モリ工業株式会社 研究開発活動 (2015年3月期)

当社グループは、生産の高効率化と新方式の研究開発、新製品の開発、製品の高付加価値化とコストダウンなどをテーマとして採り上げ、当社の技術部が中心となって積極的に研究開発活動を推進しております。
当連結会計年度における各製品部門別の研究開発活動の状況は、次のとおりであります。
ステンレス管部門では、新方式の造管機の導入を進めるとともに品質安定化と生産性向上のための機構を新たに開発し組み入れました。特に小径管用造管機ではオペレーターの負荷軽減機構を導入し生産性を向上させました。また、配管用パイプでは、ユーザーの要望に応えるための改善を進め、製造可能範囲を拡大いたしました。
ステンレス条鋼部門では、競争力強化のための取り組みを進め、特に品質安定化と歩留向上のための設備開発を中心に行い、順次導入いたしました。
ステンレス加工品部門では、新たに家庭用金物製品へのカラーステンレスパイプの使用を開始し、簡単組立コンパクト4枚干しふとん干しを開発いたしました。また、新製品として簡単組立コンパクト6枚干しふとん干しと室内ポールスタンドを開発し、製品のラインナップに加えました。
鋼管部門では、生産量の拡大と生産効率の改善に向けた生産設備のリフレッシュ改造を進め、新方式の駆動装置を導入いたしました。また、要望の高かった高強度材のパイプの製造を可能とし市場への供給を開始いたしました。
その他の部門では、新しい方式のパイプ切断機を新たに開発し販売を開始いたしました。また次期モデルとして、従来タイプの切断機のコストダウンと性能向上開発を推進いたしました。
なお、当連結会計年度における研究開発費の総額は60百万円であります。

(注) 報告セグメントが1つでありますので製品部門別に区分して記載しております。