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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004ZII

有価証券報告書抜粋 山陽特殊製鋼株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の経済政策や日銀による金融緩和を背景に、企業収益や雇用環境の改善がみられましたが、消費税増税に伴う駆け込み需要の反動影響や円安による物価上昇などにより個人消費が低迷するなど、景気は先行き不透明な状況で推移いたしました。一方、海外経済は、新興国の一部に弱さがみられるものの、米国を中心に緩やかな拡大を続けました。
特殊鋼業界におきましては、自動車分野向け等を中心に、需要は総じて堅調に推移いたしました。
このような中、当社グループの当連結会計年度の売上高は、販売数量が前連結会計年度に比べ増加したことなどにより、前連結会計年度比99億7百万円増の1,714億95百万円となりました。経常利益は、原燃料価格の上昇はありましたものの、販売数量の増加、固定費の減少、変動費コストダウンの実施や円安による為替差益の計上などにより、前連結会計年度比29億85百万円増の97億35百万円となりました。当期純利益は、投資有価証券売却益の計上などにより、前連結会計年度比24億81百万円増の65億47百万円となりました。
この結果、当連結会計年度のROE(自己資本利益率)は6.1%(前連結会計年度は4.1%)となりました。
セグメント別の売上高および営業損益の状況は、次のとおりであります。なお、各セグメントの売上高につきましては、セグメント間の内部売上高又は振替高が含まれております。

(鋼材事業)
当連結会計年度の販売数量が前連結会計年度に比べ増加したことなどにより、売上高は前連結会計年度比77億2百万円増の1,521億81百万円となりました。営業利益は、原燃料価格の上昇はありましたものの、販売数量の増加やコストダウンの実施などにより、前連結会計年度比19億9百万円増の60億55百万円となりました。

(特殊材事業)
当連結会計年度は金属粉末製品の販売数量が前連結会計年度に比べ増加したことなどにより、売上高は前連結会計年度比9億11百万円増の85億45百万円、営業利益は前連結会計年度比5億4百万円増の17億58百万円となりました。

(素形材事業)
当連結会計年度の販売数量が前連結会計年度に比べ増加したことなどにより、売上高は前連結会計年度比16億円増の205億64百万円、営業利益は中国の素形材製造子会社の利益減などにより、前連結会計年度比2億33百万円減の17億円となりました。

(その他)
子会社を通じて情報処理サービス等を行っており、当連結会計年度の売上高は前連結会計年度比4億3百万円増の16億70百万円、営業利益は前連結会計年度比5百万円増の57百万円となりました。

(注) 金額に消費税等は含まれておりません。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、営業活動で206億98百万円の収入、投資活動で58億73百万円の支出、財務活動で174億26百万円の支出となりました。
これらにより、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、193億26百万円(前連結会計年度末比22億52百万円減)となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
税金等調整前当期純利益(102億47百万円)、減価償却費(98億26百万円)に加え、たな卸資産の減少(20億
75百万円)、法人税等の支払(△23億1百万円)などにより、206億98百万円の収入(前連結会計年度比115億45百万円の収入増)となりました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
省エネ、省力、既存設備の更新などを目的とする有形固定資産の取得による支出(△71億13百万円)、投資有価証券の売却による収入(15億46百万円)などにより、58億73百万円の支出(前連結会計年度比9億22百万円の支出増)となりました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
借入金の減少(△165億83百万円)などにより、174億26百万円の支出(前連結会計年度比120億74百万円の支出増)となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


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