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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10052LV

有価証券報告書抜粋 パンチ工業株式会社 対処すべき課題 (2015年3月期)


生産、受注及び販売の状況メニュー事業等のリスク

1.当社グループの現状の認識について
持続的な成長のために当社グループは、グローバル化、新市場の開拓、そして高収益事業モデルへの転換の3点を重点経営課題と認識して掲げております。
(1) グローバル化
国内、中国、東南アジア、インドでの事業を更に盤石にしていくとともに、国内と同等規模で回復基調にある欧州や米州でも確固とした事業基盤を確立すること。
(2) 新市場の開拓
金型用部品事業にはしっかりと軸足を据えながらも、今日まで培ってきた技術開発力やものづくり力を活かすことができ、今後の成長が期待される食品や医療など、新しい分野での事業開拓を推進すること。
(3) 高収益事業モデルへの転換
国内では飲料関連製品も含めた新技術の開発による高付加価値製品の導入、中国では戦略製品の拡販、東南アジアでは超硬製品の拡販を推進するとともに、具体的な成果が上がってきている単体収益体質改革活動を中国や東南アジアへも展開して、グループ全体で高収益事業モデルへ転換すること。
2.対処すべき課題への具体的取組み
上記重点経営課題を踏まえ、以下の具体的取組みを積極的に進めてまいります。
(1) 東南アジア、インド、欧米市場の開拓
東南アジアでの事業展開につきましては、製販一体、製造直販のビジネスモデル構築と、40年間培ってきたものづくりのDNAを、東南アジアグループ全社員一人ひとりに更に浸透させ、共有できるよう、クロスボーダーでの連携体制の強化に取組んでおります。
インドにつきましては、自動車関連を中心に事業基盤が強固になってきましたが、北部や西部での更なる深耕に加えて、成長が期待される電子部品関連や家電関連等の市場開拓に取組みます。
欧米につきましては、超硬製品の欧州への販売を更に拡大するとともに、更なる成長が期待される自動車関連や医療関連市場の開拓を進めてまいります。
(2) 未開拓・新分野の取組み
2014年4月1日付で新設した研究開発本部を中心に、これまで注力してきた飲料関連事業の幅や奥行きを拡げていくとともに、AS9100(航空宇宙産業品質マネジメントシステム)の認証を取得したことで航空宇宙市場参入への第一歩を踏み出すなど、新たな分野への進出を図ってまいります。
(3) 国内事業の収益力改革
「ものづくり」で付加価値を創造し企業価値を高めていくことが当社グループの使命と考えております。従いまして、製造原価の低減が大きな課題であり、安易に市場拡大に期待することなく、自らの原価低減で付加価値を創造していかなければならないと認識しております。2012年11月に開始した単体収益体質改革活動の成果が出てきており、引続き高収益体質への転換に取組みます。
また、国内外におけるグループ横断の研究開発については、研究開発本部にて継続して実施してまいります。
(4) 中国事業の拡大と収益力改革
中国事業においては、2013年1月に設立した重慶工場を始め、二桁成長の続く中国内陸部を攻略することで事業拡大を目指すととともに、高付加価値の戦略製品の拡販などで中国事業の収益体質を改善してまいります。
(5) 財務体質の改善
当社グループといたしましては、今後も受注拡大のための設備投資や、新市場開拓に向けた投資を積極的に行ってまいりますが、この投資資金を確保するためにも財務体質の改善は必須であると考えております。具体的には、2015年3月に実施した公募増資及び第三者割当増資で約26億円を調達し、国内外への設備投資や借入金の返済を実行しております。今後もバランスのとれた財務体質の実現に取組んでまいります。
(6) グローバル連結経営管理体制の構築
2015年3月31日付でグローバル事業本部を発展的に解消いたしましたが、2015年4月1日付でグローバル事業本部内にあった事業戦略部を経営企画室と統合し、経営戦略室を新設、グループの経営戦略及び事業戦略の一元化を図り、グループ連結経営の効率化を目指し実効に繋げてまいります。併せて、グローバルなマーケティング体制を強化するため、マーケティング本部を新設いたしました。
(7) 環境問題への対応
当社グループは「環境にやさしい製品」とは何かを徹底して考え、金型部品業界で他社に先駆けて「グリーン調達」に取組んでおります。今後も、製品のみならず、さまざまな面で環境負荷を積極的に軽減し、社会の持続的発展に寄与すべく努力してまいります。
また、土壌汚染対策につきましても、企業の社会的責任を果たすべく取組んでまいります。
(8) 人材の育成
以上の課題に取組み、当社グループの持続的発展と企業価値向上を実現していくためには、引続き、優秀な人材の確保と育成が重要であると考えております。特に、将来の成長を担っていく次世代層を計画的かつ継続的に育成していくことで、当社グループの企業ビジョンや企業理念を理解し、高い倫理観と強い責任感をもった厚みのある人材層を作り上げていきたいと考えております。

生産、受注及び販売の状況事業等のリスク


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E27063] S10052LV)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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