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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007YND

有価証券報告書抜粋 株式会社明電舎 研究開発活動 (2016年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループでは、中期経営計画「V120」に掲げる製品競争力の強化を実現するために、構造・熱流体・電磁界などの解析技術や、絶縁材料を含む材料技術などの製品を支える基盤技術力の向上に取り組んでおります。特に重電コア製品である「発電機」・「スイッチギヤ」・「変圧器」・「モータ・インバータ」の開発に重点的に取り組み、新製品創出や既存製品の改良・原価低減を行いました。
当連結会計年度の研究開発費は、連結売上高の4.2%にあたる9,970百万円でした。各事業分野別の研究開発費は、社会インフラ事業分野で4,535百万円、産業システム分野で2,243百万円、保守・サービス事業分野で180百万円、その他事業分野で44百万円でした。また、研究開発本部等で実施している全社共通の研究開発費は2,966百万円でした。

当連結会計年度の主な研究開発の取り組みは次のとおりです。

スイッチギヤにつきましては、真空インタラプタを適用した世界初の145kV-ガス絶縁開閉装置(V-GIS)を開発し、初号機をASEAN地区に納入し運転を開始いたしました。今後は、新しい電極材料や全体構造の改良を継続し、V-GISの適応領域を拡大することでシリーズ化を図ります。
変圧器につきましては、絶縁油に植物油を採用した環境に優しい変圧器のラインアップ強化として154kV以上の高電圧・大容量に対応した技術開発に取り組んでおり、材料面から改良を加えることで製品の長寿命化を目指しております。
電気自動車関連につきましては、競争力強化のために、モータ・インバータの更なる小型化、高効率、低コストに向けた開発を推進しております。
モータにつきましては、小型化・高効率を実現した高速モータ(250kW-20,000回転/分)を開発いたしました。このモータは曝気用ブロアやコンプレッサなどに適用可能で、海外も視野に入れた新たな市場開拓に貢献できるように、更なる高速・大容量製品の開発を進めてまいります。
インバータにつきましては、当社独自の回路方式で世界最小容積・最高効率となるトランスレス高圧インバータの製品開発を行いました。今後はラインアップの拡充を行ってまいります。
基盤技術力の向上におきましては、開発プロセスの革新・改善を目的に大規模解析用コンピュータを駆使した開発手法を確立いたしました。発電機につきましては、製品全体の熱の流れを解析することで装置内の温度分布を可視化し冷却効率を向上させ、製品の小型化・低コスト化を実現いたしました。今後は、この手法を他の製品開発に適用するとともに、モデルベース開発を実現するための高度な解析技術の開発に注力してまいります。
さらに、当社グループの事業や製品の付加価値向上を目的に、電力・中小水力発電・上下水道などの諸設備の保守・点検・維持管理や運転管理を行う、ICT・IoTを活用したワンストップサービスの仕組みづくりを行っております。これにより、お客様設備の運転データ収集・解析を行い、既設設備の稼働率向上や故障の予兆検知を実現することでお客様へ最適運用プランを提案することを目指しております。また、水・環境事業分野で確立したクラウド技術を応用し、国内初の変圧器のオンライン余寿命診断監視システムの開発を完了いたしました。今後は、他のインフラ設備に対してもその技術を応用したビジネス展開を推進してまいります。


事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01744] S1007YND)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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