シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100YILP (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 明治ホールディングス株式会社 研究開発活動 (2026年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当連結会計年度の研究開発費の総額は37,042百万円であります。
当連結会計年度における研究開発活動に関し、新たに取り組んだ事項及び変更事項は次のとおりであります。

(1) 食品
当連結会計年度における研究開発活動の金額は、14,053百万円であります。

① デイリー
(プロバイオティクス)
2025年10月、新ブランドとなる『明治ヘモグロビンA1c対策ヨーグルト』として食べるタイプおよびドリンクタイプの2品を発売しました。「健康な方の高めのヘモグロビンA1cの低下をサポートする」MI-2乳酸菌を使用した機能性表示食品で、血糖値関連対策市場の成長を通し社会課題の解決を目指しています。
『明治プロビオヨーグルトR-1』ブランドではドリンクタイプにおいて2025年10月に「同ストロベリー」、「同ブルーベリー」をリニューアルし、より多くの方が楽しんでいただけるよう、果実の自然な甘さを感じやすい風味に調整しました。2026年4月には『The GOLD』シリーズの食べるタイプをリニューアルし濃厚な食感を付与して食べ応えを強化、フルーツタイプにおいては「同ブルーベリー&ストロベリー」、「同白桃&黄桃」を発売しました。
「明治プロビオヨーグルトLG21」では2026年4月にハードヨーグルトタイプの「同無添加」を発売しました。砂糖や甘味料不使用で乳素材のみで仕立てた甘くないやさしいあじわいです。また、同ハードタイプについては全商品を風味改良するとともに賞味期限を延長しています。
「明治プロビオヨーグルトPA-3」においては2026年4月に風味改良のリニューアルを行っています。

(ヨーグルト)
『明治ブルガリア』ブランドではフルーツヨーグルト4個タイプにおいて『大人のDeep Blend』シリーズから「同赤葡萄ミックス」を2025年10月に発売し、2026年4月には同シリーズを手軽に楽しんでいただけるよう定番シリーズと同価格に設定した『果実の深み』シリーズとして生まれ変わらせ「同白桃・洋梨&フルーツミックス」、「同赤葡萄&フルーツミックス」を発売しました。脂肪0のパーソナルタイプでは果肉粒数を従来品の2倍配合し、季節のフルーツを贅沢に組み合わせた「明治ブルガリアヨーグルト 果実Special 洋梨ミックス」を2025年9月に、果肉感や具材感にこだわった「同フルーツバリエ」を2025年10月にそれぞれ発売しました。2026年3月には「同白桃」、「同6種のフルーツバリエ」を展開しています。濃厚なヨーグルトとフルーツを組み合わせた贅沢なデザートヨーグルトとして昨年より展開している『あじわい芳醇』シリーズでは、2025年8月から2026年4月にかけて「同オレンジコンフィチュール」、「同ブルーベリーコンフィチュール」、「同白桃コンフィチュール」、「同苺コンフィチュール」を順次発売しています。当ブランド主力商品群であるプレーン食べるタイプでは「明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーン脂肪0」(400g・180g)を2026年4月にリニューアルし、脂肪0の健康感はそのままに、コクやなめらかさを付与した風味・食感に改良しました。ドリンクタイプでは2025年9月に特定保健用食品として「明治ブルガリアのむヨーグルトLB81ブルーベリー風味」を発売しました。2026年3月には、特定保健用食品としては飲みきりサイズの新形状PETボトルとして「明治ブルガリアのむヨーグルトLB81」(ONE SHOT)を発売し、同年4月には「同ブルーベリー風味LB81」、「同ストロベリー風味LB81」でフレーバー展開を強化しました。
また、2026年3月に『明治北海道十勝ヨーグルト』ブランドから、のむタイプの「明治北海道十勝ミルクきわだつのむヨーグルト」を発売しました。乳酸菌飲料では2026年4月に「明治さわやか乳酸菌ドリンク モヤモヤハレルヤ」を発売しました。
『ザバスMILK PROTEINヨーグルト』ブランドでは、食べるタイプで2025年9月に「同ミックスベリー」、2026年4月に「同低糖質」、「同ピーチ」、「同マンゴー」を発売しました。ドリンクタイプでは2025年9月から2026年4月にかけて、「同ピンクグレープフルーツ風味」、「グリーンアップル風味」、「同キウイフルーツ風味」、「同ストロベリー風味」を発売しました。
また、2025年10月におかずの一品として食べられる「明治とうふ感覚ヨーグルトYOFU」を四国エリア限定で発売し、新しい食シーンの創造にも挑戦しています。

