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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1005BE9

有価証券報告書抜粋 ホッカンホールディングス株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、消費税率の引き上げに伴う駆け込み需要の反動が徐々に緩和されるなか、個人消費は底堅く推移しており、また、企業収益につきましても円安効果を受けやすい輸出産業を中心に改善の動きがみられるなど、景気は緩やかに回復する状況で推移いたしました。
当連結会計年度における清涼飲料業界の状況につきましては、4月からの消費税率の引き上げに伴う駆け込み需要の反動や、夏場の天候不順により低温が続いたこと、さらには西日本を中心とした台風や豪雨の影響等が重なりましたため、市場は5年ぶりの前年比マイナス成長という結果となりました。なお、カテゴリー別ではミネラルウォーターにつきましては順調に推移いたしましたものの、その他の清涼飲料(炭酸飲料・スポーツドリンク・茶系飲料等)は前年を下回る結果となりました。また、缶コーヒーにつきましても、コンビニエンスストアで展開されているカウンターコーヒーが広く普及した影響や自動販売機による販売が低迷したこと等により前年を下回る結果となりました。
食品缶詰業界の状況につきましては、水産缶詰では原料の高騰に伴う製品価格の値上げや、夏場の海水温低下の影響により水産原料の水揚げが大幅に遅れたことが影響し、前年を下回る結果となりました。また、農産缶詰につきましても、急激に進んだ円安による輸入原料の高騰に伴う製品価格の値上げ等により前年割れの結果となりました。

〔容器事業〕
(メタル缶)
①飲料缶・食品缶
飲料用スチール空缶につきましては、主力の缶コーヒーが、カウンターコーヒーの普及や一部お客様のアルミ缶化の影響を受けたため、飲料用スチール空缶全体では前年を下回る結果となりました。また、食品缶詰用空缶につきましては、水産缶詰が原材料価格の高騰の影響を受けたため、前年を下回る販売となりましたものの、農産缶詰においては主力のスイートコーン缶が増産となりましたため、食品缶詰用空缶全体では前年を上回る結果となりました。
②その他
エアゾール用空缶につきましては、当社独自の開発容器の販売が順調に推移し、また、虫除けスプレーがデング熱の感染騒動の影響により増加するなど、前年を大きく上回る結果となりました。
美術缶につきましては、ギフト商品が減少したものの、洋菓子関連が堅調に推移するなか、新製品の受注などもありましたため、美術缶全体では前年を上回る結果となりました。
(プラスチック容器)
①飲料用ペットボトル
飲料用ペットボトルにつきましては、夏場の天候不順の影響やお客様による自社内製造の影響を受けたため、前年を下回る結果となりましたものの、プリフォーム(ボトル成形前の中間製品)につきましては積極的な営業活動を展開したことにより前年を上回る結果となりました。
②食品用ペットボトル
食品用ペットボトルにつきましては、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動による影響等により、醤油用ボトル・食用油用ボトルの販売が減少したため、食品用ペットボトル全体では前年を下回る結果となりました。
③その他
一般成形品につきましては、農薬・園芸品が天候不順の影響を受け、前年を下回りましたものの、化粧品用や住宅用洗剤の新製品を受注するなど前年を上回る結果となりました。また、バッグインボックスも飲料水用を中心に順調に推移したことにより一般成形品全体では前年を上回る結果となりました。
以上の結果、容器事業全体の売上高は、42,720百万円(前年度比12.2%減)となり、営業利益は45百万円(前年度比85.5%減)となりました。


〔充填事業〕
(缶製品)
缶製品につきましては、通常缶によるコーヒー製品では、マルチパック対応ラインの増強等により販売増を目指してまいりましたが、夏場の天候不順やカウンターコーヒーの普及の影響により市場が低迷したため、前年を下回る販売となりました。また、リシール缶(ボトル缶)および炭酸飲料につきましても減少となり、缶製品全体では前年を下回る結果となりました。
(ペットボトル製品)
ペットボトル製品につきましては、アセプティック(無菌充填)を含む大型ペットボトルが夏場の天候不順の影響を受けたものの、ミネラルウォーター用の新ラインが5月から稼働するなど、前年を上回る販売となりました。また、アセプティック(無菌充填)を含む小型ペットボトル製品は、夏場の天候不順に加え、お客様による自社生産の拡大の影響を受けたため、前年割れの結果となり、ペットボトル製品全体では前年を下回る結果となりました。
以上の結果、充填事業全体の売上高は104,447百万円(前年度比9.8%減)となり、営業利益は1,398百万円(前年度比66.1%減)となりました。
(機械製作事業)
機械製作事業につきましては、自動車部品生産機械や規格製品である液体小袋充填機が好調に推移し、また、グループ内における容器事業用生産ラインや飲料充填用生産ラインの受注もありましたため、機械製作事業全体の売上高は1,591百万円(前年度比29.3%増)となり、営業利益は281百万円(前年度比51.8%増)となりました。

(その他)
インドネシアにおいて、容器(ペットボトル)製造から内容物の充填までを一貫しておこなうPT.HOKKAN INDONESIA(ホッカン・インドネシア)は、同国の高い経済成長率が続くなか、都市部を中心に飲料製品の需要は確実に増加しており、同社においてもコーヒー飲料を中心に順調に販売を拡大させました。また、成長期にある同国の飲料市場でさらなる受注の獲得を目指し第2製造ラインの増設をおこない、本年3月より商業生産を開始いたしました。
また、第1四半期連結会計期間より、ベトナムにおいて清涼飲料の受託充填事業を営んでおりますNIHON CANPACK(VIETNAM)CO.,LTD.(日本キャンパック・ベトナム)を新たに連結の範囲に含めております。
以上の結果、工場内運搬作業等をおこなっております株式会社ワーク・サービスを加えたその他全体の売上高は4,172百万円(前年度比4.8%増)となり、営業利益は161百万円(前年度比23.8%減)となりました。

以上により、当連結会計年度における売上高は152,931百万円(前年度比9.9%減)、営業利益は816百万円(前年度比78.3%減)、経常利益は1,652百万円(前年度比64.4%減)となり、減損損失を特別損失に計上したことにより、当期純損失4,805百万円(前年度は当期純利益1,966百万円)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

キャッシュ・フローにつきましては、営業活動によるキャッシュ・フローで7,756百万円の増加(前年同期は9,710百万円の増加)、投資活動によるキャッシュ・フローで15,138百万円の減少(前年同期は9,743百万円の減少)、財務活動によるキャッシュ・フローで5,706百万円の増加(前年同期は673百万円の増加)がありました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純損失4,468百万円(前年同期は税金等調整前当期純利益3,722百万円)がありましたものの、減価償却費8,120百万円(前年同期は7,884百万円)及び減損損失5,469百万円(前年同期は551百万円)が主な増加要因であります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、株式会社日本キャンパックの新アセプライン導入、PT.HOKKAN INDONESIAの第2製造ライン増設及び株式会社西日本キャンパックの飲料充填ライン増設等に伴う有形固定資産取得による支出13,503百万円(前年同期は8,186百万円)が主な減少要因であります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、長期及び短期借入れ87,570百万円(前年同期は59,048百万円)の収入及び、長期及び短期借入金の返済80,788百万円(前年同期は58,071百万円)の支出が主な増減要因になっております。
この結果、現金及び現金同等物は、1,611百万円減少し、当連結会計年度末は930百万円となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01354] S1005BE9)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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