有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100YH5E (EDINETへの外部リンク)
アンリツ株式会社 研究開発活動 (2026年3月期)
当連結会計年度の研究開発投資(無形資産に計上された開発費を含む)の内訳は、次のとおりです。
また、セグメント別の主な研究開発成果は次のとおりです。
(1) 通信計測事業
1) MP2110A 光サンプリングオシロスコープ 200Gbps/Lane製造向け評価に対応
AIおよびクラウドサービスの拡大により、データセンター内通信の高速・大容量化が急速に進展しており、イーサネットは800GEから1.6TEへの移行が加速しています。これに伴い、1レーン当たり100 GBaud(*1)(200Gbps/Lane)のPAM4(*2)信号を用いた次世代光トランシーバーの開発・製造が本格化し、デバイス性能の高度化と量産対応の両立が求められています。こうした高速信号の性能を正確かつ再現性高く評価するため、従来以上に広帯域で高精度な測定が可能なサンプリングオシロスコープへの要求が一段と高まっています。
当社は、MP2110A 光サンプリングオシロスコープに搭載する、60 GHz帯域対応の新オプション「MP2110A-080」を開発しました。広帯域かつ高精度な測定への対応を目的として、光帯域60 GHzのO/E変換モジュールと、電気帯域80 GHzのサンプラモジュール(*3)を社内で設計したことで、高速PAM4信号においても十分な測定マージンの確保が可能となり、測定確度の向上が期待されます。また、4チャネル同時測定への対応や測定速度の向上により、製造用途における評価効率と生産性の向上が見込まれます。本ソリューションの提供を通じて、次世代高速光トランシーバーの量産評価を支援し、生産効率の向上に貢献するとともに、通信インフラ全体の信頼性向上を支えます。
2) MT9100A マルチチャネルファイバテスタの開発
AIやクラウドサービスの拡大に伴う長距離光通信の高速・大容量化によって、通信インフラには伝送容量の向上が求められています。時分割多重(TDM:Time Division Multiplexing)や 波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)などの多重化技術、並びに高度な信号処理技術(デジタルコヒーレント)の進展により、光ファイバの伝送容量は向上してきましたが、これらに加え、さらなる高密度伝送を可能にする空間分割多重(SDM:Space Division Multiplexing)技術が注目されています。特に、光伝送路(コア)間の干渉を抑えつつ、1本の光ファイバ内に複数のコアを設ける弱結合型マルチコア光ファイバ(MCF:Multi Core Fiber)は、大容量化に適した有力技術として期待されています。一方で、MCFの実用化に向けては、信号品質に影響を与える信号の干渉(コア間クロストーク)の定量評価・規格化や導入コストの低減が課題となっています。
当社が開発した、MT9100A マルチチャネルファイバテスタは、複数の光パルス試験機(OTDR:Optical Time Domain Reflectometer)を同期動作させるマルチチャネルOTDR方式により、コア間クロストークを距離分布として評価可能な測定機能を実現しました。最大4チャネルの同時測定により、伝送損失、反射減衰量、コア間クロストークを接続切替なしで測定でき、測定効率を向上させます。当社は本ソリューションを通じて、MCFの研究開発・規格化を支援し、次世代光通信インフラの実用化に貢献します。
3) ME7873NR/ME7834NR RF/プロトコル コンフォーマンス試験システムのNTN認証試験向け機能強化
コンフォーマンス試験は、モバイル通信サービスの品質を保つための世界的な評価基準として、世界中の通信事業者に広く受け入れられています。加えて、多くの先進的な通信事業者では、独自の端末品質評価体系も整備し、運用しています。
ME7873NR及びME7834NRは、RFおよびプロトコルのコンフォーマンス試験並びに通信事業者受入試験に対応した自動試験システムです。これまでに数多くの試験機能が認証団体(GCF/PTCRB(*4))や大手通信事業者に認証され、5G端末コンフォーマンス認証試験や端末受入試験に使用されています。
当社は端末評価・認証向け自動試験システムの機能強化を進め、衛星通信を活用した非地上系ネットワーク(NTN:Non-Terrestrial Network)に関する試験対応項目を拡充しました。あわせてGCF/PTCRB認証の取得範囲も拡大し、試験カバレッジの向上を図ることで、商用化に伴う端末認証・受入試験需要に貢献しました。また、Skylo社の認証規格への対応を拡大するとともに、国内通信事業者向けにDual SIM試験および事業者間ローミング試験への対応も実現しました。引き続き、世界の主要顧客向けに認証試験および端末受入試験を提供するメーカーとして、5G端末の品質向上に貢献します。
