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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004EZL

有価証券報告書抜粋 住友ゴム工業株式会社 業績等の概要 (2014年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績

当連結会計年度前連結会計年度増減率
百万円百万円%
売上高837,647780,6097.3
タイヤ事業731,245681,1007.4
スポーツ事業70,46266,2606.3
産業品他事業35,94033,2498.1
営業利益86,25177,05511.9
タイヤ事業78,41669,85012.3
スポーツ事業3,1703,992△20.6
産業品他事業4,6483,20545.0
調整額178-
経常利益87,96874,58217.9
当期純利益53,20644,79418.8

為替レートの前提
当連結会計年度前連結会計年度増減
1米ドル当たり106円98円8円
1ユーロ当たり140円130円10円

当期の世界経済は、米国では緩やかな景気拡大が継続しましたが、欧州では政府の債務問題に対する懸念が一部地域で広がるなど弱さも見られ、アジアを中心とする新興諸国においては中国の経済成長が減速し、その影響が多くの国・地域に波及するなど、緩やかな経済成長にとどまったため、全体としては低調に推移しました。
わが国経済につきましても、円安の持続により企業収益が改善し、株高が進むなど景気の緩やかな回復傾向が見られましたが、4月の消費税増税以降は個人消費が低迷するなど、総じて低調に推移しました。
当社グループを取り巻く情勢につきましては、為替の円安により輸出環境が改善したほか、天然ゴム相場が引き続き低位で安定的に推移したことに加えて、原油相場も大幅に下落しましたが、世界的な需要の停滞によりタイヤ販売における競合他社との競争が激化するなど、厳しい状況で推移しました。
このような情勢のもと、当社グループは、2020年を目標年度とする長期ビジョン「VISION 2020」の実現に向けて、低燃費タイヤなどの高付加価値商品の更なる拡販を推進するほか、新市場・新分野に積極的に挑戦し、グループを挙げて事業の成長と収益力の向上を目指して様々な対策に取り組みました。
この結果、当社グループの連結売上高は837,647百万円(前期比7.3%増)、連結営業利益は86,251百万円(前期比11.9%増)、連結経常利益は87,968百万円(前期比17.9%増)、連結当期純利益は53,206百万円(前期比18.8%増)と、増収増益を達成しました。

セグメントの業績は、次のとおりであります。
① タイヤ事業
タイヤ事業の売上高は、731,245百万円(前期比7.4%増)、営業利益は78,416百万円(前期比12.3%増)となりました。
国内市販用タイヤは、ダンロップブランドでは、「エナセーブ」ブランドなどの低燃費タイヤで販売本数が5年連続No.1(※1)となったほか、12月の全国的な降雪により、スタッドレスタイヤの「WINTER MAXX(ウインター・マックス)」も販売を伸ばすなど、拡販と販売構成の改善に努めました。グッドイヤーブランドでは、軽快なハンドリングと低燃費、ロングライフを両立したミニバン専用ツーリングタイヤの新商品「EAGLE RV F(イーグル・アールブイエフ)」などの拡販を進めました。これらの結果、国内市販用タイヤの売上高は前期を上回りました。
国内新車用タイヤは、自動車生産台数が前期を上回るなか、低燃費タイヤをはじめとする高付加価値商品の拡販に引き続き努めたことにより、売上高は前期を上回りました。
海外市販用タイヤは、中国やロシアなどの新興諸国を中心に競争が激化しましたが、ブラジルや南アフリカなどの新たな市場において販売を拡大したことに加えて為替の円安効果もあり、売上高は前期を上回りました。
海外新車用タイヤは、インドネシアやタイでは景気の低迷により販売本数が減少しましたが、中国の自動車生産拡大に対応して大幅に販売本数を伸ばしたことなどにより、売上高は前期を上回りました。
以上の結果、タイヤ事業の売上高は前期を上回りました。
※1.株式会社日本能率協会総合研究所調べによる全国カー用品量販店上位2社(2014年は上位3社)での
販売本数

② スポーツ事業
スポーツ事業の売上高は、70,462百万円(前期比6.3%増)、営業利益は3,170百万円(前期比20.6%減)となりました。
ゴルフ用品市場が世界的な景気の低迷を受けて低調に推移するなか、国内では主力のゴルフクラブ「ゼクシオ エイト」が2013年12月の発売以来好調な販売を持続したほか、2014年9月に発売の「スリクソン NEW Z(ゼット)シリーズ」も好調なスタートを切り、ゴルフクラブ、ゴルフボールにおいて当期もシェアNo.1(※2)を確保しました。
また海外では「ゼクシオ」「スリクソン」「クリーブランドゴルフ」の3ブランドを戦略的に展開し、各地でシェアアップを図りました。
このほか、ゴルフ、テニス用品事業に次ぐ第3の柱とするべく、当第4四半期には新たにウェルネス事業にも参入しました。
以上の結果、スポーツ事業の売上高は前期を上回りました。
※2.株式会社矢野経済研究所調べによる金額シェア

③ 産業品他事業
産業品他事業の売上高は、35,940百万円(前期比8.1%増)、営業利益は4,648百万円(前期比45.0%増)となりました。
建物の揺れを低減する戸建て住宅用制震ダンパー「ミライエ」では、2×4工法用の「ミライエ・2×4(ツーバイフォー)」や、リフォーム用の「ミライエ・リフォーム」などの商品をお客様のニーズに対応して販売しました。医療用ゴム部品やプリンター・コピー機用精密ゴム部品なども、順調に販売を拡大しました。またスポーツ施設用人工芝では、耐久性を徹底的に追求したロングパイル人工芝「ハイブリッドターフ EX(イーエックス)」を新たに発売し、好評を博しました。
以上の結果、産業品他事業の売上高は前期を上回りました。

なお、セグメント利益は連結損益計算書の営業利益に対応しております。

(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度に比べ11,580百万円(同27.6%増)増加し、当連結会計年度末には53,584百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動における資金の増加は、108,941百万円(前連結会計年度比31,929百万円の収入増加)となりました。
これは主として、税金等調整前当期純利益87,411百万円の計上、減価償却費48,204百万円の計上、売上債権の増加8,025百万円及びたな卸資産の増加4,888百万円によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動による資金の減少は、71,584百万円(前連結会計年度比3,309百万円の支出増加)となりました。
これは主として、有形固定資産の取得による支出61,846百万円、無形固定資産の取得による支出4,663百万円及び連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出4,871百万円によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動による資金の減少は、32,507百万円(前連結会計年度比26,683百万円の支出増加)となりました。
これは主として、短期借入金、社債及び長期借入金の純額で17,309百万円の返済を行い、配当金の支払11,805百万円及び少数株主への配当金の支払3,571百万円を行ったためであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01110] S1004EZL)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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