有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10050OO
株式会社ジャパンディスプレイ 研究開発活動 (2015年3月期)
経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループは、強みとする液晶ディスプレイの高精細化・低消費電力化・狭額縁化、薄型化等技術の継続的な発展を目指すとともに、パラダイムシフトを起こしうる革新技術を追求することを研究開発の基本方針とし、開発活動に取り組んでいます。また、効果的かつ効率的な研究開発実施のため、直近の収益に直結する研究テーマと将来の利益確保に寄与する研究テーマを厳選して研究開発費を投じ、適切な人員の配置も行っています。
研究開発活動は、当社グループの本社部門である研究開発本部を中心に、生産本部、モジュールプロダクト本部などの関係部門の連携のもとで行われています。研究開発本部では全事業分野に関わる基礎的な要素技術及び次世代技術の研究開発を行い、生産本部では全事業分野に関わる生産プロセス及び生産技術開発を行っています。モジュールプロダクト本部などの関係部門ではアプリケーションや顧客からの要求に即した商品開発及び商品化に向けた、部品・プロセス開発等を担っています。また、一部の研究分野については大学、公的研究機関、部材・装置メーカー、技術ベンチャー等への委託に加え、これら団体、企業との共同開発も行っています。
研究開発に携わるスタッフは1,036名(2015年3月末日時点)、当連結会計年度の研究開発費は15,989百万円となりました。
なお、当社グループの事業は、中小型ディスプレイ事業の単一セグメントであるため、事業別セグメント情報の記載を省略しています。
当連結会計年度の主な研究開発の成果は、下記の通りです。
・自動車のインストルメントパネル用に、長方形という液晶パネルの常識を覆し、上部2つのコーナーを切り落とした六角形の12.3型異形状液晶モジュールを開発しました。異形状の液晶モジュールの実用化により、自動車のインテリアデザインの自由度を格段に広げられる製品となっています。加えて、本製品は、製品の裏面にマグネシウムフレームを備えることにより、従来品に比べて、堅牢性・放熱性・軽量化を向上しました。
・タブレット向けに高精細10.1型4K2K(3840×2160画素)液晶モジュールの開発を行いました。本製品は、当社が長年培ってきたLTPS技術により、低消費電力、薄型、狭額縁を実現しています。特に消費電力は、10.1型4K2Kという大容量表示パネルにもかかわらず、アモルファスシリコン技術による同サイズのWQXGAフォーマット※1液晶モジュールと同程度の消費電力を実現しており※2、バッテリ駆動時間を短くすることなく4K2Kコンテンツを楽しむことができます。
※1 2560(横)× 1600 (縦)画素
※2 当社推定(パネル消費電力とバックライト消費電力の合算)
・高速応答液晶ディスプレイの開発を行いました。特に0℃以下の低温下では、約2~3倍(当社従来製品比)の改善が見込まれ、リアルタイムの正確な動画表示が求められる車載向け、カメラ向けなどの広い製品用途への適用が期待されます。
・当社の最新技術をユーザーへ紹介する「イノベーションビークル」として、モバイル用途で要求される低消費電力かつ軽量、狭額縁の8型4K2K超高精細ディスプレイを開発しました。本製品には、独自のLTPS技術、色再現範囲をNTSC比95%に拡大したIPS-NEOTM※1、バックライトディミング※2で進化した低消費電力化を可能とするWhiteMagicTM、ペン先1mmでも反応する高感度のPixel EyesTM※3など、最先端の技術を盛り込んでいます。
※1 液晶分子を横方向に回転させて見る角度による変化が少なくしたIn-Plane Switching (IPS)方式を発展させ、光配向方式を用いることなどで高精細ディスプレイにおける黒表示時の光漏れを低減し、従来より沈んだ黒表示を可能にした製品
※2 表示する映像に合わせてバックライトを部分的に暗くする技術
※3 タッチセンサー機能を液晶モジュールに内蔵した製品
