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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007W6Z

有価証券報告書抜粋 日本コロムビア株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

日本の音楽市場につきまして、配信に関しましては2015年1月から12月(最新情報)における有料音楽配信の売上実績は前年同期比108%となりましたが、当社にとって依然として主要な市場であるパッケージ商品に関しましては、2015年1月から12月における音楽ビデオを含む音楽ソフトの生産実績は前年同期比100%(以上、一般社団法人日本レコード協会調べ)となっております。しかしながら、パッケージ市場につきましては未だに縮小傾向が続いております。
このような状況の中、当連結会計年度の売上高は133億4千3百万円(前年度に比べ5.6%増)となりました。これは主に、市販/配信事業において、アニメ関連作品、ゲームソフトおよびアーティストマネジメント関連事業の売上が好調に推移したこと、特販/通販事業においても、全般的に売上が増加したことなどによるものであります。
損益につきましても、前述の売上の増加に加え、市販/配信事業における利益率の高い過年度発売作品の売上が堅調に推移したこと、特販/通販事業における利益率の高い音源使用にかかる売上が好調に推移したこと、さらには、昨年度に実施した組織改革のための転進支援施策により全社的に固定費が大幅に削減したことなどにより、営業利益は12億円(前年度は営業損失8億9千5百万円)となり、経常利益も12億1千3百万円(前年度は経常損失8億6千2百万円)となりました。
また、米国における連結子会社に対する出資の全持分を譲渡したことに伴う特別損失5千9百万円を計上したことなどにより、親会社株主に帰属する当期純利益は9億7千3百万円(前年度は親会社株主に帰属する当期純損失16億4千6百万円)となりました。
セグメントの業績の概況は、次のとおりであります。

〔市販/配信事業〕
アニメ関連作品、ゲームソフトおよびアーティストマネジメント関連事業の売上が好調に推移したことなどにより、売上高は100億2千1百万円(前年度に比べ8.8%増)となりました。損益につきましては、前述の売上の増加に加え、利益率の高い過年度発売作品の売上が堅調に推移したことなどにより、営業利益は15億8千2百万円(前年度は営業利益1億9千9百万円)となりました。
主な作品といたしましては、「美空ひばり」の初出し映像、歌と演技、語りでつづった“宙(そらから)”をはじめ、「氷川きよし」の新・演歌名曲コレクションシリーズの第1弾アルバム“新・演歌名曲コレクション -さすらい慕情-”、名古屋発の4人組ロック・バンド「04 Limited Sazabys」のファースト・フル・アルバム“CAVU”、人気声優「内田彩」のセカンドオリジナルアルバム“Blooming!”、“手裏剣戦隊ニンニンジャー”シリーズ、すみっこにいるとなぜか落ち着く、ほんわかキャラクター「すみっコぐらし」が商店街にてお店を始めるニンテンドー3DSソフト“すみっコぐらし おみせはじめるんです”などの自社制作作品が、売上に貢献いたしました。

〔特販/通販事業〕
全般的に売上が増加したことなどにより、売上高は20億8千8百万円(前年度に比べ19.6%増)となりました。損益につきましては、全般的に売上が増加したこと、特に利益率の高い音源使用にかかる売上が好調に推移したことなどにより、営業利益は11億3千5百万円(前年度は営業利益7億2千7百万円)となりました。

〔その他〕
売上高は12億3千3百万円(前年度に比べ26.2%減)となり、営業利益は3億7千万円(前年度は営業利益2億4百万円)となりました。

当社グループは、依然として市場が低迷しているパッケージ商品に依存している状況からの脱却を図るため、新規事業強化への構造改革が急務であるという認識に基づき、成長分野への経営資源の集中投下を行っており、アーティストマネジメント関連事業など一部に事業規模拡大の兆しも出てまいりましたが、未だ事業の開発段階であります。
このように、当社グループを取り巻く厳しい経営環境に対応し、将来を見すえた新規事業強化に向け、昨年度には組織改革のための転進支援施策を実施するとともに、より一層の意思決定の迅速化を図るため、2015年4月1日付で代表取締役を1名体制にすることといたしました。
さらに、アーティストの発掘、育成と、各アーティストの特性を活かした様々な音楽関連商品やサービスを開発・提供していくことを強化するため、2015年4月1日付で社長直轄の独立事業部としてマネジメント事業部を創設し、ロックアーティストやインストゥルメンタルアーティストを中心とした、いわゆる360°ビジネスによる収益確立に向けた取り組みを加速いたしております。
なお、今後も、フェイス・グループの一員として戦略的パートナーシップを構築していくことにより、グループ全体で注力するアーティストの育成や様々な音楽関連サービスを充実させるとともに、グループ一丸となって音楽業界にイノベーションを起こすべく事業にまい進してまいります。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動の結果、増加した資金は14億6千2百万円(前連結会計年度は5億8千8百万円の資金の減少)となりました。これは主として、税金等調整前当期純利益の増加によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動の結果、減少した資金は2億4千8百万円(前連結会計年度は2億2千8百万円の資金の減少)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動の結果、減少した資金は2億6千3百万円(前連結会計年度は5億4百万円の資金の増加)となりました。

以上の結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ9億5千1百万円増加(前連結会計年度末は3億4百万円の減少)し、45億4千2百万円(前連結会計年度末は35億9千万円)となりました。


従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01787] S1007W6Z)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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