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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100YYEO (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 カネコ種苗株式会社 研究開発活動 (2026年5月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

研究開発に関しましては、常に高付加価値で新規性のあるオリジナル商品の開発をグローバルな視点で取り組んでおり、野菜類・花き類で海外への普及が伸長しております。
種苗事業では「野菜類及び飼料作物類」と「カンショ(サツマイモ)などの栄養繁殖性野菜類」の品種開発、花き事業では「ユーストマ・カーネーションなどの花き類」と「ホームユース向け花き類・野菜類」の品種開発、また施設材事業では「養液栽培プラントや植物工場及び温室関連設備」のハードからソフトまで、一貫した研究・開発を行っております。
これらの研究部門が連携をとりながら、持続可能な社会を支える農業システムを構築すべく研究開発活動を行っております。
当連結会計年度の研究開発費の総額は、970,086千円となっております。
セグメント別研究開発の状況は次のとおりであります。

(1)種苗事業
くにさだ育種農場では、野菜類及び飼料作物類の品種開発を行っております。
当期は、一般社団法人日本種苗協会主催の第76回及び77回全日本野菜品種審査会におきまして、レタス、ブロッコリー、キャベツで4点が入賞いたしました。2025年6月23日に長野県野菜花き試験場で開催されました第76回全日本野菜品種審査会(レタス初夏どり)におきまして“パワフル”が銀牌を受賞いたしました。“パワフル”につきましては、産地での優秀性が認められ普及が始まっています。また2025年12月5日に鳥取県園芸試験場で開催されました第76回全日本野菜品種審査会(ブロッコリー秋どり)におきまして“ヴィクトリー”が銀牌を受賞いたしました。ブロッコリーにつきましては、15品目めの指定野菜に認定され重要野菜として安定した需要が見込まれます。2026年4月21日に東京都農林総合研究センター江戸川分場で行われました東京都種苗会主催の第68回野菜・花き種苗改善審査会におきましてコマツナ“N-008”が入賞いたしました。近年の夏の高温により栽培が難しい中で栽培容易な品種として試験を開始しております。
野菜類につきましては、近年の暑さに対応した品種の評価が上がっております。エダマメ“鈴だるま”が8月の高温化でも収量が高く、また食味も良く好評です。ホウレンソウ“ワイルドホープ”は、夏の栽培で順調な生育をする品種で産地への導入が進んでおります。ハクサイ“ゆめあき”は、残暑で栽培が不安定となる秋どり栽培において病害に強く安定した収穫ができます。ダイコン“初夏の風”は北海道などの冷涼地の夏秋収穫用として順調に栽培が増加しております。
海外向けとして、海外子会社フィリピーナス・カネコ・シーズ・コーポレーションと連携しカボチャの育種を開始しております。育成した品種をフィリピンにて試験した結果、有望な一品種を“Maxima001”と命名しました。東南アジア~南アジア向けに今後の普及が期待できます。
飼料用作物類につきましては、飼料用トウモロコシ“KD085ベローナ”は北海道向け品種として耐倒伏性に優れ安定した収量性のある品種として栽培が増加しております。“KD100コルビー”は多収品種として、“KD105リコッタ”は子実収量が高く、また病害に強い品種として栽培が大きく伸長し国内自給飼料の向上に貢献しております。さらに“KD115リヴァロ”をラインアップに加えました。イタリアンライグラスでは“あかつき2”を新発売といたしました。極早生で植物体内の硝酸態窒素の含有量が低く牛にやさしい品種です。ライムギ“ダッシュ”は、ハクサイ等で発病する根こぶ病の菌密度を低減させる効果があり、農林水産省が掲げる「みどりの食料システム戦略」の環境にやさしい農業に役立つ品種として作付けが伸長しています。
芝草につきましては、種子繁殖性のバミューダグラスとして葉が緻密で高品質な“イビザ”、極めて濃緑色で高品質なペレニアルライグラス“フライトライン”、耐暑性があるトールフェスク“ブルズアイLTZ”の販売を開始いたしました。
引続き新規性のある品種の開発を国内外に向け積極的に行ってまいります。
波志江研究所ではバイオテクノロジー技術を利用して、栄養繁殖性作物(サツマイモ、ヤマノイモ、イチゴ)の品種開発と組織培養の応用研究を行っております。
当期は,肉質が粘質系で極めて糖度が高いサツマイモ系統“HU3”の品種登録を出願いたしました。収穫後の早い時期から甘みが強く、食味の良い粘質系品種として期待しております。やや粉質系のサツマイモ“栗かぐや”は、温暖化により生理障害(空洞症等)の問題が多くの品種で指摘されているなか、空洞症の発生が少なく、秀品率が高く、食味や貯蔵性に優れ好評をいただいております。TV番組でも紹介され、さらに普及することが期待できます。今後、空洞症など生理障害に強い品種を開発するための試験を継続し有望品種を開発してまいります。
なお、当事業に係る研究開発費の金額は、773,167千円であります。

