有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004G0X
サントリー食品インターナショナル株式会社 研究開発活動 (2014年12月期)
事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
研究開発部門では、安全、安心に裏付けられた「おいしさ」を価値の中心に据え、国内・海外に研究開発を担当する部門・部署を設置し、高付加価値商品の開発に取り組んでいます。当社独自開発のエスプレッソ抽出製法を用いた「BOSS」、非加熱無菌充填製法を用いた「伊右衛門」をはじめ、特定保健用食品の「伊右衛門 特茶」「サントリー 黒烏龍茶」「ペプシ スペシャル」、東南アジアで発売した「MYTEA[ウーロン茶]」「TEA+[ウーロン茶]」等は、当社の研究開発力が土台になっています。
当社グループ横断での研究開発活動を担う部署は、当社の商品開発推進本部及び研究開発部です。
商品開発推進本部では、当社グループにおける研究開発戦略の立案・実施、研究開発に関する資源投入・配分計画の立案・実施、商品開発・研究開発イノベーションの推進、海外での商品開発活動の支援を行っています。
研究開発部では、グローバル中長期技術戦略の立案、関係部署との連携による技術戦略の推進と完遂、商品開発機能との連携による技術戦略の事業化推進、新規「素材」「プロセス」「微生物制御技術」の開発導入を行っています。
当連結会計年度(自 2014年1月1日 至 2014年12月31日)の研究開発活動は次のとおりです。
[国内セグメント]
当連結会計年度において、国内セグメントにおける研究開発活動は当社で実施しました。
研究開発活動の担当部署は、食品事業本部内の商品開発部及び開発生産推進部です。
商品開発部では、飲料の中味開発に関して、基本戦略に基づく中味開発戦略(中長期及び年次計画)の立案・推進・管理、新規原料の探索・開発、香味評価及び安全性リスク評価による新価値創出、新製品中味の香味・品質・収益性の設計、新製品中味開発における研究開発投資効率の追求、既存製品中味の原価・品質チェック及び再設計、中味製造に関する標準規格類の起案を行っています。
開発生産推進部では主に、飲料の開発・設計・生産に関する基本戦略に基づく生産戦略(中長期及び年次計画)の立案・推進・管理、基本戦略に基づく商品化戦略(容器開発含む)の立案・実施、新製品開発・生産計画の調整・実施及び収益性・投資効率の追求を行っています。
当社の研究開発活動は、神奈川県の商品開発センターにて行っています。
当連結会計年度は、「サントリー天然水」「BOSS」「伊右衛門」「PEPSI」「GREEN DA・KA・RA」「オランジーナ」等のブランド強化を行うとともに、様々なカテゴリーにおいて新商品を投入しました。
ブランド別に見ると、「サントリー天然水」では、当社独自のノウハウにより、搾りたてのオレンジのようなフレッシュな香りを実現した「サントリー 南アルプスの天然水&朝摘みオレンジ」を発売しました。「BOSS」では、大手小売チェーンとの共同開発商品や、コンビニエンスストア限定商品等を発売したほか、独自に開発したエスプレッソと新製法により生み出した微粉砕コーヒー豆を使用し、コーヒー由来の強いコクを実現した「プレミアムボス」を発売しました。「伊右衛門」ブランドにおいては、脂肪分解酵素を活性化させる働きがあるポリフェノール「ケルセチン配糖体」を含み、甘香ばしい豊かな香りとほどよい苦みが愉しめる、特定保健用食品「特茶」の新ラインナップとして「ホット伊右衛門 特茶」を発売しました。「PEPSI」では、「ペプシネックス ゼロ」をリニューアルし、植物由来の甘味料ステビアを新たに使用することで、コーラ飲料ならではの厚みのある味わいと、後味の自然なキレを実現しました。また、やさしい飲み口はそのままに、米のやわらかい香り立ちを高めることで、満足感のある素材の味わいを強化した「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶」をリニューアル発売しました。「C.C.レモン」ブランドでは、グレープ味の満足感のある甘さに加え、さわやかな果実感のあるすっきりとした後味が楽しめる「C.C.グレープ」を発売しました。また、ウコン由来の微粒子クルクミン配合の「超ウコン」では、味わいの設計はそのままにカロリーを半分以下に抑えるリニューアルを実施しました。
新ブランドとしては、第一三共ヘルスケア㈱とのライセンス契約に基づき、当社が独自に開発した炭酸飲料「リゲイン エナジードリンク」「リゲイン エナジードリンク 2000」を発売しました。
[国際セグメント]
国際セグメントにおいては、グループ各社の研究開発部門が研究開発活動を担当しています。
欧州では、オランジーナ・シュウェップス・グループが主力ブランドである「Orangina」「Schweppes」「Oasis」「Trina」において、おいしさに加え、砂糖使用量の低減や容器の軽量化等、より健康や環境に配慮した中味設計・パッケージに関する研究開発活動を実施しました。フランスでは「Orangina Kiwi-Lime」「Schweppes Raspberry」「Oasis Pineapple Passion Zero-Calorie 」等、主力ブランドの新フレーバー商品を発売しました。スペインでは「Trina」ブランドから、フルーツ由来の水分をそのまま補給できる新カテゴリー商品「Trina Aquafruit」を発売しました。
