有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100YHL6 (EDINETへの外部リンク)
大日本塗料株式会社 研究開発活動 (2026年3月期)
当社グループの研究開発活動は、コアビジネスである塗料事業をはじめ、照明機器、蛍光色材、ジェットインク及び、機能性材料等塗料事業以外の製品開発にも取り組んでおります。塗料事業においてはSDGsの達成に向け地球環境に優しい製品、省エネルギー・省力化に対応した製品、高機能・高付加価値製品の開発に注力すると共に、2020年に開所した防食技術センター、コーティング技術センターの両センターを活用しつつ、新製品開発の基礎となる機能性を有する塗料用樹脂や新規材料の調査・研究開発を始め、防食理論、分析・評価技術、顔料分散技術、塗膜形成技術及び、塗装技術等の基盤技術を拡充し、新しい価値を継続的に市場へ提供できる取り組みを進めております。2026年度には研究組織を再編し、新たな市場参入に向けて当社のコア技術である分散技術と樹脂合成技術を用いた機能性材料の研究活動に取り組んでおります。また、CO2削減の提案に向けた取組みとして、省工程化を目的とした簡易的なインフラ点検方法や効率的な補修方法に関する基盤技術の構築、更にバイオマス原料を活用した塗料の脱炭素化、カーボンニュートラルに貢献できる技術の調査を進めております。これらの活動を行った結果、当連結会計年度における研究開発費の総額は2,192百万円となりました。
当連結会計年度の主な研究開発活動は次のとおりであります。
(1)国内塗料事業
① 構造物塗料分野
橋梁や各種プラント施設に代表される大型の鋼構造物や土木コンクリート構造物等において「ライフサイクルコスト(LCC)の低減」、「環境負荷低減」、「省力化」、「点検・診断」、「安全・安心」をキーワードに、公共性の高い社会インフラを長期間護るための材料開発と塗装システム開発及びメンテナンス市場をターゲットとした補修・補強材料や塗膜診断技術を活用した塗膜の寿命予測等に注力しております。LCCの低減では、塩害環境向け高遮断塗装システム「タイエンダーシステム」や新設コンクリート向け養生被覆工法「シールドベトン工法」、環境負荷低減では、「塗る」作業を「貼る」作業に変える画期的な製品である重防食シート「メタモルシート#1」や揮発性有機化合物(VOC)を大幅に削減した「DNT水性重防食システム」「水性グリーンボーセイ速乾」、点検・診断では、鋼構造物点検時の簡易補修材料「サビシャットスプレー」、カレントインタラプタ(CI)法により理想的な構造物維持管理サイクルを実現した「DNT塗膜診断システム」、安全・安心では、橋脚や標識ポール、照明等の地際・基部腐食対策塗装システム「ポールダンサーシステム」等の開発を行い、市場展開に取り組んでおります。また、防食技術センターを活用して、顧客と協業での現場施工性に関する検証試験や企業間コラボレーションによる新規材料・工法の研究開発を進めております。
② 建築塗料分野
オフィスビルや戸建・集合住宅の新築・改修において、「高耐久性・省工程・安全・快適・省エネ」をキーワードに環境に優しい独創的な製品の開発に取り組んでおります。近年の地球温暖化対策として、不燃性・断熱性を付与する「ZERO-eコート」の開発、さらに遮熱性を付与する「エコクールシリーズ」と組み合わせることで、より高い温度低減効果をもつ塗装システムを確立しました。高耐久性の観点からは「EXTRAシリーズ」、「エコクールシリーズ」に無機系塗料をラインナップして市場展開に取り組んでおります。
③ 車輌産機・自動車補修塗料・プラスチック塗料分野
車輌産機・自動車補修分野共に環境対応型塗料として水性塗料、カーボンニュートラルへ貢献できる塗料として省工程化によるCO2削減塗料の市場展開を進めております。
