有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10054ZA
岡本硝子株式会社 研究開発活動 (2015年3月期)
経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループのコアコンピタンス(材料開発技術、精密成型技術、薄膜技術)を活かし、LED照明用部品をはじめとする今後の成長が期待される分野での新規製品開発を中心に研究開発活動を行っております。
フリットなどのその他の事業に係る研究開発費は257,835千円、光学事業に係る研究開発費は159千円の合計257,994千円であります。
当連結会計年度における事業の種類別セグメントの研究開発活動は、次のとおりであります。
(1)光学事業
① 研究開発の基本方針
フライアイレンズなどの用途に透過率の高い硝材開発を進めております。
② 主要研究開発テーマ
フライアイレンズに使用されているH-3ガラスを基本に透過率の高い硝材開発を行い、透過率を極限まで向上させた新規ガラス素材の開発に成功しております。
(2)照明事業
① 研究開発の基本方針
LEDを光源とする照明用のガラス・薄膜部品の開発と商品化を行っております。
② 主要研究開発テーマ
LEDを光源としたトンネル灯のカバーガラスをプレス成型法により実現し商品化しております。カバーガラスの表面を梨地にしたことによりLED光源に特有のグレアーを防止すると同時に、明るさを低下させないことが特長です。またLED光源周辺にある反射鏡や反射板は、従来アルミ蒸着が施されていましたが、アルミより高反射となる銀ミラーを開発し、特許出願を完了致しました。他にはない耐久性を実現したことで、コーティング材料を変えるだけでLED照明の明るさ向上に寄与しております。またプロジェクターをはじめ各種光学機器への応用展開も進めております。
(3)その他の事業
① 研究開発の基本方針
フリット(ガラス粉末)、 ガラス偏光子などに関して開発を行っております。
② 主要研究開発テーマ
フリット
当社では多様なお客様の要求に応じるため、低融点から高融点、結晶化ガラス等幅広いガラス材料を開発しております。一品一品お客様の要望を取入れ、お客様の満足する製品とサービスを提供できるよう開発を進めております。また、粉体技術をこれまでの材料開発技術、精密成型技術、薄膜技術に続く第4のコアコンピタンスとすべく注力し、開発活動を推進しております。
ガラスフリットが使用される分野は、セラミックチップ部品や太陽光発電用パネル、自動車に使用される電装部品やスマートフォンに使用される通信部材の基板材料、機密封止や異種物質の接合用のシーリングフリット等、多岐にわたっています。これまでに、複数の製品においてお客様から材料承認を受けており、今後は量産化に向けた活動を精力的に進めていきます。
ガラス偏光子(Glapola®)
当社では、耐熱性・耐候性に優れたガラス製偏光子Glapola®の開発に成功し、生産・販売を行っております。
Glapola®の表面に各種光学薄膜を蒸着した偏光素子であるGlapola-Plus、特に偏光分離膜を蒸着したGlapola-PBS、回転タイプの偏光素子であり鏡筒形状のGlapola-Milliono、Glapola-PBSを直角プリズムで挟み込んだキューブ型PBSであるGlapola-Cube等の偏光関連デバイスのラインナップを充実させており、さらに、お客様からの様々な要求仕様に基づき、特性、サイズ等を種々カスタマイズして開発・試作・販売を進めております。また、Glapola-Cubeについては、国際特許を出願致しました。
液晶を利用する分野、セキュリティカメラや画像処理装置の分野、レーザー利用分野等におけるレーザー干渉計、測長・距離測定機、レーザー加工機、偏光分析機器、アイソレータ等への応用・活用が期待されます。
「用語解説」
偏光子:
特定の一つの方向のみに振動する光だけを透過し、それ以外の方向に振動する光を遮断する性質を持つ光学素子です。
PBS:
偏光ビームスプリッタ(Polarizing Beam Splitter : PBS)は、入射光をP偏光とS偏光とに分離する光学素子です。一般的には、平板ガラスのプレートタイプと直角プリズムを合わせたキューブタイプがあり、スプリット面に誘電体多層膜コートが施されています。
干渉計:
光源から出た光を2つ以上の光に分割し、別々の光路を通ったあと再び重ね合わせ、光路差により発生する干渉縞(光の干渉によって生じる縞模様)を捉え、これを解析して被検体の表面形状や透過波面形状を求める装置です。
アイソレータ:
