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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100TP2Z (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 宝ホールディングス株式会社 研究開発活動 (2024年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループは蓄積された発酵技術を基礎に、バイオテクノロジーの技術を応用し、主に宝酒造、タカラバイオグループの各部門で幅広い研究活動を展開しております。
当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は8,725百万円であり、各セグメントにおける研究内容等は次のとおりであります。
(宝酒造)
当セグメントにおいては、宝酒造株式会社の商品開発育成・研究部門を中心に、消費者ニーズに沿った商品、消費者に新しい価値を提案する商品の開発を目的に、機能や成分による差異化技術、微生物の育種、原料・素材の探索・開発ならびに生産技術の研究開発を行っております。
焼酎では、全量芋焼酎「一刻者」のために6年かけて三好アグリテック株式会社と共同開発した新品種の芋を用いた“全量芋焼酎「一刻者」甕オーナー”を発売しました。紫芋と橙芋を掛け合わせた新品種で、レーズンやオレンジピールを思わせる、まるで洋菓子のような贅沢で濃厚な甘い香りが特長です。本研究内容については、2023年度「日本醸造学会大会」にて発表しました。
清酒では、日本酒を飲む“よろこび”“おいしさ”を国内外に広げ、おいしさで選ばれ、品質でリスペクトされるブランドを目指す「松竹梅プロジェクト」を2020年より進めており、その一環として、米の旨みを感じる食中酒であり、松竹梅の象徴となる、“松竹梅白壁蔵「然土」”を新発売しました。また本プロジェクトに連動して、使用する原料米の栽培において、温室効果ガス発生抑制に向けた取り組みも進めております。
ソフトアルコール飲料では、地域限定のクラフトチューハイ“「寶CRAFT」”を新発売しました。本来未利用部位である果皮や種から香り成分を抽出した京檸檬スピリッツと、すりつぶした京檸檬ペーストを使用しており、酸味が控えめで瑞々しい甘い香りと上品な苦みが特徴の「京檸檬」の風味を活かした酒質に仕立てました。同社は『一般社団法人京檸檬プロジェクト協議会』の活動に2018年の発足当時から参画しており、苗木の植樹や果実の収穫といった活動にも参加してきましたが、5年の歳月を経て、「京檸檬」を使ったクラフトチューハイの発売に至りました。
調味料では、国産米100%の安心感に、2種類の米麹を使用することで「コク・うまみ」を強化した“タカラ本みりん「贅沢米麹」”を発売しました。また、加工・業務用市場向けには、昆布風味を強化できる新規加工技術を開発し、昆布の素材感やコクに富む昆布調味料を特定ユーザー向けに発売しました。
なお、当セグメントに係る研究開発費は391百万円であります。

(タカラバイオグループ)
当セグメントにおいては、日本のタカラバイオ株式会社、米国のTakara Bio USA, Inc.、中国の宝生物工程(大連)有限公司を中心に研究開発活動を展開しております。
試薬・機器事業では、遺伝子工学および細胞工学研究用試薬や機器等の開発を進めております。また、試薬と機器のシステム化により利便性を向上させる開発等も進めております。当連結会計年度においては、「感染症の原因となる病原遺伝子検出用PCR試薬シリーズ」、「核酸精製が不要なダイレクト検出用リアルタイムPCR試薬Easy Directシリーズ」、「等温核酸増幅法による遺伝子の迅速検出が可能な試薬」、「アデノ随伴ウイルスベクター大量製造用完全合成培地」、「シングルセル解析装置の新機種」等の開発を行いました。
受託事業では、再生・細胞医療・遺伝子治療の開発・製造支援事業であるCDMO受託に関する研究開発に注力しております。当連結会計年度においては、「がん細胞への殺傷効果の高いCAR-T細胞を短期間で製造する方法(Spo-TTM法)」、「シングルセル/サブセルラーレベルの高感度空間マルチオミックス解析」など細胞加工やウイルスベクターの生産効率性向上や大量製造に関する研究開発、新規遺伝子解析/検査受託に関するメニュー開発を進めました。
遺伝子医療事業では、高効率遺伝子導入技術レトロネクチンⓇ法、siTCRⓇ技術等の応用開発に加え、創薬基盤技術の開発・事業化に取り組んでおります。当連結会計年度においては、脳指向性アデノ随伴ウイルスベクター(CereAAVTM)および内耳指向性アデノ随伴ウイルスベクター(SonuAAVTM)に関する開発、次世代CAR遺伝子治療法であるCD19・JAK/STAT・CAR遺伝子治療(開発コード:TBI-2001)のカナダでの臨床試験を進めるほか、NY-ESO-1・siTCRⓇ遺伝子治療(開発コード:TBI-1301)の製造販売承認申請に向けた準備を進めました。また、mRNAワクチンの開発・製造に必要となる製造補助剤等の開発に取り組みました。
このほか、上記の事業別に分類しきれない事業横断的な研究開発も推進しております。当社グループとしては、各研究開発プロジェクトの相互作用・フィードバック効果を利用して、戦略的な研究開発の推進を目指しております。
なお、当セグメントに係る研究開発費は8,324百万円であります。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00396] S100TP2Z)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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