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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007YWZ

有価証券報告書抜粋 東京ボード工業株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度における我が国経済は、政府の経済政策や日本銀行の金融緩和の実施等を背景として景気回復が期待されたものの、米国の利上げ、原油安、新興国経済の鈍化など世界経済の影響が懸念され、2016年1月以降、為替や株価の変動が激しくなるなど、先行き不透明な状況が続いております。
住宅市場は、2014年4月の消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動減の影響が薄れており、当連結会計年度における新設住宅着工戸数は前年同期比で増加しております。一方、神奈川県横浜市で発生した杭打ち不正問題で、新築マンションの着工延期等が生じたことから、依然として厳しい状況で推移しております。
このような経営環境のもとで、当社グループは市場ニーズに合致した製品開発とサービス向上を図り、積極的な販売活動を推進してまいりました。
当連結会計年度の業績は、売上高は5,620,446千円(前年同期比7.0%減)、営業利益は536,539千円(前年同期比28.8%減)、経常利益は516,704千円(前年同期比27.0%減)となりました。また特別利益として、取締役4名及び2015年6月に退任した取締役1名より役員退職慰労金受給権の全部または一部辞退の申し出を受け、役員退職慰労引当金戻入額137,450千円を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は507,554千円(前年同期比14.8%減)となりました。

セグメント別の業績を示すと、次のとおりであります。

①木材環境ソリューション事業
木材環境ソリューション事業におきましては、新設住宅着工戸数は増加しているものの、神奈川県横浜市で発生した杭打ち不正問題で、新築マンションの着工延期等が生じたことから、マンション用床材を中心に売上高が減少いたしました。以上の結果、売上高は5,202,835千円(前年同期比7.5%減)となりました。また、売上高の減少、当期の設備投資に伴う減価償却費の増加などによりセグメント利益(営業利益)は、545,401千円(前年同期比33.3%減)となりました。

②ファシリティ事業
ファシリティ事業におきましては、消費増税後の低迷が一巡し、各テナントの売上増加等により歩合家賃が増加したものの、電力料金の減少等に伴い、共益費収入が減少しました。以上の結果、売上高417,610千円(前年同期比0.1%減)となりました。また、人員増加を行ったことにより、セグメント利益(営業利益)は、197,710千円(前年同期比3.0%減)となりました。


(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動において776,773千円の資金が増加し、投資活動において444,164千円の資金を使用し、財務活動において549,029千円の資金を使用した結果、前連結会計年度末に比べ216,421千円減少し、当連結会計年度末には1,898,466千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、得られた資金は776,773千円(前年同期比18.6%減)となりました。これは主に、たな卸資産が169,273千円増加したものの、税金等調整前当期純利益655,687千円、減価償却費433,537千円を計上したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は444,164千円(前年同期比8.5%減)となりました。これは主に、有形固定資産の取得により435,541千円の資金を使用したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は549,029千円(前年同期は31,355千円の支出)となりました。これは主に、長期借入金の返済392,020千円、配当金の支払額76,705千円、社債の償還76,000千円に資金を使用したことによるものです。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


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