シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10055B4

有価証券報告書抜粋 愛知製鋼株式会社 研究開発活動 (2015年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループは、産業の発展と社会貢献を通じて収益に結びつくオンリーワン技術の開発をめざして、自動車向け特殊鋼の開発、ステンレス鋼の開発、特殊鋼を素材とする自動車部品用鍛造品の開発、さらには電磁品の開発等を中心に積極的な研究開発活動を行っております。
当連結会計年度の研究開発費は、3,538百万円、研究開発人員は約230名であります。
なお、セグメント別の研究の目的、研究成果及び研究開発費は、次のとおりであります。

(1)鋼材事業
自動車部品用の新しい特殊鋼やステンレス鋼の研究及び製造方法の開発を行っております。当連結会計年度の主な成果は次のとおりであります。
特殊鋼における製造プロセスの革新として、
①新連続鋳造機活用による高清浄度化と偏析低減技術の更なる向上
②分塊大形圧延ラインの鋼片と鋼材のライン分離及び中間寸法の型格統一等による生産性向上
自動車向け特殊鋼の開発として、
③エンジンの軽量化や燃費向上に貢献するクランクシャフトやコンロッド用鋼の研究開発
④駆動伝達ユニットの軽量化や高出力化に貢献する高強度歯車用鋼及び低コスト化に貢献する省合金歯車用鋼
(モリブデン含有量を低減)の研究開発
ステンレス鋼の開発及び市場創出として
⑤将来の需要増が見込まれるエネルギー・インフラ分野を狙ったステンレス鉄筋バーや二相系ステンレス形鋼
の商品レパートリーの拡大及びステンレス部材ビジネスの強化
⑥水素社会に対応する高圧水素用ステンレス鋼“AUS316L-H2”の省合金化、低コスト化をはかる高圧水素用ス
テンレス鋼の更なる研究開発
当事業に係わる研究開発費は2,204百万円であります。

(2)鍛造品事業
自動車部品用の鍛造品製造プロセス開発、製造方法の開発を行っております。当連結会計年度の主な成果は次のとおりであります。
鍛造プロセスの高効率製造・低コスト化として、
①CVTシャフトの高速自動鍛造化に合わせた、加工ロスの低減と更なる製造サイクル短縮化
②小型クランクシャフト専用4500Tプレスの建設と高速自動多数個取り化
③グローバル展開を見据えた、アップセッタ代替工法であるスクリュー成形によるリアアクスルシャフト生産
体制構築
④省エネルギー・低CO2排出熱処理炉の安定操業化
鍛造品の高精度・低コスト化として、
⑤高精度インナースプライン成形、パーキングロックギヤ成形のラインナップ拡大
⑥高精度・低コスト化を目的とした金型加工用5軸加工機の適用範囲拡大
⑦鍛造金型の長寿命化を目的とした表面処理技術開発と適用部品拡大
当事業に係わる研究開発費は116百万円であります。

(3)電磁品事業
MIセンサの開発、モータ用磁石の開発、歯科用磁性アタッチメントの開発、車載電子機器用放熱部品の開発等を行っております。当連結会計年度の主な成果は、経済産業省からの補助金を受け、「希土類元素の資源生産性改善に係る先端生産設備導入事業」を完了させることができました。また次世代自動車向け高効率モータ用磁性材料技術開発(NEDO委託業務組合)にも参画し、次世代の磁石開発に取り組みました。
一方、MIセンサの開発では、ローム株式会社との技術連携は計画どおり進んでおり、両社のシナジーを発揮したMI素子の販売拡大やMIセンサの特長である高精度・省電力を活かした次世代に向けた商品開発に取り組んでおります。
当事業に係わる研究開発費は1,216百万円であります。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01234] S10055B4)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。