したこと等により、93,621千円の経常利益(前年同期は68,222千円の経常損失)となりました。純損益につきましては、株式会社エイチアイ関西の取得による負ののれん発生益13,849千円の計上や投資有価証券評価損27,903千円の計上等により、59,958千円の当期純利益(前年同期比40.1%増)となりました。
事業別セグメントにつきましては、以下のとおりであります。

コンテンツソリューション事業の中心である携帯電話市場におきましては、2014年12月末で国内携帯電話加入契約数が1億4,505万台(前年比6.2%増)となっております。(社団法人電気通信事業者協会発表「携帯電話・PHS契約数」より)また、2014年12月末における国内のスマートフォン契約数の占める割合は、フィーチャーフォンとスマートフォンの合計契約件数の52.3%と過半数を超える等、スマートフォンの普及が拡大しております。(株式会社MM総研発表より)
このような経営環境の中、電子書籍ビューア「BS Reader for Browser」がソフトバンクモバイル株式会社の提供するスマートフォン向け総合電子書籍サービス「スマートブックストア」に採用、「LINEマンガ」PC向けウェブブラウザ版に当社子会社株式会社セルシスと株式会社メディアドゥが共同で提供するブラウザビューアソリューションが採用され、また、同ビューアをiPhone・iPad向け最新OSの「iOS8」に対応させる等、総合電子書籍ビューア「BS Reader」の拡充に努めてまいりました。なお、「BS Reader for Browser」が利用されている電子書籍配信サービス数は、2014年12月末では920サービス超となっております。
以上の結果、コンテンツソリューション事業の売上高は、1,117,640千円(前年同期比12.9%減)となり、営業利益は22,262千円(前年同期比81.3%減)となりました。

当連結会計年度では、ペイントソフトウェア「CLIP STUDIO PAINT」のフランス語版、スペイン語版の販売を開始し、パリで開催のJapan Expoに出展した他、KADOKAWA Contents Academy株式会社の海外コンテンツスクール事業においてペイントソフトウェア「CLIP STUDIO PAINT EX」が教材として採用される等、海外市場の開拓を推進しております。また、スマートフォン向けソーシャルお絵かきアプリ「kakooyo!」を公開、指だけで快適に描ける描画機能を持ち、複数人でキャンバスを共有して描くことをはじめ、ライブ配信やチャットコミュニケーションが可能になっております。スマートフォン、タブレットの普及に伴い、クリエイターの増加と作品発表の場の拡充を目指し、創作のすそ野を広げる活動を推進してまいります。
なお、クリエイターの創作活動をトータルに支援するサイト「CLIP」においては、2014年12月末時点の登録者数は47万人となっております。
以上の結果、売上高は751,159千円(前年同期比17.9%増)、営業利益は10,377千円(前年同期は93,549千円の営業損失)となりました。

当連結会計年度では、「デザインエンジニアリング」をテーマに、自動車関連分野を中心として、組込みUIノウハウを集約した次世代UIオーサリングツールである「exbeans UI Conductor(エックスビーンズ ユーアイ コンダクター)」の販売に注力すると共に、受託開発案件の受注活動を強化してまいりました。その結果顧客基盤の拡大が進み、受注状況は堅調に推移しております。また、既存製品である「MascotCapsule UI Framework」の車載機向け販売が好調であり、ロイヤリティ収入が増加いたしました。費用面では開発プロセスの管理強化等の施策によって外注費を中心とした製造原価の削減を進めております。
また、今後の事業拡大に向けて、関西方面での顧客対応を強化する目的で株式会社エイチアイ関西を2014年2月に孫会社化し、「デザインエンジニアリング」の活動を強化しその推進を加速させる目的で、株式会社U'eyes Designを2014年4月に孫会社化いたしました。
以上の結果、売上高は1,874,790千円(前年同期比25.9%増)、営業損益は8,402千円の営業損失(前年同期は188,315千円の営業損失)となり赤字幅は大幅に縮小いたしました。

アプリケーション事業につきましては、前連結会計年度より事業の縮小を進めております。新規の事業活動は行っておらず、継続中のサービス運用業務の手数料収入を収益計上しております。
以上の結果、売上高は126,624千円(前年同期比57.7%減)、営業利益は42,102千円(前年同期比50.0%増)となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ74,580千円減少し、1,013,710千円となりました。なお、当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、672,554千円(前連結会計年度は358,484千円の獲得)となりました。これは主として、売上債権の増加額243,604千円や負ののれん発生益13,849千円の計上等があったものの、税金等調整前当期純利益77,574千円の計上や減価償却費の計上574,714千円等の資金の増加要因があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、508,476千円(前連結会計年度は163,135千円の使用)となりました。これは主として、定期預金の払戻による収入165,844千円等があったものの、ソフトウエア等の無形固定資産の取得による支出783,084千円、有形固定資産の取得による支出32,218千円等があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、238,659千円(前連結会計年度は48,473千円の使用)となりました。これは主として、短期借入れによる収入426,000千円等があったものの、短期借入金の返済による支出429,682千円や長期借入金の返済による支出240,304千円等があったことによるものであります。
この結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は、1,013,710千円となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E26231] S1004FXO)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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