また、Lucozade Ribena Suntory Limitedが、主力ブランドの「Lucozade」において「Sport Lime & Mint」「Energy Grafruitti」、「Ribena」において「Orange & Guava」「Mango & Lime squash」等の新フレーバー商品を発売し、多様化するお客様の嗜好に合わせてラインナップの拡大を図りました。また、健康志向のお客様のニーズに対応し、砂糖使用量を低減した商品も投入しました。
アジアでは、引き続き日本と東南アジアのグループ各社が連携し、クロスカルチャーな商品開発に積極的に取り組みました。ベトナムでは、7月よりSuntory PepsiCo Vietnam Beverage Co., Ltd.を通じて、市場での更なる成長が期待される炭酸飲料カテゴリーにおいて「C.C.レモン」の販売を開始しました。ベトナムのお客様の嗜好に合わせた味わいに設計し、お客様のニーズに合わせ2種類の容器・容量を展開しました。タイでは、TIPCO F&B CO., LTD.と共同で、健康価値を主軸にしたお茶ブランド「TEA+[ウーロン茶]」の主力フレーバー「ガーデニアレモン」をリニューアルしました。
オセアニアでは、フルコア・グループが、主力のエナジードリンク「V」においてコーヒーフレーバーの商品を投入する等、ブランド強化に取り組みました。新ブランドに関しては、高まる健康志向に対応するため、8月にオーストラリアにおける初のサントリーブランド商品である機能性飲料「OVI」を、「ベリー」「ピーチ」「シトラス」の3フレーバーで発売しました。「OVI」は日本とフルコア・グループの研究開発部門がそれぞれの強みを活かした共同開発商品であり、フルーツ風味のおいしさに抗酸化機能をもつ緑茶成分や天然のミネラルを加えることで、新しいタイプの日常水分補給飲料としてお楽しみいただける味わいを実現しました。10月には、天然甘味料ステビアを配合した新しい炭酸飲料「Sparkling OH!」を3種類のフレーバー「レッドベリー」「レモンライム」「オレンジマンゴー」で発売しました。また、フルコア・グループの商品開発力を一層強化することを目指し、ニュージーランドの研究開発機能を増強しました。
以上により、当連結会計年度における研究開発費は、国内セグメント52億円、国際セグメント27億円となり、研究開発費の総額は79億円となりました。
当社グループ横断での研究開発活動を担う部署は、当社の商品開発推進本部及び研究開発部です。
商品開発推進本部では、当社グループにおける研究開発戦略の立案・実施、研究開発に関する資源投入・配分計画の立案・実施、商品開発・研究開発イノベーションの推進、海外での商品開発活動の支援を行っています。
研究開発部では、グローバル中長期技術戦略の立案、関係部署との連携による技術戦略の推進と完遂、商品開発機能との連携による技術戦略の事業化推進、新規「素材」「プロセス」「微生物制御技術」の開発導入を行っています。
当連結会計年度(自 2014年1月1日 至 2014年12月31日)の研究開発活動は次のとおりです。
[国内セグメント]
当連結会計年度において、国内セグメントにおける研究開発活動は当社で実施しました。
研究開発活動の担当部署は、食品事業本部内の商品開発部及び開発生産推進部です。
商品開発部では、飲料の中味開発に関して、基本戦略に基づく中味開発戦略(中長期及び年次計画)の立案・推進・管理、新規原料の探索・開発、香味評価及び安全性リスク評価による新価値創出、新製品中味の香味・品質・収益性の設計、新製品中味開発における研究開発投資効率の追求、既存製品中味の原価・品質チェック及び再設計、中味製造に関する標準規格類の起案を行っています。
開発生産推進部では主に、飲料の開発・設計・生産に関する基本戦略に基づく生産戦略(中長期及び年次計画)の立案・推進・管理、基本戦略に基づく商品化戦略(容器開発含む)の立案・実施、新製品開発・生産計画の調整・実施及び収益性・投資効率の追求を行っています。
当社の研究開発活動は、神奈川県の商品開発センターにて行っています。
当連結会計年度は、「サントリー天然水」「BOSS」「伊右衛門」「PEPSI」「GREEN DA・KA・RA」「オランジーナ」等のブランド強化を行うとともに、様々なカテゴリーにおいて新商品を投入しました。
