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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100YCSC (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 第一工業製薬株式会社 研究開発活動 (2026年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループは、2030年のありたい姿として、顧客や社会の課題に対して機動力と創造力を持って応える「スマート・ケミカルパートナー」を目指しています。また、このビジョンを実現するために、「ユニ・トップ」、「サステナビリティ」、「チャレンジ」の3つのキーワードを掲げ、積極的な研究活動を行っています。
当連結会計年度は、電池材料やセルロースナノファイバーの新規用途開発、IT・電子用途等を中心とした高付加価値付与品の研究開発に注力し、出願した特許は195件です。当社グループの研究開発人員は258名、研究開発に要した費用の総額は4,326百万円(対売上高比率5.2%、前期比115.1%)となっています。なお、当社の基礎技術や生産技術は多くのセグメントに関連しているため、セグメント別の研究開発費は記載していません。
当社は、中長期テーマにも注力しています。全テーマに占める割合は、費用ベースで31.9%となりました。また、当連結会計年度における新製品化率は17.3%です。
また、事業セグメント横断で研究開発活動を推進する体制として、生産技術研究所および京都中央研究所を設置しました。
生産技術研究所は、開発段階から量産化を見据えたプロセス設計、工程改良に加え、製造設備の構想・設計を含む生産技術に関する研究開発を担い、生産安定化や製品の早期事業化を推進しました。また、研究成果を実際の生産プロセスへと円滑に展開するための技術確立、既存製品の安定製造や品質向上にも取り組み、生産技術の高度化を図りました。
京都中央研究所は、中長期的な研究開発活動のほか、自動化・情報化、調査、大学等との共同研究をはじめとする研究開発基盤の構築や、研究開発活動の情報発信、知的財産活動を通じて、研究部門横断での研究開発活動を推進しました。また、当連結会計年度に準備を行い、当社Webサイトの「研究開発」ページの充実を図りました。
各セグメント別の研究の狙いと当連結会計年度の主な研究開発成果は次のとおりです。
(1)電子・情報
通信機器やディスプレイなどのIT・電子材料分野の材料として、234件の開発品を創製しました。当連結会計年度の主な成果は次のとおりです。
・電子光学部品、印刷インキ、塗料・塗装コーティング剤などに使用されるUV硬化樹脂材料について、多官能アクリレートモノマーである「ニューフロンティアMFシリーズ」の高機能化を進めています。当社が保有するアルキレンオキサイド付加技術によって低粘度化や分散性向上が可能となり、ディスプレイ用途で求められるフィルムの硬度や屈折率の向上に貢献しています。
・光学フィルムに用いられる水系ウレタンプライマーとして、新たにポリマー型の製品を開発しました。従来の型水系ウレタンプライマーに比べて、高温高湿下での耐ブロッキング性、UV照射後の密着性が向上するなど、ディスプレイの視認性向上や薄型化に貢献する製品をラインアップしました。
・帯電防止剤として使用されるイオン液体において、非フッ素系の「エレクセルGRシリーズ」を開発しました。これまで培った技術を活かして、フッ素系と同等の帯電防止性能を付与することを実現しました。
(2)環境・エネルギー
電池分野や電子機器分野向けの材料として、363件の開発品を創製しました。当連結会計年度の主な成果は次のとおりです。
・研究を積み重ねていた高容量リチウムイオン二次電池の負極用水系複合接着剤「エレクセル® CRシリーズ」について、量産化のための開発が完了しました。その生産体制を拡充する滋賀工場の製造設備の増強がなされました。本製品はシリコン系材料の膨張収縮に適応可能な材料であり、電池の高容量化と長寿命化の両立によりサステナブル社会の実現と環境負荷低減に貢献しています。
・リチウムイオン二次電池(LiB)用正極活物質の表面改質剤として、リチウムイオン配位性ポリマーを開発しました。本ポリマーを用いることにより、正極活物質表面の界面抵抗が大幅に低減し、高出力時の容量維持率が向上することを確認し、第49回電池討論会(2025年11月)および電気化学会第93回大会(2026年3月)にて口頭発表を行いました。

(3)ライフ・ウェルネス
食品、医薬品、香粧品、トイレタリー分野向けの材料として、56件の開発品を創製しました。当連結会計年度の主な成果は次のとおりです。
・再生医療、がん研究、創薬スクリーニングなどで注目されている三次元細胞培養において、短鎖セルロースである「セロオリゴ糖」を培地に添加することで再現性や安全性が高まることを見出しました。
・当社が合成した化合物について、ドライアイの動物モデルで薬理作用が認められました。株式会社デ・ウエスタン・セラピテクス研究所との共同研究により、ドライアイ治療薬創製に向けた検討をさらに進めてまいります。
・神経変性疾患における新規治療薬創出に向けて、京都大学の髙橋良輔特定教授と共同研究を開始しました。薬効評価や作用機序の解明を行うことにより、これまでの対症療法とは異なる、治療という新たな選択肢の提供をめざします。
・臭気中和法の消臭技術の研究開発において、官能評価試験に加え「ニオイセンサ」を活用することで、臭気中和現象を定量的に捉える手法の検討を行い、感覚的消臭について可視化の可能性を見出しました。これらの内容について、第38回におい・かおり環境学会(2025年8月)にてポスター発表を行いました。
・40歳以上の男性を対象とした臨床試験において、カイコハナサナギタケ冬虫夏草の摂取が男性更年期症状を改善することを確認し、第25回日本メンズヘルス医学会(2025年10月)にて発表しました。男性更年期障害質問票(AMSスコア)の総スコアに加え、心理的因子および身体的因子においても、統計学的に有意な改善が認められています。
(4)コア・マテリアル
持続可能な循環型社会に貢献する材料として、283件の開発品を創製しました。当連結会計年度の主な成果は次のとおりです。
・金属加工現場での加工油や研磨粉を除去するための洗浄剤として、洗浄性・防錆性・安全性を兼ね備えた中性ノンリンス洗浄剤「DKビークリヤ® CW-8730」を開発しました。中性タイプの洗浄剤であり、洗浄後のすすぎ工程も不要となるため、作業環境の改善と加工コストの削減に貢献します。
・東京大学大学院農学生命科学研究科および大阪大学産業科学研究所との共同研究により、軽量かつ高い難燃性を備えた新しいセルロース材料を開発しました。本材料は、TEMPO酸化パルプと無機化合物を複合化することで、リンやハロゲン系化合物を使用せず、TEMPO酸化パルプに比べてわずか20%の重量増加で高い難燃性が得られることから、壁紙や内装材、包装材など幅広い分野での応用が期待されます。
・高耐熱樹脂添加剤として、天然由来原料であるトレハロースを用いた新素材(トレハロース誘導体)を開発しました。本素材は、従来のショ糖誘導体より耐熱性が高く、成型温度が300℃前後に達するエンジニアリングプラスチックにも使用することができ、幅広い樹脂に対し、環境配慮型の樹脂改質剤、光学特性などの機能付与剤として適用することが可能です。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00885] S100YCSC)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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