4) MT8000A ラジオコミュニケーションテストステーション FR3周波数帯対応ハードウエアの開発
ITU-RおよびWRC(World Radiocommunication Conference)では、6G(IMT‑2030)に向けた新規IMT用周波数として、FR1(Sub‑6)のカバレッジ特性と、FR2(ミリ波)の広帯域性の中間に位置する周波数資源として、7GHz帯~18GHz帯の利用が検討されています。この周波数帯はFR3と呼ばれ、実用的なアッパーミッドバンドとして、各国で進められている6G技術検証において注目を集めています。
FR3周波数帯は、広いカバレッジと大容量伝送の両立が可能な特性を有しており、通信速度・通信容量の大幅な向上が期待されます。これにより、AR/VRや8K動画配信、遠隔医療、工場のIoT化など、今後増加するデータトラフィックへの対応に加えて、AI、ISAC、NTNなど新しいユースケースにも柔軟に対応できる通信環境の整備が可能となります。
当社は、FR3で有力視される15GHz帯まで対応したRFモジュールを先行して開発し、次世代までを見据えた拡張性の高いテストプラットフォームを実現しました。本プラットフォームは、6Gの新規格における無線通信評価および認証試験に不可欠な試験装置として、チップセットベンダー、通信事業者および端末メーカーから高い需要が見込まれます。さらに、業界の標準化動向や認証団体(GCF/PTCRB)への対応を迅速に進めることで、国内外の主要通信事業者に対する試験機器としての信頼性を確立し、先端通信技術の普及と発展に貢献します。
5) MT8000A/MD8475B 車両緊急通報システムeCallテスタ機能強化
eCall (Emergency Call)は、交通事故発生時にモバイルネットワークを介して車載システムからPSAP(Public Safety Answering Point)と呼ばれる緊急連絡センターへ自動通報を行う緊急通報システムです。欧州連合(EU)では、新型車両へのeCallシステムの搭載が義務化され、その後各国への導入が拡大しています。
モバイルネットワークの世代交代・共存に伴い、eCallも従来の2G/3Gから4G化(NG-eCall)の規格が策定され、欧州では2026年1月1日から義務化がされています。当社が開発したeCallテスタは、実ネットワークを想定した世代間の相互運用試験に対応し、2Gから5Gまで全世代を網羅しています。また、EU規格で規定された適合性試験に対応し、法規適合性の認定機関から試験機器としての認証を取得しています。当社は本ソリューションを通じて、実ネットワーク運用で必要な機能評価のほか、規格準拠した適合性試験に対応し自動化環境で効率性を向上させることで、車載機器の品質向上とeCallシステムの発展に貢献します。
6) MT8000A/MD8475B SSNR/SSIP ロボティクスなど IoT市場拡大の機能強化
5Gの世界的普及により、今後はIoT機器への実装拡大が見込まれています。特にロボティクスの分野においては、AIの進化に伴って通信協調に基づくアプリケーションの高度化が期待されます。ロボティクスの自律動作・タスク処理能力の高度化には、クラウド基盤に通信で接続しAI処理と連動させることが不可欠であり、大容量/低遅延/多接続を特徴とする5G RedCapの活用が想定されます。
当社はMT8000A/MD8475B SSNR/SSIPによる無線端末の機能試験評価ソリューションにおいてRedCapの対応を行い、IoT機器やフィジカルAIの代表的な産業と見込まれるロボティクスの研究/開発向け試験ソリューションを開発しました。無線通信における通信制御の解析機能を有しているため、正常系におけるアプリケーションの定量評価に加え、通信異常系をシミュレートし通信混雑時などで発生の可能性がある異常系/準正常系の評価も可能となります。これにより、ロボティクスなどのアプリケーションが誤動作しないか、異常回避処置が機能するかといった評価をサポートすることができます。本ソリューションを通じて、社会スマート化といった産業の高度化を推進する取り組みに貢献します。
7) 標準化活動
通信計測事業における研究開発活動の重要な取り組みのひとつとして、国内外の標準化活動へ積極的に参画しています。情報通信産業における最先端の知識・技術を常に製品へ反映し、競争力に優れたソリューションをタイムリーに提供するために、主要な標準団体として現在3GPP、ITU-T、IEEE、PCI-SIG、IOWN Global Forum等へ参加し、4G/5G、データセンター、IoT/M2M、コネクテッドカーといった有線・無線通信事業の戦略立案や情報収集に役立てています。
