有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100TN6N (EDINETへの外部リンク)
オカダアイヨン株式会社 研究開発活動 (2024年3月期)
当社グループの研究開発活動は、油圧ショベルの先端に取付け、土木建設、林業、解体、スクラップ処理、産業廃棄物処理、砕石等の作業に使用する各種建設機械アタッチメント並びに資源リサイクル分野における各種破砕処理機(特に木材破砕機)を2つの柱として、これらの分野における専門メーカーとしての豊富な経験と技術の蓄積をもとに優れた商品を開発することを基本方針としております。
国内、海外の各営業拠点からの顧客ニーズ、市場動向の情報等をもとに、新商品具体化の研究開発を推進すると共に成熟期にある商品群については、その高品位化、高品質化、高付加価値化を目指し、競争力のある商品開発をテーマに取り組んでおります。
当社グループの研究開発活動は、国内セグメント、海外セグメントに区別せず実施しております。
なお、研究開発は大阪本社と㈱アイヨンテック朝霞工場、㈱南星機械熊本本社の3拠点で行っており、当連結会計年度の研究開発費は212,006千円であります。
(1) TOPシリーズ油圧ブレーカ
当社グループの油圧ブレーカは市場ニーズに応え、世界戦略モデルTOP-Jシリーズのラインナップ化を行ってまいりました。国内導入は順調に進み、2025年度海外導入に向け現在CEマークの取得・騒音測定及び資料の作成など準備を進めております。
当初の目的であった国内・海外の販売台数の目標3,000台も2022年度には達成しましたが、2023年度は世界情勢の影響もあり3,000台には若干の未達に終わりました。今後の目標としてTOP-Jシリーズの全世界での発売を機に5,000台を目標として進んでまいります。
コロナ禍の影響で遅れていた協力会社のベトナム工場も順調に稼働しており、3機種の製造を開始し、現在タイ・トルコ・ヨーロッパにてテストを行っている状況です。
今後も国内市場においては若干の増加傾向、海外の油圧ブレーカ需要は拡大傾向にあり、世界規模で油圧ブレーカの環境は、まだまだ伸びしろがあると考えております。
当社グループといたしましては『MADE IN JAPAN』の油圧ブレーカTOP-Jシリーズの全ラインアップを全世界に投入してシェア拡大を図ってまいります。
(2) サイレントTS-Wクラッシャー・TS-Wカッター・TSRCクラッシャー
多くのさまざまな解体現場で好評を得ております大割機TS-Wクラッシャーについては、耐久力を向上させ、メンテナンス性能にも優れた新型WDシリーズへのモデルチェンジを進めております。顧客ニーズを反映し、細分化したシリーズ展開を行い超小型機種TS-WB250から超大型機種TS-WD2800Vまでの豊富な14機種のラインナップ化により、顧客ニーズへのきめ細かい対応が実現できました。昨年度も優遇税制制度に対応すべく小型機種のモデルチェンジを行いTS-WD350、TS-WD500Vがラインナップに加わり順調に販売実績を伸ばせています。
また、世界最大級の超大型クラッシャーTS-WD2800V(330tショベル用)も開発が完了して、無事1号機がお客様の元へ届けられました。
鉄骨カッターのTS-Wカッターも好評を得ております。切断能力とメンテナンス性能を向上させたWBシリーズへのモデルチェンジを積極的に行い、昨年度は世界最大級の超大型カッターTS-WB1500CV(330tショベル用)の開発が完了して無事1号機がお客様の元へ届けられました。
クロスカッター刃を採用し幅広いシーンで活躍できるクロスカッターシリーズも、昨年度は新たにTS-W1200XCVをラインナップに加えたことで8機種となり、さまざまな現場での解体作業の効率化に寄与いたしております。今年度も新たな開発に着手しており、ラインナップの拡張を予定しています。
従来機では解体が困難な鉄筋・鉄骨とコンクリートが混在しているSRC構造の建物解体に適したTSRCクラッシャーも高い評価を頂いており、順調な受注状況となっております。
(3) アイヨンカプラー
油圧ショベルの大型化に伴い、アタッチメント交換の際に重い取付けピンを抜き差しする作業は危険を伴い多くの時間が必要となっていました。当社では短時間で安全にアタッチメントの交換が行える、20t~200tショベル用のアイヨンカプラーSE200~SE2000のシリーズ5機種を市場導入し高い評価を頂いております。耐久性強化対策に加え細部に渡る改良を施すことで更なる信頼性アップに貢献しており、昨年度においても優遇税制制度に対応すべく改良を重ねております。
今後さらに現場環境の改善、安全性の向上と省力化を実現する商品の開発を進めてまいります。
(4) 海外向けアタッチメント