(牛乳)
世帯人数の少人数化とフードロス低減意識などのエシカル消費拡大を背景として、お客様のライフスタイルに合わせて新鮮なうちにおいしく飲み切れる新容量700mlの商品を2つのブランドより発売しました。2025年4月に新容器・新ブランド『乳ヘルシーボトル』700mlシリーズを発売し、ミルクのおいしさが特長の「牧場のしずく」、鉄分とカルシウムと食物繊維をコップ1杯200mlで半日分を摂取できる「カラダに届くCa鉄+食物繊維」をラインアップしました。同容器では、2026年4月には40年以上にわたり親しまれてきた『ラブ』ブランドにて、栄養強化乳のユーザー不満点である「おいしくない」という声と向き合い、圧倒的なおいしさと栄養強化の両立を実現した700ml容量の「明治ラブ 高たんぱく・カルシウム・鉄分」を発売しました。本商品は脱脂粉乳を使用しているため、現在の日本の酪農・乳業界で問題となっている脱脂粉乳過剰在庫の解消に貢献しております。
2026年4月には、牛乳市場国内トップシェアの「明治おいしい牛乳」にて700ml容量品を追加し、関東1都3県(東京・神奈川・埼玉・千葉)の経路限定で発売しました。今後、順次販売エリア・経路を拡大いたします。本商品は生乳使用量増により脱脂粉乳製造量の抑制につながるなど、間接的に脱脂粉乳過剰在庫の解消に貢献しております。今後も生活者の健康的な生活を応援する商品の開発を通じ、持続可能な酪農・乳業の実現にも貢献してまいります。
■■2024年10月に発売した「明治おいしいミルクコーヒー」450ml容量品は、ミルクをおいしく・たのしく飲むための乳飲料として、「自分だけの贅沢なくつろぎの時間にぴったり」などのお声をいただき、大変好調に推移しています。2025年12月には200ml容量品を追加し、お客様のお好みに合わせて、容量を選択いただけるようになりました。そして、本シリーズの第2弾商品として、紅茶が乳系飲料でコーヒーに次いで購入意向が高く、ミルクとの相性が良いことに着目し、2026年3月に450ml容量品、同年4月に200ml容量品の「明治おいしいミルク紅茶」を発売しました。「明治おいしい牛乳」のおいしさを引き立たせる紅茶を選抜し、新鮮なミルクのおいしさと香り豊かな紅茶の味わいは、コーヒー同様にリラックスしたい時やほっとひと息つきたい時などにぴったりです。パッケージデザインは「明治おいしい牛乳」と同じグラフィックデザイナーの佐藤卓氏を起用し、『明治おいしい』ブランドであることが伝わるアーチ型のイラストや牛乳のシズル感を表現しました。

(飲料その他)
世界的に人気のある抹茶フレーバーの新商品「辻利 お濃い抹茶ラテ」を2025年10月に発売しました。本品は京都宇治の老舗「辻利」が厳選した上質な香りと苦味の抹茶を贅沢に使用しており、キャップ付きのスタイリッシュな紙容器にて、キャップを開けた時に広がる抹茶の香りをお楽しみいただけます。パッケージは金色を配した上質さと日本らしさが伝わるデザインで、インバウンド需要の活性化に向け、商品名の英語表記や、多言語対応した二次元コードを付け、訪日外国人の方にも商品の魅力をわかりやすく伝える工夫を行いました。
『明治それいけ!アンパンマン』飲料シリーズより、同シリーズの麦茶を出して欲しい、というお客様のご要望にお応えし、お子さまが喜んでゴクゴクおいしく飲むことができる、「明治それいけ!アンパンマンのむぎ茶」を2025年9月に発売しました。国産の六条大麦を使用し、お子さまが飲みやすい、やさしい味わいの麦茶に仕立てました。今後も、お客様のご期待に応えられるように、商品を開発してまいります。

