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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004W72

有価証券報告書抜粋 株式会社松風 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、世界各地で多発する紛争、円安傾向や原油価格の急落などの外的要因のほか、消費税率の引き上げに際し、駆け込み需要とそれに伴う反動などの内的要因の影響を受けました。しかしながら景気は、政府の経済政策、日本銀行による金融緩和政策や、企業の活発な投資活動により、総じて回復基調をたどり、株価の上昇などもあって、個人消費も底堅く推移しました。
当歯科業界におきましては、歯科医療費は引き続き増加傾向にあり、国内歯科業界全体の事業環境は緩やかな回復が見られます。しかしながら、事業環境の変化の波に乗るためには、多様化するニーズをつかみ、商品化につなげていくための努力を継続することが必須であると考えております。そのためには、投資による売上拡大と適正な利益を上げることが必要であり、これらを円滑に、かつ迅速に実施していく体制の整備は欠かせないものとなっています。
このような状況下にあって、当社グループは、着実に収益を上げることができる企業体質を構築するため、さまざまな施策を推進してまいりました。具体的には、新製品やCAD/CAM関連製品を市場に投入し、これらの製品が収益に大きく貢献しました。
また、当社がこれから大きく成長するためには、国内外における製造拠点の整備が喫緊の課題であるとの判断から、子会社である株式会社昭研の工場を新築・移転し、社名を「株式会社松風プロダクツ京都」に改めたほか、株式会社滋賀松風においても義歯関連製品等を新たに製造するため工場を新設しました。さらに、ドイツの人工歯メーカーであるMerz Dental GmbH社の全株式を取得し、子会社化することを決定し、株式売買契約書を締結しました。
これらの結果、当連結会計年度の売上高は、19,688百万円と前期に比べ1,429百万円(7.8%)の増収となりました。
営業利益は、積極的な投資を行ったことにより、販売費及び一般管理費が増加したものの、増収の効果もあり、1,159百万円と前期に比べ172百万円(17.5%)の増益となりました。
経常利益は、為替差益など営業外収益が減少したため、増益幅が縮小したものの、1,114百万円と前期に比べ135百万円(13.9%)の増益となりました。特別損失に売却予定である固定資産の減損損失などを計上した結果、当期純利益は、581百万円と前期に比べ75百万円(14.8%)の増益となりました。

セグメントの業績は、次のとおりであります。
① デンタル関連事業
国内におきましては、前期に投入した光重合型歯冠用硬質レジン「ソリデックス ハーデュラ」や歯科用高分子系仮封材料「PRG プロテクトシール」、デジタル口腔撮影装置「アイスペシャルC-Ⅱ」が引き続き好調に推移したほか、CAD/CAM関連の新製品が売上げに寄与したことにより、前期比増収となりました。
海外におきましては、北米・中南米や中国を中心に各地域で堅調に推移し、さらに円安による為替の影響もあり、前期比増収となりました。
これらの結果、デンタル関連事業の売上高は、17,850百万円と前期比1,471百万円(9.0%)の増収となり、営業利益は1,153百万円と前期比227百万円(24.6%)の増益となりました。


② ネイル関連事業
ネイル関連事業は、市場規模こそ緩やかな拡大を見せているものの、価格・品質を巡る競争は厳しいものになっております。当期は、初めて一般消費者向けに新規ジェルネイルシステム「by Nail Labo」を発売いたしました。また、ジェルネイルシステム「Presto Bambina」が売上げに寄与したものの、主力製品である「Nail de Dance」が減収になりました。
海外では、当社商品を取り扱う合弁会社を台湾に設立いたしました。
これらの結果、ネイル関連事業の売上高は、1,750百万円と前期比42百万円(2.4%)の減収となり、営業損失は24百万円の赤字(前期比49百万円の減益)となりました。

③ その他の事業
当社グループの株式会社松風プロダクツ京都において、歯科用研磨材の生産技術を応用し、工業用研磨材を製造販売しております。その他の事業の売上高は87百万円と前期比0.7百万円(0.8%)の増収となり、営業利益は22百万円と前期比6百万円(22.3%)の減益となりました。


(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は前連結会計年度末に比べ、481百万円増加し、4,208百万円となりました。

① 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動によるキャッシュ・フローは、710百万円のプラス(前期比113百万円の減少)となりました。これは主に税引等調整前当期純利益965百万円によるものであります。

② 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フローは、3,139百万円のマイナス(前期比2,698百万円の減少)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出1,950百万円や、株式取得に伴う預け金の預入による支出1,966百万円によるものであります。

③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フローは2,810百万円のプラス(前期比4,115百万円の増加)となりました。これは主に短期借入金による収入3,000百万円によるものであります。


従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01183] S1004W72)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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