有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AJM5
昭栄薬品株式会社 業績等の概要 (2017年3月期)
(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府による経済政策や日銀による金融緩和策の実施により、企業収益や雇用環境の一部に改善がみられ、緩やかな回復基調にあるものの、米国の政権交代による新政策や英国のEU離脱、新興国経済の減速等により、景気の先行きは不透明な状況で推移しました。当社グループの事業とかかわりの深い界面活性剤業界におきましては、経済環境に不透明さが増す中で、底堅い需要に下支えされ、その生産活動は堅調に推移しました。
このような環境の下、当社グループはオレオケミカルを中心とした既存販売先への提案活動はもちろんのこと、新規取引先の開拓、新たな用途提案等を積極的に推進し、また国内外での新興国化学品の販売拡大に取組みました。
これらの結果、当連結会計年度における業績は、売上高が18,828,258千円(前連結会計年度比2.3%増)、営業利益は297,620千円(前連結会計年度比5.0%増)となり、経常利益は営業外費用として為替差損22,748千円を計上した一方で、営業外収益として受取配当金88,279千円、貸倒引当金戻入額25,473千円を計上したこと等により389,161千円(前連結会計年度比19.2%増)となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、261,491千円(前連結会計年度比65.6%減)となり、前期に固定資産売却益や環境対策引当金戻入額の計上等があったことにより減少となりました。
セグメントごとの業績の概要は次のとおりであります。
なお、各セグメントの売上高は外部顧客への売上高を表示し、セグメント損益は連結損益計算書における営業損益(営業利益又は営業損失)をベースとしております。また、各セグメントの営業損益のほかに、各セグメントに帰属しない全社費用154,694千円(前連結会計年度比9.6%減)があります。
① 化学品事業
化学品事業におきましては、販売先の生産活動は概ね堅調に推移し、国内では高級アルコール及び界面活性剤の販売が順調に推移したほか、輸入化学品を中心に有機化学品の需要が増加しました。ただ、一部の原材料価格の高騰の影響等もあり、利益を押し下げることになりました。この結果、化学品事業に係る当連結会計年度の売上高は16,989,600千円(前連結会計年度比3.4%増)、セグメント利益は328,127千円(前連結会計年度比1.5%減)となりました。
② 日用品事業
日用品事業におきましては、機能性インソール等の一部商品の販売が減少した一方で、冷蔵庫脱臭剤や洗濯槽洗剤をはじめとする既存商品の販売は堅調に推移しました。また利益については、利益率の高い商品の販売が好調に推移しました。この結果、日用品事業に係る当連結会計年度の売上高は862,762千円(前連結会計年度比0.8%減)、セグメント利益は140,213千円(前連結会計年度比4.8%増)となりました。
③ 土木建設資材事業
土木建設資材事業におきましては、当事業の取扱商品とかかわりの深い地盤改良工事、コンクリート補修補強工事及び環境改善工事ともに工事案件が少ない中、地盤改良工事及びコンクリート補修補強工事に使用される材料・添加剤等の販売が一部伸びたものの、全体では受注が減少傾向でありました。また環境関連薬剤においても低調な推移となりました。この結果、土木建設資材事業に係る当連結会計年度の売上高は975,896千円(前連結会計年度比11.7%減)、セグメント損失は16,025千円(前連結会計年度は12,419千円のセグメント損失)となりました。
〔2017年3月期 セグメント別連結業績〕 | (単位:千円,%) |
セグメント区分 | セグメント別売上高 | セグメント損益(営業損益) | ||||
実績 | 百分比 | 前期比増減率 | 実績 | 利益率 | 前期比増減率 | |
化学品事業 | 16,989,600 | 90.2 | 3.4 | 328,127 | 1.9 | △1.5 |
日用品事業 | 862,762 | 4.6 | △0.8 | 140,213 | 16.3 | 4.8 |
土木建設資材事業 | 975,896 | 5.2 | △11.7 | △16,025 | - | - |
全社費用 | - | - | - | △154,694 | - | △9.6 |
セグメント合計 | 18,828,258 | 100.0 | 2.3 | 297,620 | 1.6 | 5.0 |
(注)1.セグメント別売上高は、各セグメントの外部顧客への売上高を表示しております。
2.セグメント損益は、各セグメントの営業利益又は営業損失(△)を表示しております。
(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は、営業活動の結果獲得した資金が66,316千円、投資活動の結果使用した資金が102,679千円、財務活動の結果使用した資金が215,493千円であったこと等により、前連結会計年度に比べ245,407千円減少し1,118,292千円となりました。なお、キャッシュ・フローの状況の詳細は、「7 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」に記載のとおりです。
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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E32146] S100AJM5)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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