(海外)
ベトナムでは、母乳に豊富に存在するヒトミルクオリゴ糖の1つである2’-フコシルラクトースを配合した乳児用ミルク「Meiji 0-1 year old INFANT FORMULA Premium」および幼児用ミルク「Meiji 1-3 years old GROWING UP FORMULA Premium」(いずれも缶タイプ)を、プレミアムブランドとして既存ブランドに追加する形で新たに発売しました。さらに、ベトナム、タイおよび香港では、小容量でトライアル需要獲得のためにキューブタイプ4包入りの「Meiji 0-1 year old INFANT FORMULA EZcube」を追加発売しました。

② カカオ
(チョコレート)
ガナッシュ領域にて独自の生ねり製法を用いることで、常温流通、賞味期限12カ月が可能な新ブランド『生のとき』を開発し、2025年5月に「しっとりミルク」、2026年1月に「なごり抹茶」を発売し、国内外から高い評価を得ることができました。
チョコレートでは、世界初*、カカオ豆の種皮(カカオハスク)から抽出したカカオセラミドを使用した、日々をうるおすサステナブルなチョコレート「カカオボーテ」を2025年9月に発売しました。
チョコスナックでは、2025年「きのこの山」が発売から50周年を迎え、その記念としてお客様投票で復活希望1位となった「推しきのこの山味わいバニラ」を2025年9月に発売し、シェフパティシエと共同開発した「きのこの山×CLUB HARIEヘーゼルプラリネ&抹茶」、「たけのこの里×chez Shibata柚子香るヘーゼルプラリネ」を2026年2月にそれぞれ発売しました。2026年4月にはAI発案による「きのこの山」と「たけのこの里」の融合商品となる「きたきたのこのこの山里」を発売し、好評を得ております。

* 美容成分・食品成分としてのカカオ由来セラミドの論文検索、特許検索、インターネット検索結果より

(グミ)
『果汁グミ』ブランドは37年にわたる日本のグミ市場拡大への貢献が認められ、2025年9月にブランドロゴの商標登録が認められました。2025年度を通して、数多くのシーズンフレーバーや、プレミアム感のあるラインアップに加え、様々なお客様のニーズに応える商品を開発し発売しました。2025年5月に「ダークチェリーミックス」、同年7月に「すいか」、同年8月に「シチリアレモン」、同年10月に「ゴールドキウイ」、同年12月に「Specialとちあいか」、2026年2月に「推し味フルーツミックス」、ハード食感タイプとして2025年10月に「弾力プラス桃」、大容量タイプとして2025年10月に「スマートパックぶどうマスカットアソート」をそれぞれ発売しました。
また、美容に関心の高い女性をターゲットに設定した美容系新機軸ブランド『FRUBI by果汁グミ』を立ち上げ、2026年3月に当社独自のカカオ由来セラミドを配合した「ブルーベリー&ザクロ」を発売しました。今後も、様々なお客様に喜んでいただけるよう、ラインアップ強化を進めてまいります。
さらに、当社独自の配合技術を活用したグミ「ぷるぷるとろーり完熟食感グミ マンゴー味」を2026年3月に発売しました。本物の完熟果肉の様なとろける食感が特徴で好評を得ました。今後も同技術を活用した商品展開を進めてまいります。

(カカオその他)
2019年7月~2025年1月まで約5年7カ月にわたって行ったJICA(独立行政法人国際協力機構)支援プロジェクト“マダガスカル国 高品質カカオのバリューチェーン構築のための普及・実証・ビジネス化事業”の成果であるマダガスカル産カカオ豆が初めて日本に到着しました。現地出港時には初荷式も実施し、生産農家、地域の方々などを招いてこれまでの協力に感謝の意をお伝えしました。このカカオ豆を、2026年3月発売の「ザ・カカオフルーティカカオ」、「ザ・カカオフルーティカカオラテ」に使用開始しました。今後も継続購入を目指し、活用商品を拡大していく予定です。
また、将来の気候変動によるカカオ供給リスクや、カカオ相場の高騰に備えて、細胞培養でカカオを育てる技術を持つCalifornia Cultured Inc.と共同研究を行い、細胞培養カカオを使用したチョコレート商品の開発を行っています。

(海外)
海外で売上が伸長している「ハローパンダ」の、アメリカ、シンガポール、インドネシア、中国各生産拠点で原料や製法の改善を進め、グローバルブランドとしての成長に貢献しています。

