有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007YIY
株式会社リボミック 沿革 (2016年3月期)
当社は、東京大学医科学研究所の教授であった中村義一(現 当社代表取締役社長)の研究成果を利用して、RNAを成分とする医薬品(「アプタマー医薬」)の開発を目的に、2003年8月に設立された創薬プラットフォーム系バイオベンチャーであります。その設立理念は、「Unmet Medical Needs(未だに満足すべき治療法のない疾患領域の医療ニーズ)に応える」、「日本の創薬力を復活させる」、「産学連携を推進しアカデミアの研究成果を社会へ還元する」、ことであります。創薬プラットフォーム系バイオベンチャーとは、特定のあるいは限られた化合物を開発するのではなく、様々な疾患分野に応用される創薬技術をベースとして、次から次へと新薬シーズを開発できるバイオベンチャーであると当社では考えております。
当社のコアとなる創薬技術「RiboARTシステム」は、アプタマー創薬に関する総合的な技術や知識、経験、ノウハウ等から成り、多様なプラットフォーム(本技術を応用して様々な新薬のシーズを創出する場、即ち創薬基盤)を構築しております。当社は「RiboARTシステム」を活用して疾患や標的タンパク質に限定されない様々な新薬を創製する事業を展開してまいりました。
このような創薬活動の成果として、2008年1月に大塚製薬株式会社との間で長期共同研究契約、2014年3月に大正製薬株式会社との間で共同研究契約、及び2014年4月には藤本製薬株式会社との間で自社開発品(抗NGFアプタマー)のライセンス契約をそれぞれ締結いたしました。また、当社はこれらの事業提携に連動して、複数の提携先と資本提携も実施し、統合的な事業推進を図ってまいりました。
当社は今後もアプタマー医薬に特化した研究開発を推進し、創薬分野での日本の技術立国の進展及び人々の健康の増進に貢献していきたいと考えております。
当社のコアとなる創薬技術「RiboARTシステム」は、アプタマー創薬に関する総合的な技術や知識、経験、ノウハウ等から成り、多様なプラットフォーム(本技術を応用して様々な新薬のシーズを創出する場、即ち創薬基盤)を構築しております。当社は「RiboARTシステム」を活用して疾患や標的タンパク質に限定されない様々な新薬を創製する事業を展開してまいりました。
このような創薬活動の成果として、2008年1月に大塚製薬株式会社との間で長期共同研究契約、2014年3月に大正製薬株式会社との間で共同研究契約、及び2014年4月には藤本製薬株式会社との間で自社開発品(抗NGFアプタマー)のライセンス契約をそれぞれ締結いたしました。また、当社はこれらの事業提携に連動して、複数の提携先と資本提携も実施し、統合的な事業推進を図ってまいりました。
当社は今後もアプタマー医薬に特化した研究開発を推進し、創薬分野での日本の技術立国の進展及び人々の健康の増進に貢献していきたいと考えております。
年月 | 事項 |
2003年8月 | 医薬品開発のコンサルティング等を目的として、東京都板橋区中台三丁目27番に株式会社リボミックを設立(資本金1,000万円) |
2005年3月 | 本社を東京都港区白金台三丁目15番5号に移転し、RNAアプタマーを利用した新規医薬品の開発を本格的に開始 |
2005年4月 | 独立行政法人医薬基盤研究所(現 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所(以下、「NIBIO」という。))と「人工進化RNAを利用した制癌戦略」の研究に関して委託研究契約を締結 |
2005年6月 | 国立大学法人東京大学とRNAアプタマー創薬に関する研究を目的とした共同研究契約を締結し、東京大学医科学研究所のクレストホールにて研究を開始 |
2005年10月 | 独立行政法人科学技術振興機構(現 国立研究開発法人科学技術振興機構(以下、「JST」という。))と「多目的RNAナノセンサー・モジュレーターの開発」の研究に関して委託研究契約を締結 |
2005年11月 | 東京都港区白金台に自社の研究所を開設 |
2006年10月 | JSTと「産学共同シーズイノベーション化事業」に関する研究について委託研究契約を締結 |
2006年10月 | 米国Archemix Corp.(以下、「アルケミックス社」という。)とIgGアプタマーの創製に関するSELEX法特許の非独占的ライセンス契約を締結 |
2007年8月 | 本社を東京都港区白金台三丁目16番13号に移転 |
2007年8月 | NIBIOと「医薬品・医療機器実用化研究支援事業」に関する研究について委託研究契約を締結 |
2007年12月 | アルケミックス社とMidkineアプタマーの創製に関するSELEX法特許の独占的ライセンス契約を締結 |
2008年1月 | 大塚製薬株式会社と医薬品用途の開発候補アプタマーの創出とそれを用いた医薬品の開発・販売に関して長期共同研究契約を締結 |
2008年6月 | アルケミックス社とリサーチライセンス・オプションに関する契約を締結 |
2011年2月 | 全薬工業株式会社とRNAアプタマー創薬の技術アドバイスに関する契約を締結 |
2011年8月 | 「慢性炎症に伴う難治性疾患に対するRNAアプタマー新薬の開発」に関して、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(現 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、「NEDO」という。))のイノベーション実用化助成事業に採択 |
2012年4月 | 東京大学医科学研究所に社会連携講座(「RNA医科学」社会連携研究部門)を設置 |
年月 | 事項 |
2013年4月 | 「難治性炎症疾患に対するRNAアプタマー新薬の開発」に関して、NEDOのイノベーション実用化ベンチャー支援事業に採択 |
2014年3月 | 大正製薬株式会社とアプタマー新薬に関する共同研究契約を締結 |
2014年4月 | 藤本製薬株式会社と抗NGFアプタマーの独占的実施権の供与に関するライセンス契約を締結 |
2014年9月 | 東京証券取引所マザーズに株式を上場 |
2016年2月 | 「抗FGF2アプタマーを用いた軟骨無形成症治療薬の開発」に関して、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(以下、「AMED」という。)の創薬支援推進事業(希少疾病用医薬品指定前実用化支援事業)に採択 |
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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