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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1006L2V

有価証券報告書抜粋 マルホ株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2015年9月期)


研究開発活動メニュー株式の総数等

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、収益及び費用、損失並びに資産、負債等の額の算定に際して様々な見積り及び判断が行われており、その時点で最も合理的と考えられる基準に基づいて実施しておりますが、実際の結果は見積りに内在する不確実性があるため、これらの見積りと異なることがあります。
(2)財政状態の分析
① 資産の部
当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ97億34百万円増加し、1,344億84百万円となりました。その内訳は、流動資産の増加78億33百万円及び固定資産の増加19億円であります。
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産は、948億43百万円となり、前連結会計年度末に比べ78億33百万円増加いたしました。主な内容は、現金及び預金の増加53億45百万円、受取手形及び売掛金の増加30億96百万円によるものであります。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産は、396億40百万円となり、前連結会計年度末に比べ19億円増加いたしました。主な内容は、設備投資等に伴う有形固定資産の増加16億69百万円によるものであります。
② 負債の部
当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べ70億19百万円増加し、378億91百万円となりました。その内訳は、流動負債の増加42億63百万円及び固定負債の増加27億55百万円によるものであります。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債は、229億2百万円となり、前連結会計年度末に比べ42億63百万円増加いたしました。主な内容は、賞与引当金の増加12億78百万円、未払金の増加9億2百万円及び未払法人税等の増加7億68百万円によるものであります。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債は、149億89百万円となり、前連結会計年度末に比べ27億55百万円増加いたしました。主な内容は、長期借入金の増加27億25百万円によるものであります。
③ 純資産の部
当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べ27億14百万円増加し、965億92百万円となりました。主な内容は、利益剰余金の増加35億53百万円及びマルホ発條工業㈱等の株式を追加取得したことなどによる少数株主持分の減少17億56百万円によるものであります。
以上の結果、自己資本比率は、68.9%となりました。
(3)経営成績の分析
当連結会計年度における売上高は、735億38百万円(対前年同期比6.0%増)、営業利益は76億82百万円(対前年同期比22.8%増)、経常利益は71億51百万円(対前年同期比15.3%増)、当期純利益は32億88百万円(対前年同期比9.6%減)となりました。
① 医薬品事業
医薬品事業における売上高は670億円(対前年同期比5.8%増)となりました。売上高の主なものは血行促進・皮膚保湿剤「ヒルドイド」、抗ヘルペスウイルス剤「ファムビル」、痔疾治療剤「強力ポステリザン」及び尋常性乾癬等 角化症治療剤「オキサロール」であります。
売上原価は222億76百万円(対前年同期比7.4%増)、販売費及び一般管理費は379億12百万円(対前年同期比2.4%増)となったため、セグメント利益は68億9百万円(対前年同期比22.3%増)となりました。なお、販売費及び一般管理費の内訳は、販売費131億69百万円(対前年同期比5.4%増)、一般管理費(研究開発費を除く)76億13百万円(対前年同期比23.8%増)及び研究開発費171億29百万円(対前年同期比6.8%減)であります。
② その他の事業
その他の事業における売上高は66億53百万円(対前年同期比9.5%増)となりました。これは、マルホ発條工業㈱のばね・先端部品・機械事業によるものであります。
売上原価は48億58百万円(対前年同期比6.4%増)、販売費及び一般管理費は9億8百万円(対前年同期比10.7%増)となったため、セグメント利益は8億86百万円(対前年同期比28.7%増)となりました。
上記の他、当連結会計年度における営業外損益は、持分法による投資損失4億85百万円及び投資事業組合運用損1億63百万円などを計上したことにより5億31百万円の損失となりました。
特別損益は、負ののれん発生益7億24百万円及び投資有価証券評価損6億78百万円などを計上したことにより、44百万円の利益となりました。
(4)キャッシュ・フローの状況の分析
「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
(5)経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループの経営成績に重要な影響を与える主な要因は、以下のとおりであります。
① 主力製品の動向
医療用医薬品である血行促進・皮膚保湿剤「ヒルドイド」は、当社グループの連結売上高の5割を超える主力製品となっております。「ヒルドイド」に関して他の有力な競合品の出現や後発医薬品の伸長、その他の事情により売上高が減少した場合には、当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性があります。
② 医薬品行政の動向
定期的な薬価基準の引き下げ、医療保険制度の改革や後発医薬品の使用促進等による薬剤費抑制策の動向により、当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性があります。
(6)経営者の問題意識と今後の方針について
医療用医薬品業界においては、後発医薬品の使用促進をはじめとする医療費適正化のさらなる強化が見通され、引き続き厳しい環境に置かれることが予測されます。
その中で、重要課題を、「開発品の探索経路の多様性追求」「将来のレギュレーションにも対応できる生産体制の構築」「顧客志向で効率的な営業体制の構築」「肌トラブルに関するニーズに幅広く対応する化粧品事業の確立」「診断薬事業の加速的展開」「事業ステージに応じた米国・欧州での事業展開」「次世代人材の輩出」「現場マネジメント力の底上げによる組織力の向上」「経営情報の集約機能の整備」とし、皮膚疾患に関するニーズに幅広く対応することを目指してまいります。また、さらなる企業価値の向上を図るため、コーポレート・ガバナンスの強化、コンプライアンス体制・リスク管理体制・情報管理体制の統合的な整備、内部統制システムの構築を引き続き推進してまいります。

研究開発活動株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E30772] S1006L2V)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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