③ ニュートリション
(乳幼児・女性栄養)
赤ちゃんの日々の健康を考え当社が選び抜いた「ビフィズス菌OLB6378」を新たに配合した、日本初の“菌添加”乳児用調製粉乳「明治ほほえみ」、同ビフィズス菌と亜鉛を新たに配合した「明治ステップ」(いずれも缶・キューブタイプ)をリニューアル発売しました。
2023年1月に開始した出生コホート研究では、母乳組成に加え、子どもの成長、発達、健康に関わる要因を調べるため、1,100組を超える母子を追跡しています。2025年度末には2〜3歳となる子どもについて、引続き5歳まで追跡を続けます。乳児用ミルクの主な脂質である“トリグリセリド”の構造を母乳に近づけることで、腸内のビフィズス菌増殖を妨げにくくなる可能性を見出し、順天堂大学、東京大学、東邦大学と共著で国際学術誌PLOS Oneで発表しました。また、春日部市立医療センター、日本大学との共同研究により、妊娠後期の食事が、母体のストレス関連指標や臍帯血中コルチゾール濃度と関連することを明らかにし、国際学術誌Nutrientsで発表しました。さらに、愛媛大学、東京大学との共同研究により、妊娠中の母親のキノコ摂取量が多いほど、産まれた児の5歳時点での行動リスク(仲間関係問題、低い向社会的行動)に予防的である可能性を見出し、国際学術誌Journal of Human Nutrition and Dieteticsで発表しました。

(スポーツ)
ザバス粉末タイプでは明治の乳酸菌ライブラリーから厳選した「プロテインの力を助ける乳酸菌」を配合した「ザバスBIOPROホエイプロテイン100」を2026年3月に発売しました。腸から理想のカラダづくりを考えた、プロテインと乳酸菌の組み合わせによる新しい可能性を提案いたします。プロテインバーではプロテインユーザーの間口拡大に向けて4品目となる「ザバス プロテインバー 1/2日分の鉄分 ロイヤルミルクティー風味」を2025年9月に発売しました。女性の摂取意向が高い鉄分を1/2日分含む設計とした、本格感のある女性向けプロテインバーを発売することで、既存商品とカニバリを起こすことなく、新規ユーザーの取り込みによる売上拡大を推進しました。また粉末プロテイン群は賞味期限設定に関するガイドラインを基に保存試験の検証を行い、随時18カ月から24カ月への賞味期限延長を実施しています。
ザバス飲料タイプでは、2025年4月に「筋肉・筋力のさらなる向上」と「1日の徹底した栄養管理」を求めるヘビーユーザー向けに、高純度ホエイプロテイン(WPI)を配合し、ホエイプロテインを1本20g含む、脂肪0・砂糖0・乳糖0の飲料「(ザバス) WHEY PROTEIN マスカット風味」を発売しました。運動中や運動後に水分補給としても飲みやすい、スポーツドリンクのようなすっきりとしたクリアな味わいに仕立てました。また、2025年9月には1本でミルクプロテイン15gと14種類の野菜が取れる飲料「(ザバス)MILK PROTEIN + Yellow Vegetable」を発売しました。本品は、健康のためにプロテインだけでなく野菜も一緒に摂りたい方や、週1回以上の運動はしているがプロテインはまだ摂取していない方など、より多くの方にプロテイン飲料を手に取っていただく機会を創出するために開発いたしました。そして、2026年4月には、砂糖・甘味料に関するお客様の多様化するニーズにお応えし、植物由来の甘味料を使用した「(ザバス)MILK PROTEIN 脂肪0 ビターショコラ風味」を発売しました。プロテインと同時に配合する成分への注目が増す中で、お客様のニーズにお応えし、より多くの方にプロテインを摂取いただけるよう、商品開発を行ってまいります。