特に移動通信システムの規格を策定する3GPPにおいては、4G/5Gの規格策定段階から基地局と携帯端末間の通信手順試験用コンフォーマンステスト(端末認証試験)の仕様策定に参画するとともに、2025年から開始された6G技術検討(Study Item)にも参画しています。国内外の通信オペレーター、チップセットベンダー、端末ベンダー、認証試験機関とも協業し、今年度はNTN, AI/Machine Learningなどのリリース18、19規格策定、リリース20に向けた6G Testability検討、および既存規格保守に取り組みました。NTNでは、リリース19より議論が開始された低軌道衛星(LEO-600等)が地球上空を周回する際の衛星軌道、信号伝送遅延、周波数ドップラーシフトの計算法の検討に貢献しました。また、リリース20の6G検討では新しい周波数帯(7GHz超)に対応するため、既存5G試験システムからの周波数拡張の可能性など、6Gで新たに求められる試験の実現性について検討を進めています。
当社は、試験規格の標準化活動を通じて得られた市場・技術動向を踏まえ、規格策定完了前から機能実装を行い、顧客の早期機能検証を支援するとともに、規格策定後は認証試験用プログラムとして製品に反映し、認証団体(GCFやPTCRB)を通じて無線通信端末の市場投入を支援しています。
また、PCI Express(*5)の規格を主導するPCI-SIGに継続的に参画し、次世代高速インターフェースの規格策定と実用化に貢献しています。PCI Gen6においては、認証テスト開始前の段階から複数のコンポーネントベンダーのデバイス評価の初期立ち上げを支援し、製品化リスクの低減および市場導入の円滑化に貢献しています。さらに、Gen7に向けたBase Test対応測定器を市場に投入し、次世代インターフェースの開発にも貢献しています。加えて、PCIe Optical Link規格化を背景に、光コンポーネントベンダーと連携したGen6光リンクの評価や展示会での発信を通じて、業界の持続的成長への貢献に取り組んでいます。
(*1)Baud
単位時間あたりの変調回数を表す単位。
(*2)PAM4
Pulse Amplitude Modulation 4の略。4値の電圧レベルで表現する信号方式の一つ。
(*3)サンプラモジュール
次世代高速通信信号の品質を評価するため、超高速な電気信号の波形を取得するためのモジュール。
(*4)GCF/PTCRB
GCF: Global Certification Forum
PTCRB: PCS Type Certification Review Board
それぞれヨーロッパ発祥、アメリカ発祥の認証機関であり、携帯端末が3GPPの規格に準拠していることの認証を行うとともに、コンフォーマンステストシステムの認証の役割も担っている。
(*5)PCI Express
PCI ExpressはPCI-SIGによって策定されたコンピュータの拡張バスの標準仕様で、CPUやメモリなどと通信する為のI/Oシリアルインターフェース。5.0は32GT/s、6.0は64GT/s、7.0は128GT/sのデータ転送速度。
(2) PQA事業
1) 透過型NIRによる錠剤全数検査装置 KZB7000(Ariphas®)の開発
医薬品やサプリメントにおいては、成分量のばらつきが消費者の安全や企業ブランドの信頼に影響することから、品質管理の厳格化が求められています。加えて、人手不足を背景に、製薬メーカー各社では品質向上と生産性向上の両立を目指し、生産ラインの自動化・省人化が進められています。
従来、錠剤の成分分析では、試料の前処理や測定に時間と人手を要するHPLC(*1)などの破壊検査が主流であり、サンプリングによる検査が一般的でした。そのため、製造工程において突発的に発生する不良品を十分に検知できないことが課題となっています。
当社は、透過型NIRを用いて錠剤内部の成分情報を取得することにより、成分量の均一性確認や異種錠剤の検知を非破壊かつインラインで全数検査が可能な装置(Ariphas)を開発しました。これにより、インライン全数検査に対応することに加え、従来型の反射型NIR検査技術では発見が困難であった、錠剤内部に混入した毛髪や虫などの生物由来異物の検出にも対応可能としています。さらに、1時間あたり最大25万錠の高速かつ高精度な測定・選別も実現し、多くのお客様の生産性と品質向上に貢献します。
2) 官能検査の自動化を実現するにおい検査機 KZA1006Aの開発
食品・飲料や化学製品分野において、「におい」は製品の価値を左右するだけでなく、品質異常を検知することができる重要な因子です。一方で、においは定量化や測定の自動化が難しい領域とされ、評価は長らく人による官能検査に依存してきました。官能検査では、検査員の経験や体調による検査結果のばらつき、評価の属人化、人手不足といった課題があり、計測器による定量評価が求められています。
当社は、人の嗅覚メカニズムに着想を得た40種類のにおいセンサとAI学習技術を組み合わせ、においの特徴を数値化・可視化する独自のにおい識別技術を搭載した検査機を開発しました。においの違いや類似度を高い再現性で捉えることが可能で、熟練者の感覚に依存していた評価を補完します。さらに、評価結果の共有も可能となることで、研究開発における分類・比較評価に加え、製造工程での香り管理や発酵状態の把握、出荷後製品の異臭原因調査など品質管理用途でも活用いただけます。これら当社のはかる技術を通じて、におい評価の標準化と運用負荷の軽減に貢献します。
