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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10080Y2

有価証券報告書抜粋 株式会社ソディック 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度における我が国経済は、企業の収益改善や雇用環境の改善を背景とした個人消費の持ち直しにより景気は緩やかな回復基調にありましたが、期後半にかけては、新興国経済の減速、資源価格の下落、中東・欧州等での地政学リスクの高まり、為替動向が円高に転じたこと等により、市場の不透明感が増しています。海外経済におきましては、利上げを開始した米国では、堅調な雇用を背景に民間消費が底堅く、景気の拡大が継続しており、欧州経済も個人消費の改善を背景に総じて緩やかな回復がみられました。一方、中国及び東南アジア等の新興国市場においては、中国経済の減速を受け、成長は鈍化傾向で推移いたしました。
当社グループが属する機械業界におきましては、国内では、政府の補助金政策や老朽化設備の更新需要により、好調な設備投資需要が継続しました。北米のエネルギー関連の需要は停滞したものの、北米及び欧州では総じて好調な自動車や航空宇宙の分野を中心に旺盛な設備投資需要が見られました。中国及び東南アジア諸国では、下期以降の景気減速の影響により設備投資需要の落ち込みが見られました。
このような事業環境の中、当社グループでは、昨年度に発表いたしました金属3Dプリンタを新たな事業の柱に成長させるべく、既存の工作機械事業や産業機械事業の拡大を図ってまいりました。上半期においては、中国最大の工作機械展示会(CIMT 2015)やタイでのInterMold Thailand2015など国際的な工作機械見本市に、放電加工機をはじめとする多様な製品を出展し、積極的な営業活動を行いました。また、2015年10月にイタリア・ミラノで開催された欧州工作機械見本市(EMO MILANO 2015)においては、リニアモータ駆動ワイヤ放電加工機「VL600Q」や金属3Dプリンタ「OPM250E」をヨーロッパで初出展し、ソディックブランドの強化に取り組みました。さらに、引き続き各事業において研究開発にも力を入れ、最新制御技術を採用し加工性能を向上させたワイヤ放電加工機や車両の軽量化を目指す自動車部品をターゲットとした射出成形機など市場のニーズに対応した製品を開発いたしました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は前連結会計年度比20億55万円増(3.3%増)の651億46百万円となりました。また利益面では、営業利益は前連結会計年度比14億61百万円増(29.9%増)の63億53百万円、経常利益は前連結会計年度比71百万円増(1.3%増)の57億19百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度比6億17百万円増(17.4%増)の41億67百万円となりました。
なお、当連結会計年度より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 2013年9月13日)等を適用し、「当期純利益」を「親会社株主に帰属する当期純利益」としております。
セグメントの業績は次のとおりです。
工作機械事業 …工作機械事業は、主に放電加工機の製造・販売、その保守サービスや消耗品の販売を行っております。工作機械の設備投資需要は、国内市場においては、政府の補助金政策や老朽化設備の更新需要により、自動車、スマートフォン関連を中心に需要は総じて堅調に推移しました。海外においては、北米地域では、エネルギー関連の需要は低迷したものの、自動車、航空宇宙、医療機器関連からの需要が堅調に推移しました。欧州に関しては、自動車、航空宇宙関連を中心に需要が底堅く推移しましたが、ロシア等一部の地域において減速感が見られました。一方、中華圏においても、自動車、スマートフォン関連などから需要が見られましたが、経済減速に伴い期後半にかけては力強さを欠く結果となりました。その他アジア地域においては、タイやインドネシアは自動車関連などでの需要が振るわず低調に推移しましたがインド等では新たな需要が見られました。以上の結果、当事業の売上高は前連結会計年度比10億5百万円増(2.1%増)の477億89百万円となりました。
産業機械事業 …産業機械事業では、主に射出成形機の製造・販売、その保守サービスや消耗品の販売を行っております。産業機械の設備投資需要は、期後半にかけて国内では、スマートフォン関連からの需要には一服感が見られていますが、自動車関連の車載部品やヘッドライト部品など高付加価値部品向けの設備需要は堅調でした。海外では、北米地域では底堅い需要がありましたが、中華圏を含むアジア地域において、価格競争や経済減速の影響が見られました。以上の結果、前連結会計年度比4億43百万円増(5.4%増)の86億33百万円となりました。
食品機械事業 …食品機械事業は、各種製麺機、麺製造プラントなどの開発・製造・販売、その保守サービスを行っております。国内では、コンビニエンスストアやスーパーマーケット及び外食チェーン向けなどに、調理麺の品質向上を目的とした設備投資需要が継続して見られました。海外においても、アジアや北米地域を中心に、日本食ブームの影響により食品機械の需要が増加し、着実に売上高を伸ばしています。以上の結果、当事業の売上高は前連結会計年度比7億71百万円増(27.6%増)の35億62百万円となりました。

その他 …その他は、精密コネクタなどの受注生産を行う精密金型・精密成形事業、リニアモータやセラミックス部材など独自の技術を活かした製品及びLED照明機器の開発・製造販売を行う要素技術事業、放電加工機、マシニングセンタ及び射出成形機などのリース事業から構成されております。当連結会計年度においては、精密金型・精密成形事業において自動車関連向けに好調な需要が見られ、リニアモータの外販も引き続き順調に推移しましたが、半導体メーカー向けセラミックスの外販が落ち込んだことにより、売上高は減少いたしました。以上の結果、当事業の売上高は前連結会計年度比1億65百万円減(3.1%減)の51億61百万円となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、以下のキャッシュ・フローの増減により、前連結会計年度末に比べ68百万円減少(前年同期比0.2%減)し、当連結会計年度末の残高は273億28百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、65億79百万円(前連結会計年度は82億98百万円の獲得)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益57億48百万円、たな卸資産の減少9億80百万円等の増加要因によるもので、法人税等の支払額14億28百万円、仕入債務の減少12億74百万円等で一部相殺されています。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、27億73百万円(前連結会計年度は1億44百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出24億6百万円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、28億54百万円(前連結会計年度は52億43百万円の使用)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出131億68百万円、配当金の支払による支出11億6百万円によるものですが、長期借入れによる収入が113億44百万円で一部相殺されています。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01504] S10080Y2)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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