海外市場ではスタンダードとなっている破砕歯交換式圧砕機に関しては、耐摩耗性を考慮した破砕歯の新設計を行うと共に、旋回式機能を加えた設計を行い、既にフィールドテストを終えております。
(5) O-ATTA(アタッチメント稼働状況管理システム)
油圧ショベル側システムに依存することなく、アタッチメントの「状態(稼働・停止)」「位置」「記録(稼働時間)」を把握でき、アタッチメントの効率的な管理と適切なメンテナンス実施に寄与するオリジナルデバイスと管理ソフトを開発しています。量産仕様に電池寿命をアップしたデバイスを数百台準備、順次配布を行い実機検証が進んでいます。管理ソフトについては、ユーザーから頂いたご意見を参考に、日ごとの稼働時間を新たに表示するといったシステムの改善を行いました。さらなる利便性の向上のため複数の新機能を実装する準備も実機検証を踏まえて進めてまいります。
(6) 大型破砕機(大型環境機械)
中低速回転破砕方式と独自の破砕刃形状で好評を得ておりますBIG BASS シリーズでは最小クラスのSRS-450C相当機種を自社開発中です。試作機を製作し耐久性の確認、破砕テスト等を行い、要望、意見を参考に改良、改善を行っております。
(7) 油圧オートカプラ
タッチメントの交換を運転席から降りることなく一人で安全に行える油圧オートカプラ交換可能機種として従来のTS-Wクラッシャー、TSカッター、OSCスタンダード機に加え24V仕様電磁石付きマグネットクワリクン、ドラムカッター、クリーンカッター等のアタッチメントが新たに加わりました。交換可能機種の増加に注力し安全、安心な作業でユーザーに使用いただけるよう努めて参ります
(8) ローラー式プロセッサ(林業機械)
12~15tショベルに搭載する油圧式ローラーで送材するプロセッサ(造材機)NPG-40Rを開発いたしました。
(9) 林業用グラップル
3~3.5tショベルに搭載する木材グラップルNWG-31系と、6~9tショベルに搭載する木材グラップルNWG-72系を共にグラブアームの板厚アップし耐久性アップを図ってモデルチェンジいたしました。
(10)ハイブリッドバケット
農林水産省も推奨する高性能林業機械の開発として、伐倒・根掘り・集積・地均しなど何役もの作業が可能なハイブリッドバケットOHB-120発売し、予想を上回る受注をいただいております。
さらにシリーズ化に向け、開発を進めていました20tクラスのOHB-200の発売及び、6tクラスの開発も進みフィールドテストを実施しております。今後もユーザーからの要望、意見を取り入れさらに高評価頂けるよう改良してまいります。
国内、海外の各営業拠点からの顧客ニーズ、市場動向の情報等をもとに、新商品具体化の研究開発を推進すると共に成熟期にある商品群については、その高品位化、高品質化、高付加価値化を目指し、競争力のある商品開発をテーマに取り組んでおります。
当社グループの研究開発活動は、国内セグメント、海外セグメントに区別せず実施しております。
なお、研究開発は大阪本社と㈱アイヨンテック朝霞工場、㈱南星機械熊本本社の3拠点で行っており、当連結会計年度の研究開発費は212,006千円であります。
(1) TOPシリーズ油圧ブレーカ
当社グループの油圧ブレーカは市場ニーズに応え、世界戦略モデルTOP-Jシリーズのラインナップ化を行ってまいりました。国内導入は順調に進み、2025年度海外導入に向け現在CEマークの取得・騒音測定及び資料の作成など準備を進めております。
当初の目的であった国内・海外の販売台数の目標3,000台も2022年度には達成しましたが、2023年度は世界情勢の影響もあり3,000台には若干の未達に終わりました。今後の目標としてTOP-Jシリーズの全世界での発売を機に5,000台を目標として進んでまいります。
コロナ禍の影響で遅れていた協力会社のベトナム工場も順調に稼働しており、3機種の製造を開始し、現在タイ・トルコ・ヨーロッパにてテストを行っている状況です。
今後も国内市場においては若干の増加傾向、海外の油圧ブレーカ需要は拡大傾向にあり、世界規模で油圧ブレーカの環境は、まだまだ伸びしろがあると考えております。
当社グループといたしましては『MADE IN JAPAN』の油圧ブレーカTOP-Jシリーズの全ラインアップを全世界に投入してシェア拡大を図ってまいります。
(2) サイレントTS-Wクラッシャー・TS-Wカッター・TSRCクラッシャー
多くのさまざまな解体現場で好評を得ております大割機TS-Wクラッシャーについては、耐久力を向上させ、メンテナンス性能にも優れた新型WDシリーズへのモデルチェンジを進めております。顧客ニーズを反映し、細分化したシリーズ展開を行い超小型機種TS-WB250から超大型機種TS-WD2800Vまでの豊富な14機種のラインナップ化により、顧客ニーズへのきめ細かい対応が実現できました。昨年度も優遇税制制度に対応すべく小型機種のモデルチェンジを行いTS-WD350、TS-WD500Vがラインナップに加わり順調に販売実績を伸ばせています。