(*1)HPLC(高速液体クロマトグラフィー)
錠剤などを溶解し、液体中で含有成分を分離・定量する分析手法
(3) 環境計測事業
1)電源とHILS(*1)を連携させたパワートレイン/バッテリ評価ソリューションの開発
温室効果ガス排出削減に向けた社会的要請を背景に、自動車市場ではEVシフト(電動化)が進展しています。EV開発では、コンポーネント集積によるeAxle(*2)化、全固体電池開発に伴う高電圧・大容量化が進む中、制御、熱、EMC、安全性などの適合性評価における試験設備の大型化や評価項目の増加が課題となっています。また、新規参入企業の増加により、EV開発競争がグローバルで激化しており、開発期間短縮やコスト削減が求められています。
当社子会社である高砂製作所のRZ X2シリーズをはじめとした大容量電源は、多くの自動車メーカーや自動車部品メーカーでパワートレイン/バッテリ評価用設備として広く採用され、EVの普及と性能向上に貢献しています。
当社は、さらなるEV開発の効率化を目的として、モデルベース開発ベンダーとの協業により、電源装置とHILSを連携させた、実車環境に近い評価ソリューションの開発を進めました。大手自動車メーカーと協働で実電池試験の検証を行い、本ソリューションの有効性を確認するとともに、今後の発展に向けた有用な知見を得ました。さらに、当社グループに加わったDEWETRONのデータ計測技術を組み込むことで、より効率的なソリューションの実現を図ります。
EV開発の効率化を通じて、脱炭素社会の実現に貢献してまいります。
2) EN3001A/EN3003A アナログIP変換装置の開発
社会インフラを支える通信基盤の持続的な運用および環境負荷低減に貢献することを目的に、アナログIP変換装置の研究開発を行いました。
鉄道、水道、電力などの社会インフラ分野では、アナログ専用線を利用した通信設備が依然として多く存在する一方、回線の老朽化や保守・運用負担の増大を背景に、通信基盤のIP化が急速に進展しています。特に、NTTの専用サービスが2029年3月末に提供終了予定であることから、既存設備の継続運用が喫緊の社会課題となっています。
当社のアナログIP変換装置は、既存のアナログ通信設備を変更することなくIPネットワークへ収容することを可能とし、社会インフラを支える重要通信の安定的かつ継続的な運用を実現します。これにより、大規模な設備更新や工事を伴うことなく、段階的なIP化への移行を支援します。また、IP対応端末への一括更新により発生するレガシー設備の廃棄を抑制できることから、資源の有効活用を通じた環境負荷低減にも寄与します。当社は本研究開発を通じて、通信インフラの信頼性向上と持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
3) NVH計測(*3)向けモジュールの開発
自動車、航空宇宙、エネルギーをはじめとする各種産業分野において、高度なサービスを支えるシステムの複雑性が増している中、システムの運用状態における性能を適切に管理するためのNVH計測の重要性が高まっています。特に、高い測定精度や信号の忠実な再現性に加えて、複雑な動作条件下でも安定したデータ収集を可能とする堅牢性や、将来の拡張性を兼ね備えたソリューションが求められています。
こうした市場ニーズを踏まえ、当社はNVH計測および振動モニタリング用途に最適化した新たなモジュールシリーズを開発しました。本ソリューションは、極めて高い測定精度と急峻なフィルタ特性を備えており、動的かつノイズの多い環境下においても優れた信号分離性能を発揮し、低振幅信号の確実な検出を可能としています。これは、NVH計測市場における当社の競争優位性を一段と強化します。
また、本シリーズは従来のモジュールファミリーを置き換える次世代プラットフォームと位置付けており、長期的な製品アーキテクチャの一貫性維持に資するものです。当社は今後も、各産業分野における高品質なサービス提供に貢献すべく、最先端のソリューションを提供してまいります。
(*1)HILS
HILS(Hardware-in-the-Loop Simulation)とは、実機ハードウエアをシミュレーション環境に組み込み、仮想的な運転条件下で動作検証や性能評価を行う手法。開発初期段階での品質向上や開発効率化に寄与する技術。
(*2)eAxle
eAxle(electric axle)とは、電動モータ、インバータ、減速機などの駆動系コンポーネントを一体化した電動車両用の駆動ユニット。システムの小型・軽量化や効率向上に寄与する技術。
(*3)NVH計測
Noise, Vibration, Harshness:騒音・振動・乗り心地に関する指標。製品やシステムが発生する音や振動特性を定量的に測定・評価し、快適性や品質の向上、異常検知などに活用するための計測技術。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 | 売上収益比率(%) | |
| 通信計測 | 7,740百万円 | 11.3 | |
| PQA | 1,372百万円 | 4.4 | |