ブランド別に見ると、「サントリー天然水」では、当社独自のノウハウにより、搾りたてのオレンジのようなフレッシュな香りを実現した「サントリー 南アルプスの天然水&朝摘みオレンジ」を発売しました。「BOSS」では、大手小売チェーンとの共同開発商品や、コンビニエンスストア限定商品等を発売したほか、独自に開発したエスプレッソと新製法により生み出した微粉砕コーヒー豆を使用し、コーヒー由来の強いコクを実現した「プレミアムボス」を発売しました。「伊右衛門」ブランドにおいては、脂肪分解酵素を活性化させる働きがあるポリフェノール「ケルセチン配糖体」を含み、甘香ばしい豊かな香りとほどよい苦みが愉しめる、特定保健用食品「特茶」の新ラインナップとして「ホット伊右衛門 特茶」を発売しました。「PEPSI」では、「ペプシネックス ゼロ」をリニューアルし、植物由来の甘味料ステビアを新たに使用することで、コーラ飲料ならではの厚みのある味わいと、後味の自然なキレを実現しました。また、やさしい飲み口はそのままに、米のやわらかい香り立ちを高めることで、満足感のある素材の味わいを強化した「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶」をリニューアル発売しました。「C.C.レモン」ブランドでは、グレープ味の満足感のある甘さに加え、さわやかな果実感のあるすっきりとした後味が楽しめる「C.C.グレープ」を発売しました。また、ウコン由来の微粒子クルクミン配合の「超ウコン」では、味わいの設計はそのままにカロリーを半分以下に抑えるリニューアルを実施しました。
新ブランドとしては、第一三共ヘルスケア㈱とのライセンス契約に基づき、当社が独自に開発した炭酸飲料「リゲイン エナジードリンク」「リゲイン エナジードリンク 2000」を発売しました。
[国際セグメント]
国際セグメントにおいては、グループ各社の研究開発部門が研究開発活動を担当しています。
欧州では、オランジーナ・シュウェップス・グループが主力ブランドである「Orangina」「Schweppes」「Oasis」「Trina」において、おいしさに加え、砂糖使用量の低減や容器の軽量化等、より健康や環境に配慮した中味設計・パッケージに関する研究開発活動を実施しました。フランスでは「Orangina Kiwi-Lime」「Schweppes Raspberry」「Oasis Pineapple Passion Zero-Calorie 」等、主力ブランドの新フレーバー商品を発売しました。スペインでは「Trina」ブランドから、フルーツ由来の水分をそのまま補給できる新カテゴリー商品「Trina Aquafruit」を発売しました。
また、Lucozade Ribena Suntory Limitedが、主力ブランドの「Lucozade」において「Sport Lime & Mint」「Energy Grafruitti」、「Ribena」において「Orange & Guava」「Mango & Lime squash」等の新フレーバー商品を発売し、多様化するお客様の嗜好に合わせてラインナップの拡大を図りました。また、健康志向のお客様のニーズに対応し、砂糖使用量を低減した商品も投入しました。
アジアでは、引き続き日本と東南アジアのグループ各社が連携し、クロスカルチャーな商品開発に積極的に取り組みました。ベトナムでは、7月よりSuntory PepsiCo Vietnam Beverage Co., Ltd.を通じて、市場での更なる成長が期待される炭酸飲料カテゴリーにおいて「C.C.レモン」の販売を開始しました。ベトナムのお客様の嗜好に合わせた味わいに設計し、お客様のニーズに合わせ2種類の容器・容量を展開しました。タイでは、TIPCO F&B CO., LTD.と共同で、健康価値を主軸にしたお茶ブランド「TEA+[ウーロン茶]」の主力フレーバー「ガーデニアレモン」をリニューアルしました。
オセアニアでは、フルコア・グループが、主力のエナジードリンク「V」においてコーヒーフレーバーの商品を投入する等、ブランド強化に取り組みました。新ブランドに関しては、高まる健康志向に対応するため、8月にオーストラリアにおける初のサントリーブランド商品である機能性飲料「OVI」を、「ベリー」「ピーチ」「シトラス」の3フレーバーで発売しました。「OVI」は日本とフルコア・グループの研究開発部門がそれぞれの強みを活かした共同開発商品であり、フルーツ風味のおいしさに抗酸化機能をもつ緑茶成分や天然のミネラルを加えることで、新しいタイプの日常水分補給飲料としてお楽しみいただける味わいを実現しました。10月には、天然甘味料ステビアを配合した新しい炭酸飲料「Sparkling OH!」を3種類のフレーバー「レッドベリー」「レモンライム」「オレンジマンゴー」で発売しました。また、フルコア・グループの商品開発力を一層強化することを目指し、ニュージーランドの研究開発機能を増強しました。
以上により、当連結会計年度における研究開発費は、国内セグメント52億円、国際セグメント27億円となり、研究開発費の総額は79億円となりました。
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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E27622] S1004G0X)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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