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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1005TH6

有価証券報告書抜粋 五洋食品産業株式会社 業績等の概要 (2015年5月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績

当事業年度におけるわが国の経済は、政府による継続したデフレ脱却、経済再生と財政再建の各種政策の効果等から、一部で企業収益に改善がみられ、雇用・所得環境に改善の動きがみられる一方で、国内の個人消費マインドには依然として弱さがみられ、海外景気の下振れリスク、継続的な原材料価格の高騰などの懸念もあり、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。
食品業界におきましても、景気回復への期待感が高まるなか、全体的には消費者の物価上昇を懸念した節約志向が残り、個人消費の回復には足踏み感がみられ、一方で円安の影響を受けた原材料費が不安定な状況で推移し、物流運賃が上昇傾向にあるなど厳しい状況が続いております。
このような経営環境のなかで、当社は「小回りの利いた『企画開発~生産~供給』までの一貫した高品質なサービスをお客様にスピーディーに供給する」という経営方針のもと、販売戦略上の管理単位を、「飲食店等(プロ)向け業務用スイーツ事業(業務用チャネル)」、「宅配向けスイーツ事業(宅配用チャネル)」、「小売市場向けスイーツ事業(小売用チャネル)」、「海外向けスイーツ事業(輸出チャネル)」と定義し、主に①顧客の要求事項を満たす商品分類とコンセプトに合致する商品開発体制の整備、②国内最大の消費地である首都圏の営業体制の強化並びに業務用チャネルにおける大手外食チェーンとの取引の拡大、③エリアごとに営業戦略を策定し、その地域の有力顧客に重点的にアプローチすることによる営業効率の改善及び営業人員当たりの売上高の拡大、④タイに次ぐ現地有力企業との販売提携、業務提携を通じた輸出の拡大並びに積極的な催事出店による売上高の拡大に取組み、それぞれの販売チャネルにおいて売上高が堅調に推移いたしました。特に業務用チャネルにおいては大手外食チェーンからの受注が拡大し、また輸出チャネルにおいても台湾やシンガポール百貨店での催事出店のほか、香港の財閥である新華集団(Sun Wah Group)傘下の新華日本食品有限公司との取引を開始し、業務提携を行うなど営業施策の効果が表れはじめました。
このような取組みの結果、当事業年度の売上高は1,639,120千円(前年同期は1,334,355千円、前年同期比304,765千円増加(22.8%増))となりました。
利益面においても堅調な売上高の推移を受けて、①当第1四半期会計期間に固定オーブン、ショックフリーザー等の生産設備を一部更新したことで生産能力の底上げを推し進めたこと、②工場の稼働時間を延長して増産体制にシフトさせた結果、生産人員の習熟度向上による生産効率の改善や歩留りの改善が1日当たりの生産金額を押し上げる結果をもたらしたこと、③生産量の拡大により1単位当たりの製品に配賦する製造間接固定費(単位当たり製造間接固定費配賦額)が対前年同期に比して減少したことが主たる要因となり、売上原価率が72.7%と前年同期74.3%に対して1.6ポイント改善し売上総利益が増加した結果、営業利益は61,412千円(前年同期は営業損失7,826千円、前年同期比69,239千円の改善)、経常利益は39,536千円(前年同期は経常損失42,093千円、前年同期比81,630千円の改善)、当期純利益は38,794千円(前年同期は当期純損失37,566千円、前年同期比76,361千円の改善)となり、通期業績を黒字化することに成功いたしました。
加えて、当社が重要業績指標と位置付けているEBITDAについて、EBITDAは119,973千円(前年同期は47,939千円、前年同期比72,033千円の増加)、EBITDAマージンは7.3%(前年同期は3.6%、3.7ポイントの増加)となり、こちらも同様に好調な結果を残すことができ、増加させることに成功いたしました。
※EBITDA=営業利益+減価償却費等の非現金支出費用
※EBITDAマージン=EBITDA÷売上高

なお、当社は冷凍洋菓子事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

(2) キャッシュ・フローの状況

当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末と比較して320,250千円増加し、435,724千円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。


(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は112,003千円(前年同期は122,805千円の獲得)となりました。これは主に、税引前当期純利益37,754千円を計上したことのほか、減価償却費53,900千円、仕入債務の増加32,573千円及びたな卸資産の増加14,207千円によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は3,769千円(前年同期は30,295千円の獲得)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出3,550千円によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は212,016千円(前年同期は58,016千円の使用)となりました。これは主に、長期借入れによる収入250,000千円、長期借入金の返済による支出75,588千円及び社債の発行による収入99,100千円によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E26570] S1005TH6)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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