| 環境計測 | 766百万円 | 7.1 | |
| その他 | 139百万円 | 2.0 | |
| 基礎研究開発 | 160百万円 | - | |
| 合 計 | 10,179百万円 | 8.7 |
また、セグメント別の主な研究開発成果は次のとおりです。
(1) 通信計測事業
1) MP2110A 光サンプリングオシロスコープ 200Gbps/Lane製造向け評価に対応
AIおよびクラウドサービスの拡大により、データセンター内通信の高速・大容量化が急速に進展しており、イーサネットは800GEから1.6TEへの移行が加速しています。これに伴い、1レーン当たり100 GBaud(*1)(200Gbps/Lane)のPAM4(*2)信号を用いた次世代光トランシーバーの開発・製造が本格化し、デバイス性能の高度化と量産対応の両立が求められています。こうした高速信号の性能を正確かつ再現性高く評価するため、従来以上に広帯域で高精度な測定が可能なサンプリングオシロスコープへの要求が一段と高まっています。
当社は、MP2110A 光サンプリングオシロスコープに搭載する、60 GHz帯域対応の新オプション「MP2110A-080」を開発しました。広帯域かつ高精度な測定への対応を目的として、光帯域60 GHzのO/E変換モジュールと、電気帯域80 GHzのサンプラモジュール(*3)を社内で設計したことで、高速PAM4信号においても十分な測定マージンの確保が可能となり、測定確度の向上が期待されます。また、4チャネル同時測定への対応や測定速度の向上により、製造用途における評価効率と生産性の向上が見込まれます。本ソリューションの提供を通じて、次世代高速光トランシーバーの量産評価を支援し、生産効率の向上に貢献するとともに、通信インフラ全体の信頼性向上を支えます。
2) MT9100A マルチチャネルファイバテスタの開発
AIやクラウドサービスの拡大に伴う長距離光通信の高速・大容量化によって、通信インフラには伝送容量の向上が求められています。時分割多重(TDM:Time Division Multiplexing)や 波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)などの多重化技術、並びに高度な信号処理技術(デジタルコヒーレント)の進展により、光ファイバの伝送容量は向上してきましたが、これらに加え、さらなる高密度伝送を可能にする空間分割多重(SDM:Space Division Multiplexing)技術が注目されています。特に、光伝送路(コア)間の干渉を抑えつつ、1本の光ファイバ内に複数のコアを設ける弱結合型マルチコア光ファイバ(MCF:Multi Core Fiber)は、大容量化に適した有力技術として期待されています。一方で、MCFの実用化に向けては、信号品質に影響を与える信号の干渉(コア間クロストーク)の定量評価・規格化や導入コストの低減が課題となっています。
当社が開発した、MT9100A マルチチャネルファイバテスタは、複数の光パルス試験機(OTDR:Optical Time Domain Reflectometer)を同期動作させるマルチチャネルOTDR方式により、コア間クロストークを距離分布として評価可能な測定機能を実現しました。最大4チャネルの同時測定により、伝送損失、反射減衰量、コア間クロストークを接続切替なしで測定でき、測定効率を向上させます。当社は本ソリューションを通じて、MCFの研究開発・規格化を支援し、次世代光通信インフラの実用化に貢献します。
3) ME7873NR/ME7834NR RF/プロトコル コンフォーマンス試験システムのNTN認証試験向け機能強化
コンフォーマンス試験は、モバイル通信サービスの品質を保つための世界的な評価基準として、世界中の通信事業者に広く受け入れられています。加えて、多くの先進的な通信事業者では、独自の端末品質評価体系も整備し、運用しています。
ME7873NR及びME7834NRは、RFおよびプロトコルのコンフォーマンス試験並びに通信事業者受入試験に対応した自動試験システムです。これまでに数多くの試験機能が認証団体(GCF/PTCRB(*4))や大手通信事業者に認証され、5G端末コンフォーマンス認証試験や端末受入試験に使用されています。
当社は端末評価・認証向け自動試験システムの機能強化を進め、衛星通信を活用した非地上系ネットワーク(NTN:Non-Terrestrial Network)に関する試験対応項目を拡充しました。あわせてGCF/PTCRB認証の取得範囲も拡大し、試験カバレッジの向上を図ることで、商用化に伴う端末認証・受入試験需要に貢献しました。また、Skylo社の認証規格への対応を拡大するとともに、国内通信事業者向けにDual SIM試験および事業者間ローミング試験への対応も実現しました。引き続き、世界の主要顧客向けに認証試験および端末受入試験を提供するメーカーとして、5G端末の品質向上に貢献します。
4) MT8000A ラジオコミュニケーションテストステーション FR3周波数帯対応ハードウエアの開発