・車載用の「イノベーションビークル」として、自動車の次世代コックピットをイメージして開発を行いました。ドライバーの目前に展開する横長曲面ディスプレイにスピードメーターやタコメーターなどの多くの情報を表示できるほか、サイドミラー機能としてのカメラ映像も表示できます。これに、ナビゲーションや警告表示をフロントガラスに投影する高解像度ヘッド・アップ・ディスプレイを融合しました。
研究開発活動は、当社グループの本社部門である研究開発本部を中心に、生産本部、モジュールプロダクト本部などの関係部門の連携のもとで行われています。研究開発本部では全事業分野に関わる基礎的な要素技術及び次世代技術の研究開発を行い、生産本部では全事業分野に関わる生産プロセス及び生産技術開発を行っています。モジュールプロダクト本部などの関係部門ではアプリケーションや顧客からの要求に即した商品開発及び商品化に向けた、部品・プロセス開発等を担っています。また、一部の研究分野については大学、公的研究機関、部材・装置メーカー、技術ベンチャー等への委託に加え、これら団体、企業との共同開発も行っています。
研究開発に携わるスタッフは1,036名(2015年3月末日時点)、当連結会計年度の研究開発費は15,989百万円となりました。
なお、当社グループの事業は、中小型ディスプレイ事業の単一セグメントであるため、事業別セグメント情報の記載を省略しています。
当連結会計年度の主な研究開発の成果は、下記の通りです。
・自動車のインストルメントパネル用に、長方形という液晶パネルの常識を覆し、上部2つのコーナーを切り落とした六角形の12.3型異形状液晶モジュールを開発しました。異形状の液晶モジュールの実用化により、自動車のインテリアデザインの自由度を格段に広げられる製品となっています。加えて、本製品は、製品の裏面にマグネシウムフレームを備えることにより、従来品に比べて、堅牢性・放熱性・軽量化を向上しました。
・タブレット向けに高精細10.1型4K2K(3840×2160画素)液晶モジュールの開発を行いました。本製品は、当社が長年培ってきたLTPS技術により、低消費電力、薄型、狭額縁を実現しています。特に消費電力は、10.1型4K2Kという大容量表示パネルにもかかわらず、アモルファスシリコン技術による同サイズのWQXGAフォーマット※1液晶モジュールと同程度の消費電力を実現しており※2、バッテリ駆動時間を短くすることなく4K2Kコンテンツを楽しむことができます。
※1 2560(横)× 1600 (縦)画素
※2 当社推定(パネル消費電力とバックライト消費電力の合算)
・高速応答液晶ディスプレイの開発を行いました。特に0℃以下の低温下では、約2~3倍(当社従来製品比)の改善が見込まれ、リアルタイムの正確な動画表示が求められる車載向け、カメラ向けなどの広い製品用途への適用が期待されます。
・当社の最新技術をユーザーへ紹介する「イノベーションビークル」として、モバイル用途で要求される低消費電力かつ軽量、狭額縁の8型4K2K超高精細ディスプレイを開発しました。本製品には、独自のLTPS技術、色再現範囲をNTSC比95%に拡大したIPS-NEOTM※1、バックライトディミング※2で進化した低消費電力化を可能とするWhiteMagicTM、ペン先1mmでも反応する高感度のPixel EyesTM※3など、最先端の技術を盛り込んでいます。
※1 液晶分子を横方向に回転させて見る角度による変化が少なくしたIn-Plane Switching (IPS)方式を発展させ、光配向方式を用いることなどで高精細ディスプレイにおける黒表示時の光漏れを低減し、従来より沈んだ黒表示を可能にした製品
※2 表示する映像に合わせてバックライトを部分的に暗くする技術
※3 タッチセンサー機能を液晶モジュールに内蔵した製品
・車載用の「イノベーションビークル」として、自動車の次世代コックピットをイメージして開発を行いました。ドライバーの目前に展開する横長曲面ディスプレイにスピードメーターやタコメーターなどの多くの情報を表示できるほか、サイドミラー機能としてのカメラ映像も表示できます。これに、ナビゲーションや警告表示をフロントガラスに投影する高解像度ヘッド・アップ・ディスプレイを融合しました。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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