有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10081H3
株式会社 コロナ 研究開発活動 (2016年3月期)
経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループは、住宅関連機器事業のみの単一セグメントとなるため、研究開発活動については、製品の種類別区分ごとに記載しております。
当社グループの研究開発活動については、当社技術本部において、暖房機器、空調・家電機器、住宅設備機器の3分野にわたる商品群により、安全・安心で環境にやさしい商品、快適・健康で心豊かな住空間、便利で経済的な生活を創造・実現することによって、お客様の期待に応える商品開発に取り組んでおります。マーケットインに徹した商品開発を通して、「お客様に喜んで買っていただける商品つくり」の具現化を図っております。
なお、製品の種類別の研究開発活動の主な内容は、次のとおりであります。
(1) 暖房機器
主力商品である石油ファンヒーターでは、最上位機種をモデルチェンジし、「WZシリーズ」を開発しました。「WZシリーズ」の特徴は、3つの省エネ機能(「トリプルエコ機能」)です。第一に火力に応じて気流ルーバーの角度を5段階調整し温度ムラを軽減する機能、第二にセンサーで人の動きを検知して火力調整・消火する機能、第三にワンタッチで最大火力を60%に抑えつつ設定温度を20℃にする機能を搭載しています。消臭性能は当社ラインアップの中で最も優れており、消火時に可動式の温風吹き出し口が閉まり臭いを抑えます。「WZシリーズ」のほか、消臭機能などの快適性能が充実している「VXシリーズ」、広いスペースに適している「EXシリーズ」、使いやすさを重視している「STシリーズ」、コンパクトな「miniシリーズ」、基本性能充実の「Gシリーズ・VGシリーズ」の合計7シリーズ18機種(本体色相別31種類)を開発しました。
なお、当部門に係る研究開発費は1億28百万円であります。
(2) 空調・家電機器
主力商品であるセパレートエアコンでは、選べる再熱&涼除湿、暖かさが続くノンストップ暖房&パワフル暖房の「Wシリーズ」、使いやすく基本機能充実の「Nシリーズ」、冷房のみを使用される方のための「冷房専用シリーズ」、合計3シリーズ17機種を開発しました。「Wシリーズ」には、5.6kWクラス(18畳用)、寒冷地仕様5.6kWクラス(18畳用)の2機種を新規ラインアップしました。
衣類乾燥除湿機では、パーソナルユースの衣類部屋干し乾燥ニーズに最適な新型6.3Lタイプを開発しました。洗濯物にムラなく風を送るオートルーバーを採用し、吹き出し幅は当社従来機種に比べ約2倍としたことにより、衣類乾燥時間を約31分短縮し、約2kgの洗濯物を約99分で乾かします。
なお、当部門に係る研究開発費は69百万円であります。
(3) 住宅設備機器
地中熱・空気熱ハイブリッドヒートポンプ冷温水システム「GeoSIS HYBRID(ジオシスハイブリッド)」では、業界初の地中熱ヒートポンプと空気熱ヒートポンプの連動制御を実現し、外気温度に応じて地中熱と空気熱を効率良く利用するハイブリッドヒートポンプ冷温水システムを開発しました。新製品は、これまでの暖房運転に加え、冷房運転も可能となり、一年を通してご利用いただけます。併せて壁掛け冷温水ファンコイルユニットも新規開発し、幅広い用途に対応できます。今年度は、一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会が主催する「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2016」において、当該新製品の研究開発と商品化が評価され、最優秀レジリエンス賞を受賞しました。また、再生可能エネルギーを活用した環境性能に優れた機器として、環境省が主催する「2015年度 地球温暖化防止活動環境大臣表彰」(技術開発・製品化部門)を受賞しました。
ヒートポンプ式温水暖房システムでは、「コロナエコ暖システム11.6」をモデルチェンジし、屋内暖房だけでなく、融雪システム(ロードヒーティング)への対応が可能となりました。また、新しいメインリモコンの採用により、操作性、視認性、デザイン性なども向上しています。