ITU-RおよびWRC(World Radiocommunication Conference)では、6G(IMT‑2030)に向けた新規IMT用周波数として、FR1(Sub‑6)のカバレッジ特性と、FR2(ミリ波)の広帯域性の中間に位置する周波数資源として、7GHz帯~18GHz帯の利用が検討されています。この周波数帯はFR3と呼ばれ、実用的なアッパーミッドバンドとして、各国で進められている6G技術検証において注目を集めています。
FR3周波数帯は、広いカバレッジと大容量伝送の両立が可能な特性を有しており、通信速度・通信容量の大幅な向上が期待されます。これにより、AR/VRや8K動画配信、遠隔医療、工場のIoT化など、今後増加するデータトラフィックへの対応に加えて、AI、ISAC、NTNなど新しいユースケースにも柔軟に対応できる通信環境の整備が可能となります。
当社は、FR3で有力視される15GHz帯まで対応したRFモジュールを先行して開発し、次世代までを見据えた拡張性の高いテストプラットフォームを実現しました。本プラットフォームは、6Gの新規格における無線通信評価および認証試験に不可欠な試験装置として、チップセットベンダー、通信事業者および端末メーカーから高い需要が見込まれます。さらに、業界の標準化動向や認証団体(GCF/PTCRB)への対応を迅速に進めることで、国内外の主要通信事業者に対する試験機器としての信頼性を確立し、先端通信技術の普及と発展に貢献します。
5) MT8000A/MD8475B 車両緊急通報システムeCallテスタ機能強化
eCall (Emergency Call)は、交通事故発生時にモバイルネットワークを介して車載システムからPSAP(Public Safety Answering Point)と呼ばれる緊急連絡センターへ自動通報を行う緊急通報システムです。欧州連合(EU)では、新型車両へのeCallシステムの搭載が義務化され、その後各国への導入が拡大しています。
モバイルネットワークの世代交代・共存に伴い、eCallも従来の2G/3Gから4G化(NG-eCall)の規格が策定され、欧州では2026年1月1日から義務化がされています。当社が開発したeCallテスタは、実ネットワークを想定した世代間の相互運用試験に対応し、2Gから5Gまで全世代を網羅しています。また、EU規格で規定された適合性試験に対応し、法規適合性の認定機関から試験機器としての認証を取得しています。当社は本ソリューションを通じて、実ネットワーク運用で必要な機能評価のほか、規格準拠した適合性試験に対応し自動化環境で効率性を向上させることで、車載機器の品質向上とeCallシステムの発展に貢献します。
6) MT8000A/MD8475B SSNR/SSIP ロボティクスなど IoT市場拡大の機能強化
5Gの世界的普及により、今後はIoT機器への実装拡大が見込まれています。特にロボティクスの分野においては、AIの進化に伴って通信協調に基づくアプリケーションの高度化が期待されます。ロボティクスの自律動作・タスク処理能力の高度化には、クラウド基盤に通信で接続しAI処理と連動させることが不可欠であり、大容量/低遅延/多接続を特徴とする5G RedCapの活用が想定されます。
当社はMT8000A/MD8475B SSNR/SSIPによる無線端末の機能試験評価ソリューションにおいてRedCapの対応を行い、IoT機器やフィジカルAIの代表的な産業と見込まれるロボティクスの研究/開発向け試験ソリューションを開発しました。無線通信における通信制御の解析機能を有しているため、正常系におけるアプリケーションの定量評価に加え、通信異常系をシミュレートし通信混雑時などで発生の可能性がある異常系/準正常系の評価も可能となります。これにより、ロボティクスなどのアプリケーションが誤動作しないか、異常回避処置が機能するかといった評価をサポートすることができます。本ソリューションを通じて、社会スマート化といった産業の高度化を推進する取り組みに貢献します。
7) 標準化活動
通信計測事業における研究開発活動の重要な取り組みのひとつとして、国内外の標準化活動へ積極的に参画しています。情報通信産業における最先端の知識・技術を常に製品へ反映し、競争力に優れたソリューションをタイムリーに提供するために、主要な標準団体として現在3GPP、ITU-T、IEEE、PCI-SIG、IOWN Global Forum等へ参加し、4G/5G、データセンター、IoT/M2M、コネクテッドカーといった有線・無線通信事業の戦略立案や情報収集に役立てています。
特に移動通信システムの規格を策定する3GPPにおいては、4G/5Gの規格策定段階から基地局と携帯端末間の通信手順試験用コンフォーマンステスト(端末認証試験)の仕様策定に参画するとともに、2025年から開始された6G技術検討(Study Item)にも参画しています。国内外の通信オペレーター、チップセットベンダー、端末ベンダー、認証試験機関とも協業し、今年度はNTN, AI/Machine Learningなどのリリース18、19規格策定、リリース20に向けた6G Testability検討、および既存規格保守に取り組みました。NTNでは、リリース19より議論が開始された低軌道衛星(LEO-600等)が地球上空を周回する際の衛星軌道、信号伝送遅延、周波数ドップラーシフトの計算法の検討に貢献しました。また、リリース20の6G検討では新しい周波数帯(7GHz超)に対応するため、既存5G試験システムからの周波数拡張の可能性など、6Gで新たに求められる試験の実現性について検討を進めています。
