有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10059TH
株式会社淺沼組 業績等の概要 (2015年3月期)
(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国の経済は、4月より施行された消費税増税に伴う駆け込み需要の反動が懸念されたものの、政府の経済対策や金融緩和策の効果により、企業業績や雇用情勢の改善が見られ、景気は全体として緩やかな回復基調で推移した。当社グループの主たる事業である建設業界においては、公共建設投資は引き続き堅調に推移した。民間建設投資については、住宅関連が消費税増税に伴う駆け込み需要の反動により減少したものの、非住宅関連は企業の業績改善を背景に設備投資が持ち直すなど、建設投資全体は前年度と同程度となるなど堅調に推移した。
このような環境の下、当社グループの当連結会計年度の受注高は1,184億3千8百万円となり、前連結会計年度比6.6%の減少となった。また、売上高は1,268億3千7百万円となり、前連結会計年度比6.9%の減少となった。
損益に関しては、売上総利益が79億5千6百万円(前連結会計年度比22.8%増)となった。営業利益は、26億8百万円(前連結会計年度比85.8%増)、経常利益については、23億3千8百万円(前連結会計年度比128.7%増)となった。当期純利益については、27億9千3百万円(前連結会計年度比58.7%増)となった。
セグメントの業績を示すと、次のとおりである。
(建 築)
受注高は961億2千7百万円(前連結会計年度比11.9%減)、売上高は1,036億3千7百万円(前連結会計年度比7.8%減)となり、セグメント利益は55億6千6百万円(前連結会計年度比24.4%増)となった。(土 木)
受注高は223億1千1百万円(前連結会計年度比26.3%増)、売上高は218億4千3百万円(前連結会計年度比1.4%減)となり、セグメント利益は21億6千万円(前連結会計年度比27.7%増)となった。また、「その他」の事業については、売上高13億5千6百万円(前連結会計年度比23.1%減)、セグメント利益9千6百万円(前連結会計年度比51.3%減)となった。
(2) キャッシュ・フロー
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の増加は8億7千1百万円(前連結会計年度62億6千3百万円の資金の増加)となった。これは主に税金等調整前当期純利益の計上によるものである。(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の増加は18億5千1百万円(前連結会計年度31億4千3百万円の資金の増加)となった。これは主に有形固定資産の売却による収入によるものである。(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の減少は27億3千6百万円(前連結会計年度62億5千1百万円の資金の減少)となった。これは主に短期借入金及び長期借入金の返済によるものである。以上の結果、当連結会計年度における現金及び現金同等物は、3千7百万円増加し、当連結会計年度末には321億4千3百万円(前連結会計年度比0.1%の増加)となった。
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