(高栄養食品)
2025年3月に発売した「明治メイバランスぎゅっとソフトJelly」は、少容量(100ml)で効率的に栄養補給ができる高栄養ゼリーです。摂取負担の軽減を追求した設計で、発売当初の3つのヨーグルト味(ストロベリー・バナナ・りんご)は大変ご好評をいただき、売上は好調に推移しています。 お客様のご要望にお応えし、2025年11月より新たに「ピーチヨーグルト味」を追加し、全4種類のラインアップとなりました。あわせて賞味期限を6カ月から8カ月に延長し、複数の味を楽しめる「バラエティBOX」も発売いたしました。
病院向けゼリー飲料市場でトップシェアを誇る『明治メイバランスソフトJelly』の強みである嚥下機能が低下した方でも食べやすいという「嚥下に優れた有用性」を、揺るぎない競争優位性の源泉とすべく、高知大学との共同研究を実施いたしました。本研究では、嚥下音をAIが解析する先進の嚥下評価技術「GOKURI®」を用いて、製品の有用性に関する客観的な科学的エビデンスを確立し、日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会で発表され、医療・介護現場において研究価値の高い成果を創出しています。
『明治リーナレン(Renalen)』シリーズは、腎疾患等により特別な栄養管理を必要とされる方々のQOL(生活の質)向上に貢献することを目指し、長年の臨床・基礎研究に基づいて設計・開発した高機能流動食です。たんぱく質量をお選びいただける2つのラインアップ(LP/MP)や、水分・ミネラル調整、糖質の吸収速度に配慮した当社独自の糖質組成”LoGIC(Low Glycemic Index Concept)”設計は、医療・介護現場から高い評価をいただいております。2025年11月、これらの強みはそのままに、お客様からのご要望にお応えするリニューアルを実施いたしました。新たに機能性食物繊維「グァーガム分解物」を配合し、療養生活における課題であった排便コントロールや血糖値上昇への配慮を一層強化し、お客様のより安心で快適な療養生活をサポートしてまいります。
健康志向の高まりという大きな市場機会を捉え、主力ゼリーブランド『即攻元気』の顧客層拡大に向けた戦略商品として、2026年3月に「即攻元気ゼリー アミノ酸&ローヤルゼリー 糖類0 コーラ風味」を発売いたしました。これにより、多様化する現代人の健康への価値観に応え、事業のさらなる成長を加速させてまいります。
近年の気温上昇や異常気象の影響により、熱中症や過度の発汗に伴う脱水リスクは、屋外活動時のみならず家庭内や日常生活においても社会的課題として顕在化しています。そのような中で、軽度から中等度の熱中症および過度の発汗による脱水状態時における水分・電解質補給を目的とした経口補水液「明治アクアサポート」および「明治アクアサポートゼリー」について、消費者庁より特別用途食品(個別評価型病者用食品)の表示許可を取得しました。これを受け、2026年3月16日より発売しております。

(海外)
国内のみならず、アジアを中心とした海外市場においても栄養課題は共通であることから、高栄養食品のグローバル展開を推進しています。台湾・ベトナムに輸出している「メイバランスMiniカップ グローバルスペック 穀香原味」は現地で好調に推移しており、2025年12月にはストロベリー味(穀香草莓)を新たに投入し、アジア市場における健康寿命延伸への貢献と事業成長の両立を目指しています。

④ フードソリューション
(BtoB:クリーム、乳製品、カカオ、その他)
業務用ソースでは、カフェ向けのソースとして「チョコレートソース2000g」を2025年8月に、「サクラソース2602」を2026年2月に発売しました。

(チーズ)
3粒(約15g)で鉄2.9mg、カルシウム260mgを摂取でき、なめらかな食感で食べやすく、おやつ・おつまみ・食事の一品として楽しめる「明治鉄分&カルシウム入りキャンディーチーズ」を、2025年9月より全国にて発売しました。
2025年全国発明表彰「発明賞」受賞(特許第6084162号)を記念して、2025年11月に、華やかで芳醇な香りが楽しめる「明治北海道十勝パルメザンチーズ粗砕き」を数量限定で発売しました。
「明治北海道十勝生モッツァレラ バジル仕立て」は、2025年12月より賞味期限を42日に延長しました。
「明治北海道十勝カマンブルー」の研究開発を行い、日本人の嗜好に適した風味設計と量産可能な製造技術を確立するとともに、2026年3月より全国展開が可能な製造・品質管理体制を構築しました。また、十勝地域の自然環境から分離した微生物を用いた、独自性の高い国産チーズ創出に向けた基礎研究を進めています。
濃厚なうまみとカマンベールの贅沢な味わいが楽しめる「明治北海道十勝カマンベール入りスライスチーズ」、および肉料理に負けない濃厚なコクと鮮やかなオレンジの色調を手軽に楽しめる「明治お徳用チェダースライスチーズ」を、2026年3月より全国にて発売しました。