車輌産機分野の水性塗料は、高外観、速乾性の特徴を有する工業用向け水性上塗塗料「AQウレタン」、自動車補修分野は、自動車シャーシ用塗料「Autoハイドロシャーシ」を市場展開し、車輌産機分野の省工程化塗料は、溶剤系下塗、上塗兼用「オールイン1ウレタン」「プライムトップ」、自動車補修分野は、特定化学物質障害予防規則対応の溶剤系下塗塗料「AutoラピッドドライシャーシNexT」を市場展開しております。
自動車プラスチック分野においては、インモールドコーティング(IMC)塗料の新規開発における、具体的な生産工程を想定した検討を行い、市場での採用活動をしております。
新意匠性・工程短縮として、工程短縮可能な金属調塗料の検討、メッキ代替可能な金属調塗料の開発に取り組んでおります。さらに高塗着効率対応の塗料開発及びハイソリッド塗料の開発に取り組んでおります。
④ 建材塗料分野
新設住宅市場向けの外装建材用塗料、屋根建材用塗料、内装建材用塗料での高意匠、高機能、高耐久化等の顧客ニーズに応える環境に配慮した高付加価値塗料と塗装システムの開発に取り組んでおります。特にインクジェット加飾システムによる高意匠化と高耐久・高付加価値塗料とを組み合わせた積層塗膜での提案を進めております。
また、戸建を含む住宅分野だけでなく、店舗や非住宅分野へも展開できる意匠性や塗装システムの開発にも取り組んでおります。
⑤ 金属焼付塗料・粉体塗料分野
溶剤塗料においては、厚膜塗装作業性に優れるエポキシ変性ポリエステル樹脂下塗塗料「メタルコングプライマーGP」を発売しました。1コートで60μmの塗装が可能であり、鉄・非鉄金属に幅広く密着することを特徴としており、市場で好評を得ております。既に発売しております低温焼付形ポリウレタン樹脂系上塗塗料「Vクロマ#100ECO-LB」との組み合わせにて、耐久性が良好な塗膜品質が得られるとともに、焼付乾燥炉の低温化によるエネルギー削減にも貢献しております。また、厚膜塗装作業性に優れるアミノアルキド樹脂系塗料「NEWデリコンHB」を発売しました。垂直面への作業性に優れており、垂れ難い設計となっております。既に発売しております低温焼付形ポリウレタン樹脂系塗料「Vクロマ#100ECO-LB」、アクリル樹脂系塗料「NEWアクローゼ」と同様、塗装作業者への健康影響に配慮した特定化学物質障害予防規則に対応した組成となっております。
粉体塗料においては、当社独自技術により塗膜形成時に二層分離形構造を形成する「パウダーフロンSELA」のボンディングメタリックは、従来の溶剤系ふっ素樹脂塗料(メタリック色)と比べて大幅な工程短縮につながることから、市場で好評を得ております。また、モーターやバスパー等の電器部品に塗装される絶縁粉体塗料を製品化しました。次世代の主力製品とすることを目標に市場での評価を実施、順次発売を開始いたします。
⑥ インクジェット・新事業分野
当社の各種塗料配合技術をインクジェットインク開発に応用し、UV硬化インクや水性インク等の環境対応製品の開発を進めております。コーティング技術センターでは当社の強みであるインクジェットインクによる加飾技術と塗料の積層技術を組み合わせた高意匠性で高付加価値な製品の提案も行っております。住宅建材・内装材関係の展開や自動車分野への参入を目指してインクジェットインク・塗料の積層コーティング技術開発を行い、更なる市場展開を進めております。
新事業としては、貴金属ナノ粒子の合成技術と表面処理技術を応用したバイオセンシング用診断材料や無機酸化物をナノレベルまで分散した反射防止用コーティング液等の機能材開発に取り組んでおります。また、貴金属ナノ粒子を展開し疾病の検査や化粧品原料として注目度が高まっている細胞外小胞(エクソソーム)を定量する試薬キット「Exorapid-qIC®」を発売し、ライフサイエンス分野への参入の可能性の検討を進めております。本試薬キットはインフルエンザ診断薬等で広く活用されている「イムノクロマト法」を採用しており、迅速簡便な検査が可能です。ラインナップを拡充し、国内に続いて海外への販売も開始しております。
⑦ 防食技術センター(那須事業所)
