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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1009813

有価証券報告書抜粋 株式会社メタップス 業績等の概要 (2016年8月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度における我が国経済は、力強さを欠くものの緩やかな持ち直し基調にあります。企業収益が良好に推移し、雇用所得環境も改善が見られます。政府による大規模な経済対策の景気押し上げ効果は、想定通りに効果が顕在するかについては不透明な面もあるものの、今後は景気回復基調が継続すると考えられます。
当社グループの属するインターネット領域におきましては、スマートフォン市場が継続的に拡大を続けており、2016年3月末のスマートフォン普及率は67.4%と過半数を超えるまでに拡大しています(注1)。同様に、スマートフォンの普及によりアプリ利用も継続して拡大しております。また、インターネット広告市場は前年比10.2%増の1兆1,594億円と順調に拡大し、インターネット広告市場は、広告費全体の18.8%を占めるまでに成長しました(注2)。海外でも、モバイル広告市場は2015年に7兆円だった市場が、2016年には10兆円に達すると言われており、継続的な拡大が見込まれております(注3)。同様に、スマートフォンの普及によりアプリ利用も継続して拡大しております。
このような状況の中、当連結会計年度においては、主力のアプリ収益化事業は、グローバルでの売上が継続して好調であり、注力サービスであるアプリ収益化プラットフォーム“metaps”を中心とするマーケティング関連サービスが堅調に推移した一方で、ファイナンス関連サービスをはじめとする新規サービス開発のための先行投資を積極的に実施したことにより引き続き営業損失を計上しております。
サービス開始から6年目を迎えたアプリ収益化プラットフォーム“metaps”につきましては、これまでの急成長を安定的な収益に繋げるため、継続して高い技術力を有するエンジニアの採用を進めつつ、より広告主のニーズに合ったサービスを提案できるコンサルティングチーム及びオペレーションチームの強化に取り組みました。マーケット分析力やプロモーション提案力に長けたコンサルタントを採用し、グローバルでのプロモーション案件を効率的に運用できるオペレーション体制の強化を図り、これにより、日本国内外問わず、多くのアプリ開発者によってシステム導入が進み、ネットワークの拡大とともに、安定的に広告案件を獲得することができました。
2014年4月よりサービス提供を開始したオンライン決済プラットフォーム“SPIKE”及び2016年4月に子会社化したペイデザイン株式会社を中心とするファイナンス関連サービスにおいては積極的な先行投資を実施し、サービス開発を進めております。EC事業者に対し、決済だけに留まらず、集客や接客など様々なマーケティング支援を行っています。
海外事業につきましては、引き続き、シンガポール、香港、台湾、韓国、中国(上海)、米国、及び英国の7拠点を中心に事業展開をしております。また、グローバルで開催されるスマートフォン及びモバイルコンテンツ関連イベントに数多く出展し、マーケティング活動を活発に行ってまいりました。継続的に行ってきた投資の成果として、グローバルでの広告受注が堅調に伸び、国内市場に依存しない分散した収益基盤が整いました。
以上のように、アプリ収益化事業に経営資源を集中させ、新規プロダクト等への投資及び海外事業展開を強化した結果、当連結会計年度の業績は、当連結会計年度の売上高は8,886,975千円(前連結会計年度比115.4%増)、営業損失は310,385千円(前連結会計年度は営業損失320,045千円)、経常損失は553,024千円(前連結会計年度は経常損失349,136千円)、親会社株主に帰属する当期純損失は817,458千円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失390,984千円)となりました。

出所(注1) 内閣府経済社会総合研究所「消費動向調査(2016年3月実施調査結果)」
(注2) 電通「2015年日本の広告費」
(注3) eMarketer「Mobile Internet Ad Spending Worldwide, 2013-2019」

(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、子会社株式の取得等により、前連結
会計年度末に比べ1,455,302千円減少し、当連結会計年度末には6,328,117千円となりました。当連結会計年度にお
ける各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果支出した資金は1,113,689千円(前連結会計年度は1,863千円の支出)となりました。これは主に
決済プラットフォーム“SPIKE”をはじめとする新規サービス開発のための先行投資を積極的に実施したことに起
因する税金等調整前当期純損失の計上による支出642,508千円等によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は1,928,434千円(前連結会計年度は258,914千円の支出)となりました。これは主に子会社株式の取得等による支出2,111,676千円等によるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は1,679,950千円(前連結会計年度は7,767,043千円の収入)となりました。これは
主に長期借入れによる収入2,200,000千円等によるものです。

(3)中期経営方針~データノミクス構想~の策定
当社は、2020年度を最終年度とした中期経営方針~データノミクス構想~を策定し、目標達成に向けた取り組みを開始しています。
顧客行動がデータとして可視化される時代において、事業を通して得られるデータを軸とした経済圏の構築を成長戦略とし、独自のAI(人工知能)技術やデータ分析の知見を活用し、マーケティング、ファイナンス、コンシューマの分野における事業展開を目指していきます。初年度となる2017年度においては、FinTech及びAI(人工知能)を重点投資領域とし、その後の事業展開の基盤とする計画です。
また、2020年度に掲げる定量目標として、取扱高(注1)1兆円、売上高1,000億円、営業利益100億円を掲げています。

(注1)決済サービスを含む、メタップス経済圏全体における取扱高。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E31732] S1009813)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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