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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007YWQ

有価証券報告書抜粋 株式会社エクストリーム 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績

当事業年度における我が国経済は、緩やかな回復傾向が見られたものの、中国や新興国の景気減速並びに金融市場の変動による影響が懸念されるなど、景気の先行きは依然として先行き不透明な状態が続いております。
このような環境下、当社を取り巻くエンターテインメント系ソフトウェア業界におきましては、スマートフォンの普及が本格化し、引き続き拡大傾向が続いております。また、スマートフォンにおけるゲーム市場は、2016年度には9,450億円(出所:株式会社矢野経済研究所「スマホゲーム市場に関する調査結果 2015」)に達すると予想されており、今後も同環境は大きく成長していくことが予想されます。
このような状況下、当社はゲームを中心としたエンターテインメント系企業へ向けた人材ソリューション事業および、パソコン・モバイル・家庭用ゲーム機器向けゲームコンテンツの企画・開発・運営を行うコンテンツプロパティ事業を引き続き積極的に展開し、取り組んでまいりました。
この結果、当事業年度における売上高は2,403,146千円(前事業年度比44.1%増)、営業利益は188,276千円(前事業年度比1.7%増)、経常利益は185,804千円(前事業年度比5.5%増)、当期純利益は120,288千円(前事業年度比9.7%増)となりました。

セグメントごとの業績は次のとおりであります。
① ソリューション事業
ソリューション事業は、スマートフォンアプリ、オンラインゲーム、家庭用ゲーム、遊戯機器、映像制作などのエンターテインメント系企業や金融、商業、サービス業などの企業に対し、プログラミング・グラフィック開発スキル、設計・企画プランニングスキルを持った当社社員(クリエイター&エンジニア)が直接顧客企業に常駐し、開発業務を行っております。中でも、スマートフォンを中心とした開発案件は昨今需要が旺盛であり、これに対応するため、当事業年度においては組織変更を行い、クリエイティブソリューション部、ITソリューション部、中部リージョンソリューション部の三事業部制へ移行し、営業体制の強化を図りました。加えて、顧客戦略についても随時見直しと効率化を図り、エンターテインメント系企業への深耕営業を積極的に推進するとともに、当社社員が保有するクリエイティブな開発スキルが発揮できるインターネットサービス関連顧客への営業活動も積極的に推進いたしました。
また、クリエイター&エンジニアの安定的な確保を図るために、自社養成に積極的に取り組み、クリエイター&エンジニアの自社養成プログラム『プロジェクトNSCA(ナスカ)』を継続し、経験者採用に留まらない技術社員の確保に引き続き努めました。
この結果、当事業年度における稼働プロジェクト数は3,412となり、前事業年度における2,563プロジェクトから849プロジェクト増加し、当事業年度における売上高は2,027,646千円(前事業年度比40.1%増)、セグメント利益は518,712千円(前事業年度比44.5%増)となりました。

② コンテンツプロパティ事業
コンテンツプロパティ事業は、ゲームサービス、ライセンスサービス、協業開発サービスの3種で構成されますが、当事業年度においては、前事業年度同様、主にゲームサービスに力を入れてまいりました。
ゲームサービスにおいては、「桃色大戦ぱいろん・ぷらす」(PCオンラインゲーム)、「桃色大戦ぱいろん・生」(PCブラウザゲーム)、「桃色大戦ぱいろん~モバ雀~」「つみにん~うみにん大サーカス」(スマートフォンアプリ)を運営してまいりました。また、当事業年度においては家庭用ゲーム参入第1弾タイトルとして、任天堂3DS向け家庭用ゲーム「ラングリッサー リインカーネーション-転生-」を発売いたしました。
「桃色大戦ぱいろん・ぷらす」については、課金サービス開始から7年が経過し、長期間のサービス提供によるゲームシステムの陳腐化、マシンスペックに左右される動作環境など、アーキテクチャ(設計思想)のウィークポイントが散見されるようになったことから、2015年12月21日をもってサービス終了とし、マシンスペックに左右されず、ゲームシステムの機能強化を継続的に行っている「桃色大戦ぱいろん・生」へのサービス移管を行い、「桃色大戦ぱいろん・ぷらす」ユーザーの登録情報及び保有データの引き継ぎサービスを行いました。

「桃色大戦ぱいろん~モバ雀~」については、サービス開始前に2万人以上の事前登録ユーザーを確保したものの、開発遅延が発生し、サービス提供開始後の利用者数が低調に推移したことから、想定した収益を確保することができませんでした。このような状況を改善すべく、販売商品の見直しやプラットフォームによる集客施策など、可能な限りの施策を行いましたが、収益が改善する見込みが立たないことから、2015年8月28日をもってサービスを終了いたしました。
「ラングリッサー リインカーネーション-転生-」については、限定版および通常版の2バージョンを発売し、それぞれ売上形成に貢献いたしました。
ライセンスサービスについては、「ラングリッサー リインカーネーション-転生-」において、米国Aksys Games Localization,Incとライセンス許諾契約を締結し、全世界での販売権をAksys Games Localization,Incへ許諾するとともに、海外バージョンのローカライズ(翻訳)開発業務を当社が受注し、第3四半期において納品いたしました。また、当社保有IPである「ラングリッサー」シリーズをスマートフォンアプリ向けに中国天津紫龍奇点互動娯楽有限公司(許諾地域は、中国本土、香港・台湾・マカオ・韓国・タイ・ベトナム・インドネシア・マレーシア・シンガポール・アメリカ・カナダ)へライセンス許諾いたしました。
協業開発サービスについては、期首より大手ゲームパブリッシャーからブラウザゲーム開発案件を継続受託するとともに、第3四半期において新規プロジェクトを2タイトル受注し、売上形成に貢献いたしました。
この結果、当事業年度における売上高は375,499千円(前事業年度比71.0%増)、セグメント損失は41,587千円(前事業年度はセグメント利益13,576千円)となりました。ライセンスサービスについては利益を確保いたしましたが、ゲームサービスにおいて「桃色大戦ぱいろん~モバ雀~」の早期サービス終了および「桃色大戦ぱいろん」シリーズ統合による一時的な売上高の減少、協業開発サービスにおいて大手ゲームパブリッシャーより継続受注中であったブラウザゲーム開発案件が当事業年度において中止となったことから、セグメント損失が発生いたしました。

(2)キャッシュ・フローの状況

当事業年度末における現金及び現金同等物は、前事業年度末と比べ126,417千円減少し、562,176千円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は80,764千円(前事業年度は242,034千円の収入)となりました。これは、主に売上債権の増加95,442千円があったものの、税引前当期純利益185,804千円及び未払金の増加29,175千円などにより資金獲得したことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は197,115千円(前事業年度は126,824千円の支出)となりました。これは、主に投資有価証券の取得による支出165,770千円により資金使用したことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は8,563千円(前事業年度は243,476千円の収入)となりました。これは、株式の発行による収入38,690千円により資金獲得したものの、配当金の支払いによる支出34,900千円、長期借入金の返済による支出10,080千円により資金使用したことによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E31079] S1007YWQ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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