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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1008Q5C

有価証券報告書抜粋 株式会社ナガオカ 業績等の概要 (2016年6月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国の経済状況は、政府の経済政策等により雇用や所得環境の改善が持続したものの、円高の進行や個人消費の低迷を受けて企業の生産活動が一進一退するなど、やや力強さに欠ける状況での推移となりました。世界経済は、新興国の経済減速や原油安、英国のEU離脱決定に伴う為替の円高推移など、依然として不透明な状況で推移しました。
当社グループを取り巻く環境について、エネルギー関連事業では、原油安の影響から先行きの不透明感が広がり、プラント・オーナーの投資判断が慎重になる状況が続いており、多くのプロジェクトで受注予定時期に遅れが発生いたしました。また、投資判断の慎重さによる需要の縮小により価格競争が激化いたしました。水関連事業については、国内水道事業体が保有する設備の更新需要が底堅く存在する一方、老朽化した配管取替や設備の耐震化等を優先する傾向も散見され、当社グループの事業分野である取水設備の更新に対する予算配分の減少や予算化の遅れなどの影響が一部で見られました。また、海外では中国やマレーシア等の水不足が深刻化する地域において需要はあるものの、景気減速や政治動向により一部案件に遅れが生じています。
このような状況の下、当社グループが成長製品と位置付けている水関連事業のケミレスは、これまで立証されている地下水に含まれる鉄・マンガン・アンモニア態窒素の除去性能に加えて、ヒ素除去の性能も実証実験により認められるなど、除去可能な物質を増やし、土木工事等で必要となる排水処理という新たなマーケットが顕在化しつつあります。また、ベトナムではケミレス実証実験の成果を受け、JICA「中小企業海外展開支援事業~普及・実証事業~」の委託事業(以下、JICA支援事業)に採択され、実機の納入及び技術指導等を行っており、同国並びに東南アジア近隣諸国におけるケミレス拡販の布石と位置づけています。
以上の結果、当社グループの当連結会計年度の業績は、売上高3,123,744千円(前期比46.7%減)、営業損失597,965千円(前期は営業利益257,983千円)、経常損失871,194千円(前期は経常利益412,151千円)、親会社株主に帰属する当期純損失814,443千円(前期は親会社株主に帰属する当期純利益216,390千円)となりました。
セグメント別の業績は、以下のとおりです。
なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分等を変更しており、前期比は組替後の数値で比較しています。

① エネルギー関連事業
アジアや中東、欧州の設備更新需要を取り込むと共に、新規案件の商談を順次進めていますが、新規石油プラントの建設や既存プラントの設備更新に係るプラント・オーナーの投資判断が慎重になる状況が続いており、多くのプロジェクトで受注予定時期に遅れが生じています。また、投資判断の慎重さによる需要の縮小により価格競争が激化しました。その結果、売上高は1,743,029千円(前期比55.0%減)、セグメント損失は296,965千円(前期はセグメント利益453,576千円)となりました。

② 水関連事業
JICA支援事業に採択されたベトナム案件等ケミレスの実機納入及び技術指導を進める一方、一部の国内取水設備の更新需要に対する予算の減少や遅延、中国やマレーシアの政治・経済の動向により一部の案件に遅れが生じています。その結果、売上高は1,380,715千円(前期比30.5%減)、セグメント利益は237,592千円(前期比51.1%減)となりました。

なお、当連結会計年度より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 2013年9月13日)等を適用し、「当期純利益又は当期純損失」を「親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失」としています。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は959,466千円となり、前連結会計年度末に比べ835,005千円の減少となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの変動要因は次のとおりです。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により使用した資金は656,940千円(前連結会計年度は294,847千円の支出)となりました。これは主に、売上債権の減少額734,397千円、減価償却費204,869千円の増加要因に対し、税金等調整前当期純損失892,407千円、たな卸資産の増加額296,435千円、仕入債務の減少額237,882千円及び法人税等の支払額178,454千円の減少要因によるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は191,148千円(前連結会計年度は166,374千円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出185,279千円によるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により得られた資金は149,332千円(前連結会計年度は795,413千円の収入)となりました。これは主に、長期借入れによる収入600,000千円、短期借入金の純増減額522,293千円の増加要因に対し、長期借入金の返済による支出587,788千円、社債の償還による支出372,500千円の減少要因によるものです。


従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E31575] S1008Q5C)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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