2020年7月に開所して以来、延べ1,050社を超える企業、研究機関の方々に施設の見学及び様々な塗料、塗装工法の検証にご活用いただいております。塗料中の揮発性有機溶剤(VOC)を削減し、塗装環境を改善できる水性塗料及び次の塗り替え工事までの期間を延長することができる高耐久性塗料、従来の塗装と比較して施工時間・工程を短縮し、工事を効率的に実施できる省工程化塗料・防食シート工法、塗り替え工事における素地調整を効率的に行える工法等の検証を行っており、ユーザーとの共同開発商品も誕生しております。
⑧ コーティング技術センター(小牧事業所)
2020年6月に開所して以来、延べ850社を超える企業が施設の見学や新規採用の塗装仕様検討等を実施して有効に活用いただいております。来客数だけでなく販売実績に繋がったテーマも2021年度11件、2022年度16件、2023年度23件、2024年度30件、2025年度41件と開所から順調に増加しております。来所されるお客様は環境対応と高意匠に対する関心が高く、理論上の塗着効率が100%であるオールインクジェット仕様(プライマー、ベース、加飾、トップクリヤーの全工程)の新塗装システム、また、これまでの塗装というウェット工法に替わる環境対応技術として、ドライ工法について、お客様との共同開発を開始いたしました。
(2)海外塗料事業
自動車プラスチック塗料分野においては、水系塗料の検討及び乾燥温度の低温化の検討に取り組んでおります。
(3)照明機器事業
照明機器事業を担当するDNライティンググループでは、新たな価値を生み出す拠点としての技術開発センター機能を有する、伊勢原新本社を2024年10月に新築稼働し、開発・評価設備を大幅に刷新、2025年度もこれら最新鋭のインフラを最大限に有効活用し高品質、高機能で市場に求められる製品をタイムリーに提供してまいります。
近年、照明に求められる価値は、明るさや意匠性にとどまらず、光の質・納まり・制御・施工性まで含めた“総合的な最適化”へと広がっています。今年度は、「光の最適解を求めて」をコンセプトに照明器具の開発に注力し、多くの新製品を発売いたしました。
光そのものを形にする粒感のない光が360°広がるフレキシブルLED「ムーンライナー FXML」、TRIM LINEシリーズに眩しさを配慮したグレアカットタイプ「TIEG」、小型でも屋外で遠くまで光が届く屋外用高照度ウォールウォッシャー「HOM」、明るく屋外・浴室で使える防水・防湿対応の電源内蔵照明器具「SO5」、現場での調整を簡単にする屋内高照度ウォールウォッシャー用角度可変取付台座「AB-LW90」、調光・調色を1台でコントロールできる2回路調光器「PDC-2CH1000S」、本来の色と質感を再現する自然光LED製品「ナチュリアルクス」をラインナップに加え用途を拡大いたしました。
また、既存のLED照明器具をより一層効率化して省エネやCO2排出削減に寄与する、高効率LED搭載の器具開発や、より快適さを追求した自然光LED搭載の器具開発、無線制御製品の開発を進め、日本照明工業会が新しい照明の概念として提唱する「lighting5.0」で規定された「健康」「安全」「快適」「便利」という4つの価値を持つ照明の普及を通して新しいあかり文化の創生と、サステナビリティ戦略の実行を通して脱炭素社会への貢献を目指し、持続可能な社会に向けた取組みを拡大・加速してまいります。
(4)蛍光色材事業
蛍光色材事業では、蛍光色の特徴を生かした、社会に貢献できる製品及び人や環境に優しい製品の開発や販売になお一層注力し、ご好評いただいております。
蛍光顔料事業では、サステナブル原料を用いた顔料や、使う人に優しい顔料を継続して開発しており、多くのお客様に高く評価され、採用も進んでおります。また、含有化学物質や工場廃棄物等を管理した、人や環境に優しい製品としてエコパスポートを取得した水分散顔料「SW-100シリーズ」は、アパレル業界で引き続き高い評価を得ており、更にお客様の多様なニーズに応える新製品の開発に取り組んでおります。
