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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10056VJ

有価証券報告書抜粋 三ツ星ベルト株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2015年3月期)


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(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、経営者は適正な連結財務諸表を作成する責任を有しており、以下の確認を行っております。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループ(当社及び連結会社)が判断したものであります。

① 有価証券
投資その他の資産に計上している有価証券は、当社の保有目的に基づき、子会社・関連会社株式及びその他有価証券に適切に分類し、会計処理しております。減損処理にあたっては、その他有価証券で時価のあるものについて、期末における時価が取得原価に比べ50%以上下落した場合には全て減損処理の対象とし、30%から50%までのものについては当該会社の資産状況、金額の重要性等を勘案して必要と認められる額を減損処理の対象としております。また、非上場株式については、純資産額が50%以上下落した場合に減損処理の対象としております。

② たな卸資産
たな卸資産は、棚卸資産の評価に関する会計基準に基づき適切に評価しております。

③ 営業債権
営業債権は、貸借対照表日以前の売上から生じた債務者に対する正当な債権であり、貸借対照表日後に出荷したもの、委託又は試用販売のために出荷したもの等に係る債権は含めておりません。また、貸借対照表日後に発生すると予想される貸倒損失に対して適正な引当金を計上しております。

④ 繰延税金資産
適正な法人税等及び法人税等調整額を計上しております。繰延税金資産に関しては将来の回収可能性を十分に検討し回収可能な額を計上しております。

(2) 財政状態の分析
当連結会計年度末は、現金及び預金の増加等により流動資産が43億63百万円、有形固定資産が4億13百万円、株価の上昇に伴い投資その他の資産が27億24百万円とそれぞれ増加した結果、総資産は前連結会計年度末比74億97百万円増加の860億73百万円となりました。
一方、負債は、借入金の減少を主な要因として流動負債が23億10百万円減少したこと等により、前連結会計年度末比21億95百万円減少の256億59百万円となりました。
純資産は、当期純利益の計上等により利益剰余金が50億48百万円、株価の上昇及び為替の影響等によりその他の包括利益累計額が46億51百万円とそれぞれ増加した結果、前連結会計年度末比96億93百万円増加の604億14百万円となりました。
以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末の64.6%から70.2%に上昇しました。

前連結会計年度との比較は下記のとおりであります。
前連結会計年度当連結会計年度増減
総資産額(百万円)78,57686,0737,497
純資産額(百万円)50,72160,4149,693
自己資本比率(%)64.670.25.6
1株当たり純資産額(円)785.02935.17150.15

(3) 経営成績の分析
① 売上高
売上高は、前連結会計年度と比べ4.0%増加の662億51百万円となりました。
国内ベルト事業の売上高は、前連結会計年度と比べ2.6%増加の272億68百万円となりました。自動車用ベルトは、新車組み込みライン用の売上高は前連結会計年度並みに推移しましたが、補修用ベルトは車検交換需要の減少やベルト非装着車種の影響もあり、売上高は減少しました。一般産業用ベルトや合成樹脂素材は、企業の設備投資の回復に伴い増加しました。また、OA機器用ベルトは、為替の円安進行により一部ユーザに国内生産回帰の動きがあったことから増加しました。一方、運搬ベルトは前連結会計年度に比べ大型案件が少なかったことから、売上高は減少しました。
海外ベルト事業の売上高は、前連結会計年度と比べ7.2%増加の293億55百万円となりました。アジアでは、自動車用ベルトは新興国における補修市場の獲得に注力した結果、売上高が増加し、一般産業用ベルトも中国を中心に売上高が堅調に推移しました。また、OA機器用ベルトは日系ユーザの新機種への組み込み活動が奏功し、売上高が増加しました。米国では、自動車用ベルトは補修用の落ち込みにより売上高が減少しましたが、為替の円安影響により邦貨では増加しました。また、一般産業用ベルトは積極的な拡販活動により、農業用を中心に新規需要を獲得したことから売上高が増加し、全体では増加しました。一方、欧州では、ユーロ圏の政治不安やロシア国通貨の下落の影響により、自動車用・一般産業用の売上高はいずれも減少しました。
建設資材事業の売上高は、前連結会計年度と比べ5.4%減少の54億17百万円となりました。土木部門は廃棄物処分場関連の工事物件や、遮水シートの材料販売が好調に推移しましたが、建築部門では、前連結会計年度の消費税増税前の需要増加が大きかったことや、夏場の天候不順による改修工事物件の減少などから売上高が減少しました。
その他の売上高は、前連結会計年度と比べ5.2%増加の42億10百万円となりました。その他には、エンジニアリング ストラクチュラル フォーム、ナノ粒子を応用した新製品、仕入商品等が含まれております。

② 売上原価、販売費及び一般管理費
売上原価は、売上高の増加に対応して、前連結会計年度と比べ2.2%増加の458億28百万円となりました。また、販売費及び一般管理費も前連結会計年度と比べ4.6%増加の132億89百万円となり、営業費用全体では前連結会計年度と比べ2.7%増加の591億18百万円となりました。

③ 営業外損益
営業外損益は、前連結会計年度の11億78百万円の収益(純額)に対し、当連結会計年度は10億84百万円の収益(純額)となりました。
金融収支が、前連結会計年度の1億62百万円の収益(純額)に対し、当連結会計年度は3億6百万円の収益(純額)と改善した反面、為替差益の減少等により、その他営業外損益項目が前連結会計年度の10億15百万円の収益(純額)から当連結会計年度は7億77百万円の収益(純額)となりました。
この結果、経常利益は前連結会計年度と比べ12.5%増加の82億17百万円となりました。

④ 特別損益
特別損益は、前連結会計年度の2億90百万円の損失(純額)に対し、当連結会計年度は1億26百万円の利益となりました。
この結果、税金等調整前当期純利益は前連結会計年度と比べ19.0%増加の83億44百万円となりました。

⑤ 当期純利益
当期純利益は、前連結会計年度と比べ30.2%増加の61億46百万円となりました。
これにより、1株当たり当期純利益は前連結会計年度の73円07銭に対し、当連結会計年度は95円14銭となりました。

(4) キャッシュ・フローの状況の分析
「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2) キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

(5) 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループは、自動車産業、一般産業、情報機器関連産業への機能部品の売上高がグループ全体売上高に対する大きな割合を占めていることから、これらの産業の景気が著しく変動し、また、これを背景に企業の設備投資が大きく変動するなどの経営環境の著しい変化が、当社グループの製品の需要量に大きく影響を及ぼすため、業績への重要な要因としてあげられます。

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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01098] S10056VJ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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