(フローズンデザート)
フローズンデザートでは、2025年3月にお客様との新フレーバー開発プロジェクトから生まれた「エッセルスーパーカップきなこ味」を発売、2025年5月には、「同トロピカルミックス」を発売しました。お客様からいただいた声を活かすことで、従来のフレーバーとは異なる切り口で新規購買層の拡大に繋げました。また、『明治ブルガリアフローズンヨーグルトデザート』ブランドでは、2025年3月に「同アロエ」を、2025年7月に「同塩レモン」を、2025年11月に「同冬の濃いめ」を、2025年12月に「同濃い苺」を発売しました。当社独自のアイス専用ヨーグルトを混ぜ込んだなめらかでコクのあるアイスを活かし、健康訴求アイスの拡大に向け、ラインアップの強化を図りました。また、2023年3月に発売した、原材料として乳製品のみを使用した「明治 Dear Milk」は、2025年10月に「同マルチカップ」を、2025年12月に「同特濃」を発売しました。乳製品の価値を最大限活用し、新たなプレミアムアイスとして育成を図りました。

(デイリーファット)
デイリーファットでは、バターとチーズを融合した風味を楽しめる「明治スプレッタブル熟成チーズブレンド」を2025年9月に発売しました。

(調理食品)
調理食品事業では昨年に引き続き『銀座』ブランドに積極的に商品を展開しました。冷凍食品の新商品として、2025年9月にオマールエビの旨味とミルクの濃厚な味わいが楽しめる「銀座洋食海老グラタン」を発売し、「同デミオムライス」、「同ビーフストロガノフ」もリニューアルしました。また、ドライ食品の「銀座カリー中辛」、「同辛口」、「同ハヤシ」についてもソースの風味を見直し、さらにおいしくリニューアル発売しました。
ドライ食品においては『まるごと野菜』ブランドにも注力し、「まるごと野菜なすと完熟トマトのカレー」、「同7種の彩り野菜カレー」を大幅リニューアルしました。ソース配合の見直しによりスパイス感を際立たせると共に、電子レンジ調理に対応して利便性を大幅に向上させました。また、好調な「まるごと野菜スープ」では新メニューとして「8種具材の中華白湯スープ」を発売し、訴求力を強化しました。
2026年3月には冷凍食品でグラタンメニューの新機軸として「銀座カリーグラタン」を発売しました。定番の「銀座カリードリア」、「同ハヤシドリア」も風味をブラッシュアップして発売することでシリーズとしての訴求力を強化しました。ドライ食品においては新メニューとして「銀座トマトカリー」を発売、ミートソースとカレーの融合という新機軸のメニューを提案しました。「銀座カリー中辛」、「同辛口」、「同ハヤシ」についても秋に引き続いて細かいブラッシュアップを行い、商品力を高めると共に現今のコスト上昇に対応しました。

(海外)
業務用クリームでは、中国国内販売用として、明治乳業(天津)有限公司製「25%クリーム」を2025年12月に発売しました。
明治のアイスとしては初めてとなる輸出専用として開発した「北海道アイスバニラ」を東南アジアで発売しました。本商品は複数カ国へ輸出できるよう、複数カ国の食品に関する基準に適合しているグローバルスペックとして開発しました。既存輸出国に加えて新規輸出先での展開を図ることで、海外アイス事業の拡大を目指します。

(2) 医薬品
当連結会計年度における研究開発活動の金額は、20,555百万円であります。
薬品事業におきましては、医療用医薬品における感染症でのリーディングカンパニーを目指すとともに、血液がん等の新領域、ジェネリック医薬品等にも注力し、積極的な研究開発活動を行っております。

医療用医薬品における具体的な開発品目の進捗状況は、以下のとおりです。
新型コロナウイルス感染症に対する次世代mRNAワクチン「コスタイベ筋注用(2人用)」の製造販売承認を取得しました。SARS-CoV-2 オミクロン株JN.1系統の変異株XECに対応したワクチンです。自社で創製したβ-ラクタマーゼ阻害薬「Nacubactam(OP0595)」について、各種感染症を適応症として国内における製造販売承認申請を行いました。光線力学的療法用剤「注射用レザフィリン10mg」(一般名:タラポルフィンナトリウム)について、子宮頸部上皮内腫瘍(Cervical Intraepithelial Neoplasia)に対する効能又は効果の追加に係る製造販売承認事項一部変更承認申請を行いました。慢性移植片対宿主病(慢性GVHD)の治療を適応とする選択的ROCK2(Rhoassociated coiled-coil containing protein kinase 2)阻害剤「レズロック錠」(製品名、一般名:ベルモスジルメシル酸塩)について、タイにて承認を取得しました。デングウイルス感染症に対するワクチンKD-382の成人及び小児を対象とした第Ⅱ相臨床試験を開始しました。公益財団法人神戸医療産業都市推進機構との共同研究により創出された抗PD-1アゴニスト抗体ME3241について、健康成人を対象とした第Ⅰ相臨床試験を豪州で開始しました。