当社は、試験規格の標準化活動を通じて得られた市場・技術動向を踏まえ、規格策定完了前から機能実装を行い、顧客の早期機能検証を支援するとともに、規格策定後は認証試験用プログラムとして製品に反映し、認証団体(GCFやPTCRB)を通じて無線通信端末の市場投入を支援しています。
また、PCI Express(*5)の規格を主導するPCI-SIGに継続的に参画し、次世代高速インターフェースの規格策定と実用化に貢献しています。PCI Gen6においては、認証テスト開始前の段階から複数のコンポーネントベンダーのデバイス評価の初期立ち上げを支援し、製品化リスクの低減および市場導入の円滑化に貢献しています。さらに、Gen7に向けたBase Test対応測定器を市場に投入し、次世代インターフェースの開発にも貢献しています。加えて、PCIe Optical Link規格化を背景に、光コンポーネントベンダーと連携したGen6光リンクの評価や展示会での発信を通じて、業界の持続的成長への貢献に取り組んでいます。
(*1)Baud
単位時間あたりの変調回数を表す単位。
(*2)PAM4
Pulse Amplitude Modulation 4の略。4値の電圧レベルで表現する信号方式の一つ。
(*3)サンプラモジュール
次世代高速通信信号の品質を評価するため、超高速な電気信号の波形を取得するためのモジュール。
(*4)GCF/PTCRB
GCF: Global Certification Forum
PTCRB: PCS Type Certification Review Board
それぞれヨーロッパ発祥、アメリカ発祥の認証機関であり、携帯端末が3GPPの規格に準拠していることの認証を行うとともに、コンフォーマンステストシステムの認証の役割も担っている。
(*5)PCI Express
PCI ExpressはPCI-SIGによって策定されたコンピュータの拡張バスの標準仕様で、CPUやメモリなどと通信する為のI/Oシリアルインターフェース。5.0は32GT/s、6.0は64GT/s、7.0は128GT/sのデータ転送速度。
(2) PQA事業
1) 透過型NIRによる錠剤全数検査装置 KZB7000(Ariphas®)の開発
医薬品やサプリメントにおいては、成分量のばらつきが消費者の安全や企業ブランドの信頼に影響することから、品質管理の厳格化が求められています。加えて、人手不足を背景に、製薬メーカー各社では品質向上と生産性向上の両立を目指し、生産ラインの自動化・省人化が進められています。
従来、錠剤の成分分析では、試料の前処理や測定に時間と人手を要するHPLC(*1)などの破壊検査が主流であり、サンプリングによる検査が一般的でした。そのため、製造工程において突発的に発生する不良品を十分に検知できないことが課題となっています。
当社は、透過型NIRを用いて錠剤内部の成分情報を取得することにより、成分量の均一性確認や異種錠剤の検知を非破壊かつインラインで全数検査が可能な装置(Ariphas)を開発しました。これにより、インライン全数検査に対応することに加え、従来型の反射型NIR検査技術では発見が困難であった、錠剤内部に混入した毛髪や虫などの生物由来異物の検出にも対応可能としています。さらに、1時間あたり最大25万錠の高速かつ高精度な測定・選別も実現し、多くのお客様の生産性と品質向上に貢献します。
2) 官能検査の自動化を実現するにおい検査機 KZA1006Aの開発
食品・飲料や化学製品分野において、「におい」は製品の価値を左右するだけでなく、品質異常を検知することができる重要な因子です。一方で、においは定量化や測定の自動化が難しい領域とされ、評価は長らく人による官能検査に依存してきました。官能検査では、検査員の経験や体調による検査結果のばらつき、評価の属人化、人手不足といった課題があり、計測器による定量評価が求められています。
当社は、人の嗅覚メカニズムに着想を得た40種類のにおいセンサとAI学習技術を組み合わせ、においの特徴を数値化・可視化する独自のにおい識別技術を搭載した検査機を開発しました。においの違いや類似度を高い再現性で捉えることが可能で、熟練者の感覚に依存していた評価を補完します。さらに、評価結果の共有も可能となることで、研究開発における分類・比較評価に加え、製造工程での香り管理や発酵状態の把握、出荷後製品の異臭原因調査など品質管理用途でも活用いただけます。これら当社のはかる技術を通じて、におい評価の標準化と運用負荷の軽減に貢献します。
(*1)HPLC(高速液体クロマトグラフィー)
錠剤などを溶解し、液体中で含有成分を分離・定量する分析手法