自然冷媒CO2家庭用ヒートポンプ給湯機の最上位機種「プレミアムエコキュート」では、缶体の保温材に「真空断熱材」を採用し、従来の発泡性特殊成型断熱材と二重に包み込み保温性の向上を図ることにより、CHP-HXE37AX3において、業界トップクラスの年間給湯保温効率(JIS)3.8を達成しました(従来機種CHP-HXE37AX2は3.5)。そして、「給湯量節水機能」と「ふろ湯量節水機能」のダブル節水機能を搭載しました。なお、CHP-HXE37AX3はその高い省エネ性と節水効果が評価され、2015年度デマンドサイドマネジメント表彰において「一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センター振興賞」を受賞しました。さらに、2016年度向けのCHP-HXE37AX4において、ヒートポンプユニットの効率向上とタンクユニットの保温性能の向上を図ることにより、業界トップの年間給湯保温効率(JIS)4.0を達成しました。また、2016年4月1日から始まる電力の小売自由化に合わせ、多様化する電気料金メニューにも柔軟に対応する機能を設けました。
石油給湯機では、水道直圧式(「AGシリーズ」/「SAシリーズ」)・高圧力型貯湯式「NX-Hシリーズ」・貯湯式「NXシリーズ」において、操作性と視認性の向上を図った新リモコンを採用し、「SAシリーズ」の全自動(フルオート)タイプ10機種を新規ラインアップした合計129機種を開発しました。「AGシリーズ」/「SAシリーズ」において、新たに搭載された節水モード・省エネ機能を使うことにより水道代・灯油代を節約でき、また、当社従来品比 約44%減(「AGシリーズ」の場合)/約40%減(「SAシリーズ」の場合)の低消費電力を実現しました。
高効率石油給湯機「エコフィール」では、水道直圧式(「EGシリーズ」/「EFシリーズ」)24機種をモデルチェンジしました。消費電力は当社従来品比、最大約40%減を実現しています。
ナノミストサウナ「ナノリッチ」、美容健康機器「ナノリフレ」、多機能加湿装置「ナノフィール」では、コロナ独自のナチュラルクラスター技術により生成するナチュラルクラスターイオンがある環境下において、ナチュラルクラスターイオンが人間の脳に対してどのような影響を及ぼしているかを検証し、本研究成果を国際学会(ヒト脳機能マッピング学会2015)で発表しました。今後も快適で健康的な環境を創出するために、ナチュラルクラスターイオンの効果検証を進めてまいります。
なお、当部門に係る研究開発費は4億12百万円であります。
この結果、当連結会計年度における研究開発費は6億10百万円であります。
当社グループの研究開発活動については、当社技術本部において、暖房機器、空調・家電機器、住宅設備機器の3分野にわたる商品群により、安全・安心で環境にやさしい商品、快適・健康で心豊かな住空間、便利で経済的な生活を創造・実現することによって、お客様の期待に応える商品開発に取り組んでおります。マーケットインに徹した商品開発を通して、「お客様に喜んで買っていただける商品つくり」の具現化を図っております。
なお、製品の種類別の研究開発活動の主な内容は、次のとおりであります。
(1) 暖房機器
主力商品である石油ファンヒーターでは、最上位機種をモデルチェンジし、「WZシリーズ」を開発しました。「WZシリーズ」の特徴は、3つの省エネ機能(「トリプルエコ機能」)です。第一に火力に応じて気流ルーバーの角度を5段階調整し温度ムラを軽減する機能、第二にセンサーで人の動きを検知して火力調整・消火する機能、第三にワンタッチで最大火力を60%に抑えつつ設定温度を20℃にする機能を搭載しています。消臭性能は当社ラインアップの中で最も優れており、消火時に可動式の温風吹き出し口が閉まり臭いを抑えます。「WZシリーズ」のほか、消臭機能などの快適性能が充実している「VXシリーズ」、広いスペースに適している「EXシリーズ」、使いやすさを重視している「STシリーズ」、コンパクトな「miniシリーズ」、基本性能充実の「Gシリーズ・VGシリーズ」の合計7シリーズ18機種(本体色相別31種類)を開発しました。
なお、当部門に係る研究開発費は1億28百万円であります。
(2) 空調・家電機器
主力商品であるセパレートエアコンでは、選べる再熱&涼除湿、暖かさが続くノンストップ暖房&パワフル暖房の「Wシリーズ」、使いやすく基本機能充実の「Nシリーズ」、冷房のみを使用される方のための「冷房専用シリーズ」、合計3シリーズ17機種を開発しました。「Wシリーズ」には、5.6kWクラス(18畳用)、寒冷地仕様5.6kWクラス(18畳用)の2機種を新規ラインアップしました。