蛍光塗料事業では昨今の自然災害の頻発や来るべき巨大災害に対し防災、減災や避難誘導用途として、蛍光・蓄光・反射塗料が多くの自治体にご採用いただいております。特に近年激甚化する豪雨に伴う河川の氾濫に対し、地域住民へ水位状況を知らせる量水標への蛍光塗料「スーパールミノVトップ」の採用が更に加速しており、防災・減災活動に大きく貢献しております。
今後も人や環境に優しく社会貢献できる製品を開発、提案しながらESG活動に取り組んでまいります。
なお、セグメントごとの研究開発費は、「国内塗料事業」1,604百万円、「照明機器事業」507百万円、「蛍光色材事業」81百万円であります。
当連結会計年度の主な研究開発活動は次のとおりであります。
(1)国内塗料事業
① 構造物塗料分野
橋梁や各種プラント施設に代表される大型の鋼構造物や土木コンクリート構造物等において「ライフサイクルコスト(LCC)の低減」、「環境負荷低減」、「省力化」、「点検・診断」、「安全・安心」をキーワードに、公共性の高い社会インフラを長期間護るための材料開発と塗装システム開発及びメンテナンス市場をターゲットとした補修・補強材料や塗膜診断技術を活用した塗膜の寿命予測等に注力しております。LCCの低減では、塩害環境向け高遮断塗装システム「タイエンダーシステム」や新設コンクリート向け養生被覆工法「シールドベトン工法」、環境負荷低減では、「塗る」作業を「貼る」作業に変える画期的な製品である重防食シート「メタモルシート#1」や揮発性有機化合物(VOC)を大幅に削減した「DNT水性重防食システム」「水性グリーンボーセイ速乾」、点検・診断では、鋼構造物点検時の簡易補修材料「サビシャットスプレー」、カレントインタラプタ(CI)法により理想的な構造物維持管理サイクルを実現した「DNT塗膜診断システム」、安全・安心では、橋脚や標識ポール、照明等の地際・基部腐食対策塗装システム「ポールダンサーシステム」等の開発を行い、市場展開に取り組んでおります。また、防食技術センターを活用して、顧客と協業での現場施工性に関する検証試験や企業間コラボレーションによる新規材料・工法の研究開発を進めております。
② 建築塗料分野
オフィスビルや戸建・集合住宅の新築・改修において、「高耐久性・省工程・安全・快適・省エネ」をキーワードに環境に優しい独創的な製品の開発に取り組んでおります。近年の地球温暖化対策として、不燃性・断熱性を付与する「ZERO-eコート」の開発、さらに遮熱性を付与する「エコクールシリーズ」と組み合わせることで、より高い温度低減効果をもつ塗装システムを確立しました。高耐久性の観点からは「EXTRAシリーズ」、「エコクールシリーズ」に無機系塗料をラインナップして市場展開に取り組んでおります。
③ 車輌産機・自動車補修塗料・プラスチック塗料分野
車輌産機・自動車補修分野共に環境対応型塗料として水性塗料、カーボンニュートラルへ貢献できる塗料として省工程化によるCO2削減塗料の市場展開を進めております。
車輌産機分野の水性塗料は、高外観、速乾性の特徴を有する工業用向け水性上塗塗料「AQウレタン」、自動車補修分野は、自動車シャーシ用塗料「Autoハイドロシャーシ」を市場展開し、車輌産機分野の省工程化塗料は、溶剤系下塗、上塗兼用「オールイン1ウレタン」「プライムトップ」、自動車補修分野は、特定化学物質障害予防規則対応の溶剤系下塗塗料「AutoラピッドドライシャーシNexT」を市場展開しております。
自動車プラスチック分野においては、インモールドコーティング(IMC)塗料の新規開発における、具体的な生産工程を想定した検討を行い、市場での採用活動をしております。
新意匠性・工程短縮として、工程短縮可能な金属調塗料の検討、メッキ代替可能な金属調塗料の開発に取り組んでおります。さらに高塗着効率対応の塗料開発及びハイソリッド塗料の開発に取り組んでおります。
④ 建材塗料分野
新設住宅市場向けの外装建材用塗料、屋根建材用塗料、内装建材用塗料での高意匠、高機能、高耐久化等の顧客ニーズに応える環境に配慮した高付加価値塗料と塗装システムの開発に取り組んでおります。特にインクジェット加飾システムによる高意匠化と高耐久・高付加価値塗料とを組み合わせた積層塗膜での提案を進めております。