(3) 環境計測事業
1)電源とHILS(*1)を連携させたパワートレイン/バッテリ評価ソリューションの開発
温室効果ガス排出削減に向けた社会的要請を背景に、自動車市場ではEVシフト(電動化)が進展しています。EV開発では、コンポーネント集積によるeAxle(*2)化、全固体電池開発に伴う高電圧・大容量化が進む中、制御、熱、EMC、安全性などの適合性評価における試験設備の大型化や評価項目の増加が課題となっています。また、新規参入企業の増加により、EV開発競争がグローバルで激化しており、開発期間短縮やコスト削減が求められています。
当社子会社である高砂製作所のRZ X2シリーズをはじめとした大容量電源は、多くの自動車メーカーや自動車部品メーカーでパワートレイン/バッテリ評価用設備として広く採用され、EVの普及と性能向上に貢献しています。
当社は、さらなるEV開発の効率化を目的として、モデルベース開発ベンダーとの協業により、電源装置とHILSを連携させた、実車環境に近い評価ソリューションの開発を進めました。大手自動車メーカーと協働で実電池試験の検証を行い、本ソリューションの有効性を確認するとともに、今後の発展に向けた有用な知見を得ました。さらに、当社グループに加わったDEWETRONのデータ計測技術を組み込むことで、より効率的なソリューションの実現を図ります。
EV開発の効率化を通じて、脱炭素社会の実現に貢献してまいります。
2) EN3001A/EN3003A アナログIP変換装置の開発
社会インフラを支える通信基盤の持続的な運用および環境負荷低減に貢献することを目的に、アナログIP変換装置の研究開発を行いました。
鉄道、水道、電力などの社会インフラ分野では、アナログ専用線を利用した通信設備が依然として多く存在する一方、回線の老朽化や保守・運用負担の増大を背景に、通信基盤のIP化が急速に進展しています。特に、NTTの専用サービスが2029年3月末に提供終了予定であることから、既存設備の継続運用が喫緊の社会課題となっています。
当社のアナログIP変換装置は、既存のアナログ通信設備を変更することなくIPネットワークへ収容することを可能とし、社会インフラを支える重要通信の安定的かつ継続的な運用を実現します。これにより、大規模な設備更新や工事を伴うことなく、段階的なIP化への移行を支援します。また、IP対応端末への一括更新により発生するレガシー設備の廃棄を抑制できることから、資源の有効活用を通じた環境負荷低減にも寄与します。当社は本研究開発を通じて、通信インフラの信頼性向上と持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
3) NVH計測(*3)向けモジュールの開発
自動車、航空宇宙、エネルギーをはじめとする各種産業分野において、高度なサービスを支えるシステムの複雑性が増している中、システムの運用状態における性能を適切に管理するためのNVH計測の重要性が高まっています。特に、高い測定精度や信号の忠実な再現性に加えて、複雑な動作条件下でも安定したデータ収集を可能とする堅牢性や、将来の拡張性を兼ね備えたソリューションが求められています。
こうした市場ニーズを踏まえ、当社はNVH計測および振動モニタリング用途に最適化した新たなモジュールシリーズを開発しました。本ソリューションは、極めて高い測定精度と急峻なフィルタ特性を備えており、動的かつノイズの多い環境下においても優れた信号分離性能を発揮し、低振幅信号の確実な検出を可能としています。これは、NVH計測市場における当社の競争優位性を一段と強化します。
また、本シリーズは従来のモジュールファミリーを置き換える次世代プラットフォームと位置付けており、長期的な製品アーキテクチャの一貫性維持に資するものです。当社は今後も、各産業分野における高品質なサービス提供に貢献すべく、最先端のソリューションを提供してまいります。
(*1)HILS
HILS(Hardware-in-the-Loop Simulation)とは、実機ハードウエアをシミュレーション環境に組み込み、仮想的な運転条件下で動作検証や性能評価を行う手法。開発初期段階での品質向上や開発効率化に寄与する技術。
(*2)eAxle
eAxle(electric axle)とは、電動モータ、インバータ、減速機などの駆動系コンポーネントを一体化した電動車両用の駆動ユニット。システムの小型・軽量化や効率向上に寄与する技術。
(*3)NVH計測
Noise, Vibration, Harshness:騒音・振動・乗り心地に関する指標。製品やシステムが発生する音や振動特性を定量的に測定・評価し、快適性や品質の向上、異常検知などに活用するための計測技術。
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01774] S100YH5E)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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