(2)花き事業
花き育種研究室では、営利栽培農家向け花き類とホームユース向けの花き類及び野菜類の開発を行っております。一般社団法人日本種苗協会主催の第71回と第72回全日本花卉品種審査会に、ユーストマとスターチス・シヌアータを出品し、ユーストマ7点、スターチス・シヌアータ1点が入賞いたしました。また、コロンビアで開催されました世界最大級の展示会であるプロフローラの品種コンテストにおきまして、デルフィニウムの“セリーネラベンダー”がラインフラワー部門で1位を獲得いたしました。
当期は、営利栽培農家向けとして3品目で合計11品種を新発売といたしました。ユーストマでは4品種を新発売とし、「エグゼ」シリーズに“エグゼ2型ピンク”を、「エレス」シリーズに“エレスアプリコットピンク”と“エレスブルー”を追加いたしました。これにより、「エグゼ」シリーズ、「エレス」シリーズはともに6品種となりました。また、海外で特に人気の高い「フィーノ」シリーズに5品種目となる紫覆輪の“フィーノマリン”を追加し、シリーズの充実を図りました。カーネーションではスプレー系4品種、スタンダード系1品種を新発売といたしました。そのなかで、“イエティ”は白色のスタンダード品種で、白色品種の多くは花弁が傷みやすいのですが、“イエティ”は花弁が厚いため花が傷みにくく、品質が高いことが評価されています。スターチス・シヌアータでは高寒冷地向けに青紫色の“タンザナイト”と赤ラベンダーの“アルデバラン”を新発売といたしました。“タンザナイト”は花色の良い高性品種で、“アルデバラン”はこれまでにはない超大輪の花が特長的です。
海外向け品種の開発につきましては、スターチス・シヌアータにおいて海外の取引先と提携し、品種開発の早い段階で試作を行うことにしました。これにより、現地に適した品種をより早く選定することができるものと期待されます。
ホームユース向けでは国内外から花き類と野菜類の品種を多数導入し、花き類で11品目32品種、野菜類で3品目3品種を新発売とし、既存品種の改良と新品目の追加を行いました。花き類の自社開発も着実に進んでおり、ペンタスの“パニックタワーサクラ”の試験販売が決定しました。ホームユース向けの花き類としては初の自社開発品種となります。
なお、当事業に係る研究開発費の金額は、139,236千円であります。

(3)施設材事業
システム開発部では、種苗会社の中で長年培われた栽培技術を生かし、養液栽培プラント及び植物工場におきまして、他社にはないプラントの開発・普及を行っております。栽培する品目に適したプラントを開発し、好評を得ております。リーフレタス(マルチリーフ®各種)、小ネギ、ミツバなどの葉菜類向け設備の“EK式ハイドロポニック”、トマトやキュウリなどの果菜類を培地レスで栽培する設備の“スプレーポニック®”、イチゴの高設栽培設備の“ココベリーファーム®”など、環境にやさしく省力化が図れ、生産者のニーズに合った養液栽培プラントを提供しております。
前期に「気軽に始められる養液栽培」をテーマにした“カスタムFarm®”を上市いたしました。当期は生産者ニーズに応えるべく、さらなる汎用性を持たせることで、施設園芸の裾野を広げ、新たな需要を開拓することを目指してまいります。
なお、当事業に係る研究開発費の金額は、57,682千円であります。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00004] S100YYEO)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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