また、世界最大級の超大型クラッシャーTS-WD2800V(330tショベル用)も開発が完了して、無事1号機がお客様の元へ届けられました。
鉄骨カッターのTS-Wカッターも好評を得ております。切断能力とメンテナンス性能を向上させたWBシリーズへのモデルチェンジを積極的に行い、昨年度は世界最大級の超大型カッターTS-WB1500CV(330tショベル用)の開発が完了して無事1号機がお客様の元へ届けられました。
クロスカッター刃を採用し幅広いシーンで活躍できるクロスカッターシリーズも、昨年度は新たにTS-W1200XCVをラインナップに加えたことで8機種となり、さまざまな現場での解体作業の効率化に寄与いたしております。今年度も新たな開発に着手しており、ラインナップの拡張を予定しています。
従来機では解体が困難な鉄筋・鉄骨とコンクリートが混在しているSRC構造の建物解体に適したTSRCクラッシャーも高い評価を頂いており、順調な受注状況となっております。
(3) アイヨンカプラー
油圧ショベルの大型化に伴い、アタッチメント交換の際に重い取付けピンを抜き差しする作業は危険を伴い多くの時間が必要となっていました。当社では短時間で安全にアタッチメントの交換が行える、20t~200tショベル用のアイヨンカプラーSE200~SE2000のシリーズ5機種を市場導入し高い評価を頂いております。耐久性強化対策に加え細部に渡る改良を施すことで更なる信頼性アップに貢献しており、昨年度においても優遇税制制度に対応すべく改良を重ねております。
今後さらに現場環境の改善、安全性の向上と省力化を実現する商品の開発を進めてまいります。
(4) 海外向けアタッチメント
海外市場ではスタンダードとなっている破砕歯交換式圧砕機に関しては、耐摩耗性を考慮した破砕歯の新設計を行うと共に、旋回式機能を加えた設計を行い、既にフィールドテストを終えております。
(5) O-ATTA(アタッチメント稼働状況管理システム)
油圧ショベル側システムに依存することなく、アタッチメントの「状態(稼働・停止)」「位置」「記録(稼働時間)」を把握でき、アタッチメントの効率的な管理と適切なメンテナンス実施に寄与するオリジナルデバイスと管理ソフトを開発しています。量産仕様に電池寿命をアップしたデバイスを数百台準備、順次配布を行い実機検証が進んでいます。管理ソフトについては、ユーザーから頂いたご意見を参考に、日ごとの稼働時間を新たに表示するといったシステムの改善を行いました。さらなる利便性の向上のため複数の新機能を実装する準備も実機検証を踏まえて進めてまいります。
(6) 大型破砕機(大型環境機械)
中低速回転破砕方式と独自の破砕刃形状で好評を得ておりますBIG BASS シリーズでは最小クラスのSRS-450C相当機種を自社開発中です。試作機を製作し耐久性の確認、破砕テスト等を行い、要望、意見を参考に改良、改善を行っております。
(7) 油圧オートカプラ
タッチメントの交換を運転席から降りることなく一人で安全に行える油圧オートカプラ交換可能機種として従来のTS-Wクラッシャー、TSカッター、OSCスタンダード機に加え24V仕様電磁石付きマグネットクワリクン、ドラムカッター、クリーンカッター等のアタッチメントが新たに加わりました。交換可能機種の増加に注力し安全、安心な作業でユーザーに使用いただけるよう努めて参ります
(8) ローラー式プロセッサ(林業機械)
12~15tショベルに搭載する油圧式ローラーで送材するプロセッサ(造材機)NPG-40Rを開発いたしました。
(9) 林業用グラップル
3~3.5tショベルに搭載する木材グラップルNWG-31系と、6~9tショベルに搭載する木材グラップルNWG-72系を共にグラブアームの板厚アップし耐久性アップを図ってモデルチェンジいたしました。
(10)ハイブリッドバケット
農林水産省も推奨する高性能林業機械の開発として、伐倒・根掘り・集積・地均しなど何役もの作業が可能なハイブリッドバケットOHB-120発売し、予想を上回る受注をいただいております。
さらにシリーズ化に向け、開発を進めていました20tクラスのOHB-200の発売及び、6tクラスの開発も進みフィールドテストを実施しております。今後もユーザーからの要望、意見を取り入れさらに高評価頂けるよう改良してまいります。
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01696] S100TN6N)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。