また、戸建を含む住宅分野だけでなく、店舗や非住宅分野へも展開できる意匠性や塗装システムの開発にも取り組んでおります。
⑤ 金属焼付塗料・粉体塗料分野
溶剤塗料においては、厚膜塗装作業性に優れるエポキシ変性ポリエステル樹脂下塗塗料「メタルコングプライマーGP」を発売しました。1コートで60μmの塗装が可能であり、鉄・非鉄金属に幅広く密着することを特徴としており、市場で好評を得ております。既に発売しております低温焼付形ポリウレタン樹脂系上塗塗料「Vクロマ#100ECO-LB」との組み合わせにて、耐久性が良好な塗膜品質が得られるとともに、焼付乾燥炉の低温化によるエネルギー削減にも貢献しております。また、厚膜塗装作業性に優れるアミノアルキド樹脂系塗料「NEWデリコンHB」を発売しました。垂直面への作業性に優れており、垂れ難い設計となっております。既に発売しております低温焼付形ポリウレタン樹脂系塗料「Vクロマ#100ECO-LB」、アクリル樹脂系塗料「NEWアクローゼ」と同様、塗装作業者への健康影響に配慮した特定化学物質障害予防規則に対応した組成となっております。
粉体塗料においては、当社独自技術により塗膜形成時に二層分離形構造を形成する「パウダーフロンSELA」のボンディングメタリックは、従来の溶剤系ふっ素樹脂塗料(メタリック色)と比べて大幅な工程短縮につながることから、市場で好評を得ております。また、モーターやバスパー等の電器部品に塗装される絶縁粉体塗料を製品化しました。次世代の主力製品とすることを目標に市場での評価を実施、順次発売を開始いたします。
⑥ インクジェット・新事業分野
当社の各種塗料配合技術をインクジェットインク開発に応用し、UV硬化インクや水性インク等の環境対応製品の開発を進めております。コーティング技術センターでは当社の強みであるインクジェットインクによる加飾技術と塗料の積層技術を組み合わせた高意匠性で高付加価値な製品の提案も行っております。住宅建材・内装材関係の展開や自動車分野への参入を目指してインクジェットインク・塗料の積層コーティング技術開発を行い、更なる市場展開を進めております。
新事業としては、貴金属ナノ粒子の合成技術と表面処理技術を応用したバイオセンシング用診断材料や無機酸化物をナノレベルまで分散した反射防止用コーティング液等の機能材開発に取り組んでおります。また、貴金属ナノ粒子を展開し疾病の検査や化粧品原料として注目度が高まっている細胞外小胞(エクソソーム)を定量する試薬キット「Exorapid-qIC®」を発売し、ライフサイエンス分野への参入の可能性の検討を進めております。本試薬キットはインフルエンザ診断薬等で広く活用されている「イムノクロマト法」を採用しており、迅速簡便な検査が可能です。ラインナップを拡充し、国内に続いて海外への販売も開始しております。
⑦ 防食技術センター(那須事業所)
2020年7月に開所して以来、延べ1,050社を超える企業、研究機関の方々に施設の見学及び様々な塗料、塗装工法の検証にご活用いただいております。塗料中の揮発性有機溶剤(VOC)を削減し、塗装環境を改善できる水性塗料及び次の塗り替え工事までの期間を延長することができる高耐久性塗料、従来の塗装と比較して施工時間・工程を短縮し、工事を効率的に実施できる省工程化塗料・防食シート工法、塗り替え工事における素地調整を効率的に行える工法等の検証を行っており、ユーザーとの共同開発商品も誕生しております。
⑧ コーティング技術センター(小牧事業所)
2020年6月に開所して以来、延べ850社を超える企業が施設の見学や新規採用の塗装仕様検討等を実施して有効に活用いただいております。来客数だけでなく販売実績に繋がったテーマも2021年度11件、2022年度16件、2023年度23件、2024年度30件、2025年度41件と開所から順調に増加しております。来所されるお客様は環境対応と高意匠に対する関心が高く、理論上の塗着効率が100%であるオールインクジェット仕様(プライマー、ベース、加飾、トップクリヤーの全工程)の新塗装システム、また、これまでの塗装というウェット工法に替わる環境対応技術として、ドライ工法について、お客様との共同開発を開始いたしました。