KMバイオロジクス株式会社は、ヒト用ワクチン、血漿分画製剤等、バイオ製剤の研究開発から製造販売まで行う体制を持ち、また、新生児のマススクリーニングなどを行う新生児スクリーニングセンターを保有しております。
ヒト用ワクチン領域における具体的な開発品目の進捗状況は、以下のとおりです。
「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する不活化ワクチン(KD-414)」は、Meiji Seika ファルマ株式会社との共同開発により、研究開発および生産体制整備を推進しております。現在の開発状況は、小児を対象としたVE*第Ⅲ相臨床試験(日本)を実施中です。
「デング熱ワクチン(KD-382)」は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構 先進的研究開発戦略センター(SCARDA)による「ワクチン・新規モダリティ研究開発事業(一般公募)」、厚生労働省の「ワクチン大規模臨床試験等事業」の事業者への採択を受け、Meiji Seika ファルマ株式会社との共同開発により2025年8月より第Ⅱ相臨床試験(タイ、豪州)を実施中です。
「6種混合ワクチン(KD2-396)」は、第Ⅱ相臨床試験(日本)を完了し、2026年3月より第Ⅲ相臨床試験(日本)を開始しました。
また、血漿分画製剤につきましては、「免疫グロブリン製剤(KD-380)」の第Ⅲ相臨床試験(日本)、「血液凝固第X因子製剤(KD-416)」の第I/Ⅲ相臨床試験(日本)を実施中です。なお、KD-416は国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所により希少疾病医薬品に指定されております。

* VE: Vaccine Efficacy(ワクチン有効性)

明治アニマルヘルス株式会社での具体的な開発品目の進捗状況は、以下のとおりです。
豚馬用の解熱鎮痛、抗炎症薬「MD-22-3002」は2025年1月9日に製造販売承認を取得しました。承認事項変更申請中である牛馬豚用繁殖薬「MD-22-3001-1」は現在審査中です。牛用抗菌剤「ME4305」は2025年9月22日に製造販売承認申請を実施しました。豚用ワクチン「MD-22-2001」及び牛用抗菌剤「MD-22-1001-1」は、製造販売承認申請に必要な試験を開始しました。

(3) その他
当連結会計年度における研究開発活動の金額は、2,433百万円であります。

明治ホールディングス株式会社 ウェルネスサイエンスラボは、2025年度、明治グループの持つ「医」と「食」の強みを本格的に融合し、新たな事業を創出するための基盤を着実に構築してまいりました。
将来の事業化を見据えたエビデンス構築に注力する中での象徴的な成果が、埼玉医科大学との共同研究です。当社が保有する乳酸菌(OLL1073R-1株)が産生する菌体外多糖(R-1 EPS)を強化配合したヨーグルトの摂取により、現代の肺がん治療における主要な選択肢である免疫チェックポイント阻害剤の客観的奏効率を高める傾向を見出しました。本成果は米国がん学会で発表され、「食」が「医」の領域に貢献し得る可能性を示すものとなっています。
また、最先端のAI駆動型データ分析技術を駆使し、Human Phenotype Project*等から得られたデータを解析することで、健康寿命の延伸、疾患予測、早期発見につながる新たな事業シーズを短期間で複数創出することに成功しました。
さらに、2023年に開始した「バイオものづくり」研究も大きく進展し、明治グループの「医」と「食」の両事業への貢献が期待される具体的テーマが複数進行するなど、着実に未来への布石を打っています。
2025年度の成果は、明治グループの強みである「医」と「食」の知見が交差する領域において、新たな事業価値を創造するための確かな一歩となるものです。
ウェルネスサイエンスラボは2026年度も、明治グループ全事業会社の知識と技術を結集し、次世代を支える革新的な技術の創出に取り組んでまいります。

* Human Phenotype Project:多国間でヒトの健康状態を継続的に蓄積する縦断型グローバルコホート研究

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E21902] S100YILP)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。