衣類乾燥除湿機では、パーソナルユースの衣類部屋干し乾燥ニーズに最適な新型6.3Lタイプを開発しました。洗濯物にムラなく風を送るオートルーバーを採用し、吹き出し幅は当社従来機種に比べ約2倍としたことにより、衣類乾燥時間を約31分短縮し、約2kgの洗濯物を約99分で乾かします。
なお、当部門に係る研究開発費は69百万円であります。
(3) 住宅設備機器
地中熱・空気熱ハイブリッドヒートポンプ冷温水システム「GeoSIS HYBRID(ジオシスハイブリッド)」では、業界初の地中熱ヒートポンプと空気熱ヒートポンプの連動制御を実現し、外気温度に応じて地中熱と空気熱を効率良く利用するハイブリッドヒートポンプ冷温水システムを開発しました。新製品は、これまでの暖房運転に加え、冷房運転も可能となり、一年を通してご利用いただけます。併せて壁掛け冷温水ファンコイルユニットも新規開発し、幅広い用途に対応できます。今年度は、一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会が主催する「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2016」において、当該新製品の研究開発と商品化が評価され、最優秀レジリエンス賞を受賞しました。また、再生可能エネルギーを活用した環境性能に優れた機器として、環境省が主催する「2015年度 地球温暖化防止活動環境大臣表彰」(技術開発・製品化部門)を受賞しました。
ヒートポンプ式温水暖房システムでは、「コロナエコ暖システム11.6」をモデルチェンジし、屋内暖房だけでなく、融雪システム(ロードヒーティング)への対応が可能となりました。また、新しいメインリモコンの採用により、操作性、視認性、デザイン性なども向上しています。
自然冷媒CO2家庭用ヒートポンプ給湯機の最上位機種「プレミアムエコキュート」では、缶体の保温材に「真空断熱材」を採用し、従来の発泡性特殊成型断熱材と二重に包み込み保温性の向上を図ることにより、CHP-HXE37AX3において、業界トップクラスの年間給湯保温効率(JIS)3.8を達成しました(従来機種CHP-HXE37AX2は3.5)。そして、「給湯量節水機能」と「ふろ湯量節水機能」のダブル節水機能を搭載しました。なお、CHP-HXE37AX3はその高い省エネ性と節水効果が評価され、2015年度デマンドサイドマネジメント表彰において「一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センター振興賞」を受賞しました。さらに、2016年度向けのCHP-HXE37AX4において、ヒートポンプユニットの効率向上とタンクユニットの保温性能の向上を図ることにより、業界トップの年間給湯保温効率(JIS)4.0を達成しました。また、2016年4月1日から始まる電力の小売自由化に合わせ、多様化する電気料金メニューにも柔軟に対応する機能を設けました。
石油給湯機では、水道直圧式(「AGシリーズ」/「SAシリーズ」)・高圧力型貯湯式「NX-Hシリーズ」・貯湯式「NXシリーズ」において、操作性と視認性の向上を図った新リモコンを採用し、「SAシリーズ」の全自動(フルオート)タイプ10機種を新規ラインアップした合計129機種を開発しました。「AGシリーズ」/「SAシリーズ」において、新たに搭載された節水モード・省エネ機能を使うことにより水道代・灯油代を節約でき、また、当社従来品比 約44%減(「AGシリーズ」の場合)/約40%減(「SAシリーズ」の場合)の低消費電力を実現しました。
高効率石油給湯機「エコフィール」では、水道直圧式(「EGシリーズ」/「EFシリーズ」)24機種をモデルチェンジしました。消費電力は当社従来品比、最大約40%減を実現しています。
ナノミストサウナ「ナノリッチ」、美容健康機器「ナノリフレ」、多機能加湿装置「ナノフィール」では、コロナ独自のナチュラルクラスター技術により生成するナチュラルクラスターイオンがある環境下において、ナチュラルクラスターイオンが人間の脳に対してどのような影響を及ぼしているかを検証し、本研究成果を国際学会(ヒト脳機能マッピング学会2015)で発表しました。今後も快適で健康的な環境を創出するために、ナチュラルクラスターイオンの効果検証を進めてまいります。
なお、当部門に係る研究開発費は4億12百万円であります。
この結果、当連結会計年度における研究開発費は6億10百万円であります。
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