(2)海外塗料事業
自動車プラスチック塗料分野においては、水系塗料の検討及び乾燥温度の低温化の検討に取り組んでおります。
(3)照明機器事業
照明機器事業を担当するDNライティンググループでは、新たな価値を生み出す拠点としての技術開発センター機能を有する、伊勢原新本社を2024年10月に新築稼働し、開発・評価設備を大幅に刷新、2025年度もこれら最新鋭のインフラを最大限に有効活用し高品質、高機能で市場に求められる製品をタイムリーに提供してまいります。
近年、照明に求められる価値は、明るさや意匠性にとどまらず、光の質・納まり・制御・施工性まで含めた“総合的な最適化”へと広がっています。今年度は、「光の最適解を求めて」をコンセプトに照明器具の開発に注力し、多くの新製品を発売いたしました。
光そのものを形にする粒感のない光が360°広がるフレキシブルLED「ムーンライナー FXML」、TRIM LINEシリーズに眩しさを配慮したグレアカットタイプ「TIEG」、小型でも屋外で遠くまで光が届く屋外用高照度ウォールウォッシャー「HOM」、明るく屋外・浴室で使える防水・防湿対応の電源内蔵照明器具「SO5」、現場での調整を簡単にする屋内高照度ウォールウォッシャー用角度可変取付台座「AB-LW90」、調光・調色を1台でコントロールできる2回路調光器「PDC-2CH1000S」、本来の色と質感を再現する自然光LED製品「ナチュリアルクス」をラインナップに加え用途を拡大いたしました。
また、既存のLED照明器具をより一層効率化して省エネやCO2排出削減に寄与する、高効率LED搭載の器具開発や、より快適さを追求した自然光LED搭載の器具開発、無線制御製品の開発を進め、日本照明工業会が新しい照明の概念として提唱する「lighting5.0」で規定された「健康」「安全」「快適」「便利」という4つの価値を持つ照明の普及を通して新しいあかり文化の創生と、サステナビリティ戦略の実行を通して脱炭素社会への貢献を目指し、持続可能な社会に向けた取組みを拡大・加速してまいります。
(4)蛍光色材事業
蛍光色材事業では、蛍光色の特徴を生かした、社会に貢献できる製品及び人や環境に優しい製品の開発や販売になお一層注力し、ご好評いただいております。
蛍光顔料事業では、サステナブル原料を用いた顔料や、使う人に優しい顔料を継続して開発しており、多くのお客様に高く評価され、採用も進んでおります。また、含有化学物質や工場廃棄物等を管理した、人や環境に優しい製品としてエコパスポートを取得した水分散顔料「SW-100シリーズ」は、アパレル業界で引き続き高い評価を得ており、更にお客様の多様なニーズに応える新製品の開発に取り組んでおります。
蛍光塗料事業では昨今の自然災害の頻発や来るべき巨大災害に対し防災、減災や避難誘導用途として、蛍光・蓄光・反射塗料が多くの自治体にご採用いただいております。特に近年激甚化する豪雨に伴う河川の氾濫に対し、地域住民へ水位状況を知らせる量水標への蛍光塗料「スーパールミノVトップ」の採用が更に加速しており、防災・減災活動に大きく貢献しております。
今後も人や環境に優しく社会貢献できる製品を開発、提案しながらESG活動に取り組んでまいります。
なお、セグメントごとの研究開発費は、「国内塗料事業」1,604百万円、「照明機器事業」507百万円、「蛍光色材事業」81百万円であります。
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00891] S100YHL6)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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