磁気光学における「ファラデー効果」を応用し、光を一方向だけに透過して、途中で反射して戻ってくる光を遮断する役割を持った光学素子です。戻ってきたレーザー光によってレーザー光源が損傷するのを防止するためなどに使用されます。
フリットなどのその他の事業に係る研究開発費は257,835千円、光学事業に係る研究開発費は159千円の合計257,994千円であります。
当連結会計年度における事業の種類別セグメントの研究開発活動は、次のとおりであります。
(1)光学事業
① 研究開発の基本方針
フライアイレンズなどの用途に透過率の高い硝材開発を進めております。
② 主要研究開発テーマ
フライアイレンズに使用されているH-3ガラスを基本に透過率の高い硝材開発を行い、透過率を極限まで向上させた新規ガラス素材の開発に成功しております。
(2)照明事業
① 研究開発の基本方針
LEDを光源とする照明用のガラス・薄膜部品の開発と商品化を行っております。
② 主要研究開発テーマ
LEDを光源としたトンネル灯のカバーガラスをプレス成型法により実現し商品化しております。カバーガラスの表面を梨地にしたことによりLED光源に特有のグレアーを防止すると同時に、明るさを低下させないことが特長です。またLED光源周辺にある反射鏡や反射板は、従来アルミ蒸着が施されていましたが、アルミより高反射となる銀ミラーを開発し、特許出願を完了致しました。他にはない耐久性を実現したことで、コーティング材料を変えるだけでLED照明の明るさ向上に寄与しております。またプロジェクターをはじめ各種光学機器への応用展開も進めております。
(3)その他の事業
① 研究開発の基本方針
フリット(ガラス粉末)、 ガラス偏光子などに関して開発を行っております。
② 主要研究開発テーマ
フリット
当社では多様なお客様の要求に応じるため、低融点から高融点、結晶化ガラス等幅広いガラス材料を開発しております。一品一品お客様の要望を取入れ、お客様の満足する製品とサービスを提供できるよう開発を進めております。また、粉体技術をこれまでの材料開発技術、精密成型技術、薄膜技術に続く第4のコアコンピタンスとすべく注力し、開発活動を推進しております。
ガラスフリットが使用される分野は、セラミックチップ部品や太陽光発電用パネル、自動車に使用される電装部品やスマートフォンに使用される通信部材の基板材料、機密封止や異種物質の接合用のシーリングフリット等、多岐にわたっています。これまでに、複数の製品においてお客様から材料承認を受けており、今後は量産化に向けた活動を精力的に進めていきます。
ガラス偏光子(Glapola®)
当社では、耐熱性・耐候性に優れたガラス製偏光子Glapola®の開発に成功し、生産・販売を行っております。
Glapola®の表面に各種光学薄膜を蒸着した偏光素子であるGlapola-Plus、特に偏光分離膜を蒸着したGlapola-PBS、回転タイプの偏光素子であり鏡筒形状のGlapola-Milliono、Glapola-PBSを直角プリズムで挟み込んだキューブ型PBSであるGlapola-Cube等の偏光関連デバイスのラインナップを充実させており、さらに、お客様からの様々な要求仕様に基づき、特性、サイズ等を種々カスタマイズして開発・試作・販売を進めております。また、Glapola-Cubeについては、国際特許を出願致しました。
液晶を利用する分野、セキュリティカメラや画像処理装置の分野、レーザー利用分野等におけるレーザー干渉計、測長・距離測定機、レーザー加工機、偏光分析機器、アイソレータ等への応用・活用が期待されます。
「用語解説」
偏光子:
特定の一つの方向のみに振動する光だけを透過し、それ以外の方向に振動する光を遮断する性質を持つ光学素子です。
PBS:
偏光ビームスプリッタ(Polarizing Beam Splitter : PBS)は、入射光をP偏光とS偏光とに分離する光学素子です。一般的には、平板ガラスのプレートタイプと直角プリズムを合わせたキューブタイプがあり、スプリット面に誘電体多層膜コートが施されています。
干渉計:
光源から出た光を2つ以上の光に分割し、別々の光路を通ったあと再び重ね合わせ、光路差により発生する干渉縞(光の干渉によって生じる縞模様)を捉え、これを解析して被検体の表面形状や透過波面形状を求める装置です。
アイソレータ:
磁気光学における「ファラデー効果」を応用し、光を一方向だけに透過して、途中で反射して戻ってくる光を遮断する役割を持った光学素子です。戻ってきたレーザー光によってレーザー光源が損傷するのを防止するためなどに使用されます。
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