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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1005BKP

有価証券報告書抜粋 昭和化学工業株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度における我が国経済は、経済・金融政策の効果などにより、緩やかな回復を続けているものの、円安に伴う輸入原材料価格上昇や消費税増税に伴う駆け込み需要の反動長期化などにより、予断を許さない状況が続いております。
当業界におきましては、原材料価格高止まりによる製造原価の上昇などにより、引き続き厳しい状況で推移しております。
このような経営環境の中、当社グループ(当社ならびに連結子会社及び持分法適用会社)におきましては、売上目標達成のため積極的な拡販活動を展開するとともに、全社規模での原価低減策を実施するなど、各種施策を推進し利益確保に尽力しました。
その結果、売上高75億61百万円(前期比2.1%減)、経常利益2億82百万円(同51.7%増)、当期純利益1億37百万円(同108.1%増)となりました。
なお、当社グループは単一セグメントであるため、製品別の業績を記載すると次のとおりであります。

①濾過助剤
当該商品は、主にビール類・清涼飲料水・甘味料・調味料などの食品工業、抗生物質などの製薬工業、油脂・合成繊維・酸化チタンなどの化学工業、ごみ焼却場などで使用される当社の主力製品群です。
当連結会計年度におきましては、国内市場での競合メーカーとの競争激化などの影響により、化学工業向け製品などの売上が減少しました。この結果、売上高は42億30百万円と前年同期比77百万円(同1.8%)の減収となりました。
この分野の売上は、当社グループ売上全体の56.0%を占めております。

②建材・充填材
当該商品は、主にボードなどの乾式工法建材や塗料などの湿式工法建材、土木資材、シリコーンゴムなどに使用される製品群です。
当連結会計年度におきましては、各種充填材の売上が増加しましたが、土木資材向け製品の売上が減少しました。この結果、売上高は14億85百万円と前年同期比26百万円(同1.8%)の減収となりました。
この分野の売上は、当社グループ売上全体の19.6%を占めております。

③化成品
当該商品は、主にプールや温浴施設及び浄化槽向けの塩素系消毒剤、産業排水向けの高活性微生物剤などの水処理関連製品群です。
当連結会計年度におきましては、消費税増税による駆け込み需要の反動などにより、各種塩素剤の売上が減少しました。この結果、売上高は12億21百万円と前年同期比1億11百万円(同8.3%)の減収となりました。
この分野の売上は、当社グループ売上全体の16.1%を占めております。

④その他製品
当該商品は、主に珪藻土粒状品及びデオドラント製品や浴室関連機器などの生活関連用品、その他スポットで発生する製品群です。
当連結会計年度におきましては、各種化学品などが売上に貢献しました。この結果、売上高は6億24百万円と前年同期比52百万円(同9.1%)の増収となりました。
この分野の売上は、当社グループ全体の8.3%を占めております。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より2億13百万円減少し、10億53百万円となりました。
当連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、5億50百万円となりました。
これは、主に税金等調整前当期純利益2億72百万円、減価償却費3億1百万円、売上債権の減少額94百万円に対し、法人税等の支払額1億4百万円があったことによります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、6億14百万円となりました。
これは、主に有形固定資産の取得による支出4億93百万円、投資有価証券の取得による支出1億15百万円があったことによります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、1億35百万円となりました。
これは、主に長期借入金の借入れによる収入6億20百万円、社債の発行による収入1億96百万円に対し、長期借入金の返済による支出4億89百万円、社債の償還による支出3億80百万円、配当金の支払額50百万円があったことによります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


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