日本伸銅株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2015年3月期)

(1) 経営成績の分析
売上高は、販売数量の18.6%の増加が主要因となり前連結会計年度に比べ、2,949百万円増加の16,213百万円となりました。
売上原価は、販売数量が増加したこと等により前連結会計年度に比べ、2,584百万円増加の15,364百万円となりました。
販売費及び一般管理費は前連結会計年度に比べ18百万円増加の798百万円となりました。
営業外収益は前連結会計年度に比べ7百万円増加の54百万円になりました。これは主に出向者負担金の受取およびデリバティブ利益の計上によるものであります。
営業外費用は前連結会計年度に比べ4百万円減少の35百万円となりました。これは主に支払利息の減少によるものであります。
その結果、営業利益は前連結会計年度に比べ346百万円増加の49百万円、経常利益は358百万円増加の69百万円となりました。
特別損益は、旧第2工場跡地の売却による特別損失の計上等があったため、前連結会計年度に比べ932百万円減少の905百万円の損失となりました。
税金等調整前当期純利益は前連結会計年度に比べ573百万円減少の△836百万円となり、法人税等負担額は前連結会計年度に比べ492百万円減少の△423百万円、当期純利益は前連結会計年度に比べ80百万円減少の△412百万円となりました。
(2) 財政状態の分析
当連結会計年度末の総資産は前連結会計年度末に比べて941百万円減少し、11,636百万円となりました。
流動資産は、受取手形及び売掛金が831百万円増加、たな卸資産が697百万円増加したこと等から前連結会計年度末に比べて1,027百万円増加し、7,258百万円となりました。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて1,969百万円減少し、4,378百万円となりました。主要因は旧第2工場土地2,103百万円の売却などであります。
負債は前連結会計年度末に比べて709百万円減少し、6,870百万円となりました。主要因は借入金の減少1,427百万円、土地の再評価に係る繰延税金負債の減少741百万円および支払手形及び買掛金の増加1,136百万円であります。
純資産は前連結会計年度末に比べて232百万円減少し、4,765百万円となりました。主要因は当期純損失412百万円の計上による利益剰余金の減少であります。
自己資本比率は前連結会計年度末に比べて1.3%増加し41.0%となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては「第2事業の状況 1.業績等の概要(2)キャッシュ・フローの状況」に記載しておりますのでご参照ください。
(4) 継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象または状況を改善するための対応策等
当社には、「第2 事業の状況 4事業等のリスク(5)継続企業の前提に関する重要な事象等について」に記載のとおり、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象または状況が存在しております。
当社はこうした状況を解消するため、経営計画を策定しており、徹底したコスト削減によって収益確保に努めるとともに、落ち込んでいる受注量の早期回復に全力を挙げ、計画を達成すべく努めてまいります。また、当連結会計年度より当社の親会社となりました株式会社CKサンエツの連結子会社であるサンエツ金属株式会社との間で、製品の相互OEM供給、原料の共同購買、人材交流等に取り組むことで、シナジーを追求します。