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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10058F0

有価証券報告書抜粋 日本山村硝子株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国の経済は、政府による各種経済政策や金融緩和政策等を背景に、企業収益環境や雇用・所得環境の改善が続き、緩やかな回復基調が継続しました。しかしながら、消費税引き上げによる個人消費の低迷や、円安による物価上昇、欧州、中国やその他新興国経済の下振れ懸念等により、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。

このような中、当社グループ(当社および連結子会社)では当連結会計年度より新中期経営計画3ヵ年をスタートさせました。前中期経営計画のビジョンであった「世界のYAMAMURAへ -心と技術を伝えたい-」は継承し、100周年を超えて持続的成長を維持するために、アジアそして世界に誇れる“YAMAMURA”ブランドの確立を目指し、引き続き「事業構造改革」と「企業風土改革」の二つの改革を進めてまいります。
この中期経営計画を着実に実行することにより、山村グループ一体となって早期の業績改善を果たしていく所存であります。

こうした状況の下、当社グループの主力事業であるガラスびん関連事業では、前連結会計年度に連結子会社化した中国の秦皇島方圓包装玻璃有限公司(Yamamura Glass Qinhuangdao 以下、「YGQ」という。)の売上高を通期分連結したことにより(前期は半期分)、セグメント売上高は増収となりました。プラスチック容器関連事業では、ペットボトル事業から撤退したため、セグメント売上高は減収となりました。物流関連事業では、不採算営業所から撤退をしたため、減収となりました。ニューガラス関連事業では、山村フォトニクス株式会社の出荷が好調を維持したため、セグメント売上高は増収となりました。
これらの結果、当連結会計年度の連結売上高は70,161百万円(前期比2.4%減)と減収となりました。

一方、利益につきましては、徹底した固定費削減等に注力しましたが、YGQの損益改善が遅れたことや、原燃料価格の高騰、電力料金の値上げによるコストアップが大きく影響したこと等により、誠に遺憾ながら連結営業利益は△850百万円(前期は△746百万円)の損失になりました。
持分法による投資利益は802百万円(前期比22.7%増)と増益となりましたので、連結経常利益は△209百万円(前期は△589百万円)の損失に留まりました。特別利益に2013年12月に操業を停止した大阪工場の跡地を売却したこと等による固定資産売却益8,247百万円や事業構造改善引当金に計上していた同工場の建物解体およびその他整理等にかかる費用の見積りが不要になったことで取り崩したガラスびん関連事業の事業構造改善引当金戻入額1,050百万円等を計上し、特別損失にプラスチック容器関連事業の事業構造改革に伴う事業構造改善費用626百万円等を計上した結果、連結当期純利益は5,419百万円(前期は△2,660百万円)と大幅な増益となりました。

① ガラスびん関連事業
ガラスびん関連事業では、国内需要の業界出荷量が、夏場の天候不順や他素材容器への転換等により、前期比3.7%減少した影響がありましたが、YGQを前連結会計年度末に連結子会社化したことによる売上が寄与し、セグメント売上高は46,904百万円(前期比2.4%増)と増収となりました。2013年12月に大阪工場の操業を停止したことにより、当社ガラスびんカンパニーの固定費の削減は予定通り進めましたが、国内原燃料および電力料金が上昇したことに加え、物流コストが増加したことや、YGQの販路の新規開拓および損益改善が遅れたこと等により、セグメント利益は△1,002百万円(前期は△696百万円)の損失となりました。
② プラスチック容器関連事業
プラスチック容器関連事業では、2014年5月13日に公表しましたペットボトル事業からの撤退の影響や、国内外ともに夏場の天候不順の影響があったこと等により、セグメント売上高は8,176百万円(前期比20.2%減)と大幅な減収となりました。当社プラスチックカンパニーの事業構造改革として、プラスチックキャップの生産体制の見直しや人員削減・組織のスリム化等のコスト削減の改善を行いましたので、セグメント利益は△386百万円(前期は△425百万円)の損失に留まりました。
③ 物流関連事業
物流関連事業では、既存営業所の取り扱い物量の減少や不採算営業所からの撤退等を行ったため、セグメント売上高は10,918百万円(前期比9.4%減)と減収となりました。人件費の上昇や輸送コストの上昇等がありましたが、不採算営業所からの撤退や取引条件の改定、労働時間の管理強化による労務費の削減等を行い、損益改善に努めた結果、セグメント利益は163百万円(前期比71.6%増)と増益となりました。

④ ニューガラス関連事業
ニューガラス関連事業では、山村フォトニクス株式会社の主力製品である光通信用部品が、年間を通して国内外の旺盛な需要に支えられ伸長しました。当社ニューガラスカンパニーでは、主にスマートフォン向け電子部品用粉末ガラスを中心に出荷が堅調に推移しました。その結果、セグメント売上高は4,162百万円(前期比9.6%増)と増収となりました。セグメント利益は、生産効率の改善や固定費削減を行い、215百万円(前期比185.7%増)と増益となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下、資金という)は、前連結会計年度末より5,990百万円増加し、14,843百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
持分法による投資利益(802百万円)、事業構造改善引当金の減少(1,185百万円)および有形固定資産売却益(8,243百万円)等の調整があったものの、税金等調整前当期純利益(8,089百万円)と減価償却費(3,214百万円)等により、1,537百万円の資金増加(前期は2,068百万円の資金増加)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
有形固定資産の取得による支出(3,701百万円)等があったものの、有形固定資産の売却による収入(8,846百万円)等により、4,989百万円の資金増加(前期は5,578百万円の資金流出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
短期借入金の純増額(2,049百万円)等があったものの、長期借入金の返済による支出(純額で2,285百万円)等により、576百万円の資金流出(前期は3,423百万円の資金増加)となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01126] S10058F0)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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